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デモクラティックスクールまっくろくろすけ

あおいとり通信 vol.3
~デモクラティックスクールまっくろくろすけ 2020.03.16

 20歳の時に「まっくろくろすけ」という名前の、オルタナティブ教育の場に関わっていました。デモクラティック?スクール??オルタナティブ?教育??と、横文字だらけだし、聞いたこともない組み合わせの方も多いかもしれません。
 いじめや不登校、果ては教師間のいじめなど、子供と教育を取り巻く環境で問題が色々と取り沙汰されている昨今。「既存の学校教育が不安」「子どもが学校に行きたがらない」「では他にどんな選択肢があるのだろう?」
「オルタナティヴ」というのは英和辞典を引くと「もう一つの」という意味であるように、「いわゆる学校教育」とは違ったアイデアで、子ども達への学びの場を提供している場所です。モモの家にご縁のある人たち向けにいうと、モモの家そのものがデモクラティックスクールです。モモの家についてそこにきたことがない人に説明するのが難しいのと同じくらい、まっくろくろすけについて正確に説明するのは難しく、しかし一旦そこで繰り広げられている光景を見れば腑に落ちるというような場所です。
 さてそういうスクール?に一定期間在籍し、巣立ちの時を迎え世に出た子どもは、どんな大人になるのか。彼らはそれぞれ、どのような目で「いわゆる普通の」社会を見、「いわゆる普通の人たち」との間で問題を抱えた時、どう対応しているのか。
教育を学ぶ学生、我が子の教育環境を心配する親たちが少なからず1度は考えるであろう問題を、その当事者であるスクールの卒業生が、現実の社会に出た際に経験し、他の卒業生たちにインタビューして内容をまとめ、本にするという企画を立てました。
 2018年の10月にインタビューの依頼をいただいた時はカナダにおり、ちょうど一時帰国したタイミングでインタビューを受けました。そしてこの度本の出版通知を受け取りました。
 ここだけの話、デモクラティックスクールを卒業してもなお「大人のデモクラティックスクール」に関わり続けている私は、まだ卒業できていないのかもしれない、と、進呈された本の登場人物(私以外の卒業生達)のインタビューを読んで、一人内省してしまいました。
 子どもの教育にご興味をお持ちの方、「モモの家みたいな学校」に興味のある方はぜひ!モモの家にも一冊寄贈したので、来モモされた際にお手にとって見ていただけたらと思います♪ 作者二人の自費出版なので、購入していただければ更に嬉しいです!
本の問い合わせはdemocraticbook@gmail.com までよろしくお願いいたします。

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