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教室の隅で丸くなる

HSP中度。
スマホの診断ではじき出されたのは意外な結果でした。
アスペルガーでもないし、ADHDでもない。
今はASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)って言うんだっけ。。

教員として、ある程度の発達障害の知識は一般の人よりあるつもりでしたが、「HSP」は最近まで知らない言葉でした。

※生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
HSPは環境や性格などの後天的なものではなく、先天的な気質、即生まれ持った性質であることがわかっています。
by マドレクリニック
http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-22/


私のHSP度合いはさておき、「普通って幸せなことだなぁ。」って思うのです。
(この場合の「普通」というのは、「数が多い」ということです)
この感覚は、私が10代、20代の時に「少数派」で「孤独」だったからだと思います。

30歳を目前にした今の私が、10代の私に戻れたなら、そりゃ〜もっと上手く立ち回れたと思うのだけれど、、、まぁ現実にタイムリープは無理ですからね(^^)

HSPでASD傾向(といってもセルフ診断しかしてないけども)のある女の幼少期だと思って軽く読んでもらえると嬉しいんですが、ガールズトークや見えない社会の枠が理解できないために、見事に集団行動ができない10代。20代前半を過ごしてました。
しかも、変わり者だからか、顔立ちが派手なせいなのか、変な意味で目立ってしまうんですね笑
「普通」の方の「普通」を私は持ち合わせないし、数の多い「普通」の彼らは少数派を理解しようとすることはないわけです。

女としては致命的なことに、集団行動が苦手でした。「人間らしいイヤラシサ」が出現する小学校5年生くらいから学校に馴染めず、教室の中で派手な子たち、元気な子たちが起こす嵐が吹き荒れるたびに体を縮めて、何をしてもチクチク刺されることに疲れて、時々学校を休むようになっていました。
クラス替えの度に起こる、女が仲良くなるついでの陰口大会も、真面目すぎて無視を決め込む派だったって事も(鈍ちんな私は、瞬発的に叩き返す度胸も語彙もなかったから、そうする事が一番のように思ってました)悪手だったのかもしれません。
高校はなんとか通ったものの、人生最悪の噂話からの派生なのか、知らない人間から受ける理由の分からない舌打ちと痴漢騒動で大学は人間不信のピークで、電車にも乗れず、昼も1人、出席数ギリギリで単位をとって、大学を卒業しました。
「普通」の彼らの方が、友達も多くて、彼氏彼女も居るのに、なにが悔しくて舌打ちなんかするのか、単独行動の女を見下すと気分がいいのか、何がそんなに不幸なのか、結局よく分かりませんでした。

 いやはや、大人になるって素晴らしい。自分の身を置く環境が自分で選べるのだから。
 今の私ならきっとそうはなるまい。でも、昔の私には、よく頑張ったねと言いたい。3回この世に踏みとどまった時にだいぶ運を使ったのかもしれないけれど笑

 当時、何らかの縁で自分のことでいっぱいいっぱいだった私と一緒に居てくれた子たちには本当に感謝しています。ありがとう。元気にしてるだろうか?

大人になって、自分の得意、不得意、好き、嫌いを理解する度に生きやすくなっている。

学校が好きじゃなかったから、教室運営は得意なんだろうね。お調子者をシメなきゃいけないタイミングがわかるから。

運は「貯めて」「使う」ポイントカードと同じ。
しかも、私は先人たちが「貯めて」くれた安全安心の国に生きている。
運の良い私は、しっかり「貯めて」これからの未来に使いたい。
教育や福祉のようなボランティア施設を道楽でできるくらい稼ぐっていうのが今の目標なのです。

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