UberEatsのこれからの稼ぎ方
▼漫然と配達してると「疎外」される
スマホに指示された店に商品を取りに行って、客のところに配達するだけ…
注文が入ってしばらくすると知らない配達員が店に現れて、商品を渡すだけ…
配達員もレストランの店員も機械的に動いているのが日常です。
ウーバーイーツは完全に分業が進んでいて、配達員のしていることは、大きなビジネスの中の小さな歯車と化しています。
ここで、マルクスのいう「疎外」が起こります。今の言葉で「疎外」というと「仲間はずれ」と捉えるかもしれません。ですが、マルクスのいう「疎外」は違う意味で、簡単に言うと「疎遠なものになってしまう、関係ないようなものになってしまう」ということです。本来、ぼくたちの仕事は消費者に喜んでもらうため、誰かの役に立つために行っているはずです。その昔、人々が自給自足で暮らしていたころ、自分の「労働」が何のためなのか、それはどんな意味があり、何に役立っているのかを実感していました。しかし、資本主義が発展し、仕事が細分化され、単調な作業の繰り返しになると、仕事が"疎遠なもの"に感じてしまいます。そしてやる気を失っていきます。自分の仕事が何の役に立っているのか、そもそも自分たちは一体何の仕事をしているのかわからなくなってしまうのです。
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