【R18】バブ外伝疵穴 -スカーアナル-【前編】

???「ハァ、ハァ……。」

俺の名はICTべいびー、サーバの運用担当だ。
今日は開発の課長と遅くまでバトルを繰り広げ、なんとか要望を通した。
しかし、度重なるあるべき論の応酬に俺の心はボロボロだ。
荒んだ俺を止められるヤツは誰もいねえっ!!!


時刻は21時。
神田の町に解き放たれた俺はコンビニに立ち寄り、スーパードライのロング缶を二本購入した。
そのうちの一本を軒先で一気に飲み干した。
そして、もう一本のフタを開け、思いを巡らせる。

今日は破滅的な気分だ。
開発に要望を通したとはいえ、開発は常駐先の人間。
つまり客だ。
当初はヒートアップしていたものの、少し頭を冷やしてから悪手を打ったことに気付いた。
勝負に勝って試合に負けた、というやつか。

明日以降のことを考えると憂鬱だが、ひとまず今日のことを考えよう。
このまま帰って寝るのも癪だが、いつもの女に会う気は起きない。
仕事での失敗を女で慰めないポリシーだからだ。
そうだな、こんな時は……。

「都内 ニューハーフ 掲示板」

スマホに表示されたGoogleの検索結果を眺めながら街中を歩く。
ある程度画面をスクロールした後に、トップの方に戻る。

今日は「カナジョ」というサイトを探索することにした。
サイトは掲示板形式になっており、気になる投稿があれば、名前欄に設定されているリンクから相手にメールを送れるようだ。
サイトは盛況で、一時間以内でもそこそこの数の投稿がされている。
投稿を確認してみると、ニューハーフのほかにもMTF・女装子など様々な属性の人がいるらしい。
おっぱいもちんちんもある方がいいので、工事済である確率の高そうなニューハーフから今日の相手を探すことにした。

補足だが、俺は現時点では未貫通だ。
それどころか、自分以外の竿を触ったこともない。
だが俺は心に決めていた。
今日これから問われることには、すべてイエスと答えると

画面をスクロールする中で、目にとまる投稿があった。
「条件付きですが神田で会える方を募集しています。こちら30代ニューハーフです(写真付)」
ふむ、ロケーションも募集条件もばっちりだ。
写真は胸元しか写っていないが、シリコンがパンパンに詰まった乳を携えている。
繁華街でしか見たことないタイプの乳だ、興奮してきた。
俺はスクロールをやめ、彼女?にメールを送った。
彼女?のことは以降Kと呼ぶ。

俺「Kさん、はじめまして。べいびーと言います。24歳の男で、神田でサラリーマンをしています。」
俺「カナジョの投稿を見てメールしました。ニューハーフの方とのやりとりは初めてですが、条件が合えばお会いしたく思いメールをしました。」

K「はじめまして。条件は15Kで指定のレンタルルームでプレイすることです。」
K「条件がOKなら返信ください。はじめてなのでヒアリングしながら楽しみましょう。」

俺はKからの条件に合意する旨を返信し、待ち合わせの詳細を決めた。
22時、つまり30分後に指定のレンタルルームの前に集合することになった。
AV脳だった俺は「指定のレンタルルーム」という言葉が引っ掛かり、盗撮されるのか、店ぐるみで何かされるのか等想像を働かせた。
しかしすべてがどうでもよくなっていた俺は、待ち合わせ場所へと歩む足を止めなかった。
少し早めに現地へ到着し、残っていたビールを飲み干す。

そして待つこと数分、背後からダミ声で俺の名を呼ばれた。
K「あのー、べいびーさんですか?」
俺「はい、そうです。はじめまして。」

振り返った俺は戦慄した。
そこには30代とは思えない容貌の男が立っていた。
いや、確かに乳はある。
しかし顔は白塗りの男だ。
ただ待て、髪は茶髪のロングだ。
俺は自身の固定観念の両端を行き来する情報の数々に頭がバグりそうになるも、覚悟を以ってそれを振り切った。

K「あら、すごく男前なのね。本当に大丈夫?」
俺「はい、大丈夫です。むしろ、不慣れだというのに会っていただきありがとうございます。」
K「リードするから安心してね。さっ、入りましょう。」

Kはそう言い、地下へと続く入口を進んでいった。
Kはそのまま慣れた様子で受付を済ませ、鍵を受け取ると部屋まで先導してくれた。

ドアを開けるとそこには3畳あるかないかの部屋があった。
奥にはベッドがぽつりとある。
そして部屋の隅にはシャワールーム。
なるほど、これは確かにホテルではなくレンタルルームというべき間取りだ。

感心していると、Kはドアを閉めながら俺に訪ねてきた。
K「今日はどうしたいの?アナルはする?」
俺「するっていうと、どっちのほうですか?」
K「どっちってwあなたはじめてなんでしょ?入らないんじゃないかしら?」
俺「どうなんですかね、よくわからないもんで」
K「試してみる?」
俺「はい、お願いしてもいいですか。」
そう、今日の俺はすべての問いにイエスと答えるのだ。

Kは俺の返事を受け取ると、カバンを探りはじめた。
そして何かをとりだすと、服を脱ぎ四つん這いになるよう促した。
俺「わかりましたけど、なにをするんですか?」
K「浣腸よ。そのまま入れたら汚いでしょ?」
なるほど、と言われた通りにする。
k「いい?入れ終わったら私が良いって言うまでお尻を思いっきり閉じるのよ?」
そう言うや否や尻に異物感が走ったが、浣腸自体はあっけなく終わった上に、その直後もなんともなかった。
余裕のあった俺は待ちながら他愛のない話をした。
なぜ俺は掲示板を使おうと思ったのか、Kは普段はなにをしているのか。
そして数分経った頃だろうか、俺の腹は強烈な不快感に襲われた。
俺「うっ……あの、これ……。」
K「あら、そろそろかしら。部屋を出て突き当り左にトイレがあるから行ってらっしゃい」
そう言われた俺は部屋を飛び出しトイレにダッシュした。
幸い漏らすこともなく腸を綺麗にした俺は部屋に戻りシャワーを浴びた。
俺に続いてKもシャワーを浴びにく。

身体を拭き終わりベッドに座ったところで、Kがシャワールームから出てくる。
服は着ていない。
改めてじっくり見てみると、産後崩れした熟女にシリコンのデカ乳とちんちんがくっついているような身体だ。
なお、ちんちんはピグモンの親指のように細長く、俺よりデカかった。

後編へつづく。

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