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ラブホで生ビールを売ってみる

こんにちわ!

前回投稿した記事の続き的な話です。

「ラブホで生ビールを売ってみる!」

今では、あちこちのラブホで生ビールを提供していますが20年程前は、ほぼ皆無でした。


では、なぜラブホで生ビールを売ってみようと思ったのか?

時代的背景として、

1.ラブホ業界は右肩下がりで、どのラブホも集客と収益確保に困っていた。

2.発泡酒(第3のビール)が台頭し始めて、ビールが売れない時期であった。

そんな負け組が、偶然にも出会ってお互いにタッグを組むこととなったんです。


事の始まりは、酒問屋が4大ビールメーカーの1社を連れて来たのがはじまりでした。

旅行業やラブホ業なのになぜ?って思いますよね。まあ、私も素直になぜ?って思いました。

話を聞いてみると、「旅行業をやっているのならホテルや旅館に繋がりをもっているだろう!紹介してもらってアルコール類を納品したい!飛び込み営業で行くよりも付き合いのある旅行会社から紹介してもらおう!」という担当者の発想からでした。

あぁ、なるほど~って思いまして、早速何十年の付き合いがあるホテルや旅館のオーナーに電話をして納品出来るようにお願いしました。

まあ、ここまではよくある話で、後日メーカー担当者がビールサーバー一式を持って遊びに来ました。

いそいそとサーバーをセッティングする担当者さん。

ん?ここ会社なんだけど?って思いつつも、「お客様をご紹介いただいたので工場から出荷されたばかりの樽を持ってきました飲んでください!」と。

素直に言って、その当時はビールがあまり好きではなく、ワインと焼酎を飲んでいたので乗り気では無かったです。

でも、飲んでみるとビールって入れ方や鮮度で全然違うんだ!と目から鱗でした。


ダメ元で「家に置きたい!サーバー一式ちょうだい」ってメーカー担当者に言ったところ。



当然ダメでした。。。。。。。。

ちくしょうって思いましたが、そこでピン!と。

個人宅がダメなら事業所なら良いだろうと。


そう、そこで冒頭に書いたラブホに設置して生ビールを売るということに考えにいたりました。

缶ビールや缶チューハイを持ち込まれて廃棄費用が掛かるなら、樽は回収してもらえる、ジョッキで提供すれば廃棄物は出ないということで、まずは交渉と!

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メーカー担当者さんへ「うちのラブホで生ビール売りたいから、サーバー一式無償提供して!」と。

担当者さん面食らったらしく「ラブホテル様から生ビールを売りたいという申し出が初めてなので、上司に確認します。」と。

ありゃ?またやっちまった?と思っていましたが、数日後。

「上司に相談したところ、全く新しいケースですが前向きに対応したいので、近日中に上司と伺います。」と。


ほぇ~酔狂な上司さんだなって思いました。

4大ビールメーカーの一角なのに、ぶっ飛んでやがるなと。

が、結果オーライ大好きなので、担当者さん・上司さん・酒問屋と打ち合わせをしました。

「どのような戦略で、生ビールをラブホで売られるんですか?」と上司さんからきかれましたが、その話は次回以降に。

で、結果としてビールサーバー一式・業務用冷蔵庫・ジョッキを無償提供してもらうことに成功しました。


ちなみに、生ビールの売り上げは、毎月150~300万円売っていました。

それまでのラブホの毎月の売り上げは、1,200~1,600万円だったので約10%以上売り上げアップです!

初期費用無しの商売っていいですよね!メーカーさんには感謝されるしコラボ大好き!

ダメもとで言ってみて成功したパターンです。

既成概念に囚われずやってみる事って大事です。

なので、私は年齢を問わず新しい発想でチャレンジしていく人は大好き!

不動産やコンサルティングでコラボしたい方と語り合いたいです。


次回は「ラブホで生ビール売ってみたらこうなった」です。

サブタイトルは、生ビール以外も売ってみよう!です。