CPBL各チーム先発投手陣のQS(クオリティスタート)を調べる

QS(クオリティ・スタート)とは、野球における投手の成績評価項目の1つ。先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内に抑えた時に記録される
QSの比率(QS率)は先発投手の能力を表す。同様に投手の能力を測るために使われる勝利数は、打線による援護点や後を受けた中継ぎ投手の成績、先発投手を続投・降板させる監督の采配などに影響されるため、先発投手の純粋な能力評価には適さない。しかし、QS率は「どれだけ試合を作れたか」を表す指標である一方で、その算出に用いられる自責点には投球以外の要素も大きく含むため、QS率単独のみでも投手の純粋な能力を測る指標とはならない。

上記の通り、QS率は高ければ高いほど、先発投手として試合を作る安定感があるとされる。
つまり、首脳陣からすると計算ができる投手ということになる。

各投手の負担軽減を理由に、昨今ではプロ野球でも投手の分業制が主流となったが、かつてのように回数を稼げる安定した先発投手の存在は、チームのブルペン陣にも良い影響を及ぼす。例えば、ある投手のQS率が高い先発投手が登板する日には、一部の中継ぎ投手に休養日を与えることで、その後の戦いに備えることもできるのだ。

今シーズンも始まったばかりの台湾プロ野球ペナントレースでも投手の分業制の傾向が明確に見える。そこで、今回は各球団でQSを記録した投手について調べた。

味全龍・富邦悍將
該当選手なし

台鋼雄鷹
4/5 笠原祥太郎 6回108球 自責点0 Win
4/3 江承諺 6回74球 自責点0 Win

中信兄弟
4/6 魏碩成 6回88球 自責点3 
4/5 艾士特 6回96球 自責点1 Win
4/3 德保拉 6回86球 自責点1 
3/31 猛登 7回93球 自責点1 Win

樂天桃猿
4/5 黃子鵬 6回107球 自責点4 Lose
4/3 霸威斯 6回113球 自責点2 Win

統一7-ELEVEn獅
4/4 羅昂 6回66球 自責点1 Win

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