4年だって十分長いよ

JCSに観戦枠で参加していました。去年は僕も含めてチームから3人が出場し、その中でせと君が世界権利を決めてくれました。とはいえ彼の権利獲得自体は嬉しいものの僕がDay2に進出しながら世界権利を逃した悔しさもかなりありました。喜びと悔しさがひしめき合う、まさに微妙な心境でした。

あれから1年、僕はJCS優先権すら取れず札幌でのDay2がようやくという不甲斐なさでしたが、チームの他のメンバーは頑張っていました。4人が権利を獲得し、彼らの応援のために今回は観戦枠で参加しました。今回は純粋に応援することができます。

チームの3人は早々に敗退してしまいましたが、ともぽん君が勝ち残ってくれました。9-1での進出と翌日に結構な余裕を残すこともできました。実際、Day2では序盤に0-2,1-2と苦しい立ち上がりになっていながらも配信卓で有利マッチをストレートで勝利し、次戦も同様に勝ってオポに依らない世界権利を決めてくれました。あのときは叫んでしまってすいませんでした。

スーパー多趣味な僕が今もポケカを続けているのは、ポケカそのものの楽しさというより、人との交流に価値を感じている側面が強く、中でもその重要な部分を占めているのがともぽんくん、akさんとの3人で偶発的に始まったコミュニティです。2020年、コロナが始まってすぐのLimitless前に超絶アグロをして全くの赤の他人を練習に誘ってから、もう4年が経っている計算になります。その3人から増えて今や10人越えの大所帯になり、CLの度に5人程が集まって合宿できる程度にはなったのですが、そんな中寂しさも同様に感じていました。昨年は僕がCLを中心にかなり勝たせてもらい、そしてせと君が世界権利を獲得しました。今シーズンは野村君が調子良く、4連続Day2等の結果を出していました。

一方で2シーズンにわたって風向きの悪かったのがともぽん君でした。CLに出るそもそもの機会にも恵まれず、さらに内ひとつを壮絶な体調不良で棒に振ってしまう始末。JCSやWCSでチームのみんなが集まった中でともぽん君だけがいないという場面もありました。WCSの閉会式、彼だけ忙しく一緒に写真を撮れなかったのは今でも申し訳なく思っています。そして横浜、京都も彼のいない合宿が続いていました。あまりに彼と会うタイミングがないのでロンドン帰国後3時間で愛知に凸ったり、今回もジャッジですらないのにわざわざ横浜まで応援にきました。

僕が彼を誘ったのはひとえに、ヘラクロス入りのルカメタフーパが鮮烈に印象に残っていたからです。しかしそれ以来彼の大型大会での目立ったリザルトはなく、僕やakさんがスリーブを取っている中で取り逃がしていることをとても気にしているようでした。それがついに大型大会でこれ以上望むべくもない結果を出してくれたのは本当に嬉しく思います。彼曰く15年間夢見続けた世界大会に行けたというのは感無量のことでしょう。しかし僕にとっても4年間、初めは緩やかに、そして次第に明確に意識し出した目標を達成した瞬間でもありました。4年だってこの思いが育つには十分長すぎる期間です。4年間、とても濃密な経験ができてそれがこういう風に結実したことを本当に嬉しく、誇らしく思います。

彼とやってないとこんなに謎に北海道の友人が多いなんてことには絶対なっていませんし、ジャッジ資格も取っていなかったでしょう。昨年からの種々の経験は、2人のジャッジ持ちの友達に煽られた末の産物でした。ハワイにはともぽん君、Pyde(タイのJCS相当で準優勝した こっちも本当におめでとう),Fabien(この人は当たり前に世界権利取っててそれはそれでかっこいいですね)と選手だけでも会いたい人が大勢います。まだ何もわかりませんが、彼らを現地でサポートすることができると、チームに限らず僕の今シーズンも良い結末だったと言えるのかなと思います。でもやっぱり来シーズンこそは選手で思いっきり練習に打ち込みたいなあ。2年連続世界権利を輩出してるのも本当に上出来ですが、来年以降は複数人で楽しめて、最終的にときどハウスみたいになったら夢みたいですね。

何はともあれ本当におめでとう。ホノルルでも頑張って!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?