やっと一息

そうなんです
先日やっと進級に必要な要件を全て満たしました。情緒不安定なわたしにとって期限つきのレポートや周りに足並みを揃えて勉強しなきゃいけない試験、何より鬱症状にありがちな不眠や倦怠感、思考の停滞を乗り越えての実習は毎年地獄です。

でも全部卒後の仕事に直結する内容なんですよね、、

今日は鬱の時に現れる世界の中でわたしが綺麗だと思うものについて少しお話したいです。抑うつ症状を持つ方全てに共通する話ではないです。というか私だけなのかもしれません。

冬の景色って透き通るような、何処までも澄み渡るような感じがする様な気がしませんか?わたしが鬱の時はなんとなくそんな風景に感じるのです。明るいのに何処か薄暗くて、冬の朝日のような。そしてその暗さは鬱という感情に思考のほぼ全てを占領されて、、まるで暗い水の底でいつまでも溺れ続ける私を揺籠のように包む… とてつもなくしんどくてつらいはずなのに何処かにほんのひとかけらだけ安らぎのような感情を覚えるのです… 冬の空や朝日、夕日を見ていると…

もうすぐ冬なので少しそれが楽しみではあります、ただわたしも少しずつ変わっています…
双極性障害は治療を続けているので昔ほど気分の波は激しくないのですが治療の効果が実感できるにつれ、昔の自分が鬱の時に見えていた景色、世界を感じられ無くなってくるのです…

治療の効果があらわれるのは嬉しいことには違いありませんが私は少しそれが寂しくあります…
躁鬱を引き起こすお化け追い出すのと一緒に自分の心の一部を奪われました…
あの時の自分が世界の美しさを1番よく知っていたと思うのです

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