My Favorite Music 2023

なんというよりもアドカレというカルチャーそれ自体が大好きなので、ポケカに限らず興味のあるものは色々書いていくし興味ないものもこの機会にこそと色々手当たり次第にトライしています。今回はそんなうちのひとつ、今年良かった曲を5つ紹介しようというものになります。この企画の他記事は以下をご参照ください。

前置きはほどほどに曲の話をしたいと思いますが、それよりも僕がどういったジャンルを聴くのかというのをまずはすべきかと思います。昔はボカロばかりを、そして高校時代はB'zと久保田利伸とスティーヴィーワンダー、さらにはマイケルジャクソンばかりを聴いていた僕ですが、その久保田/スティーヴィー/MJ ismから現在はファンク、フュージョンと呼ばれるジャンルを多く聴いています。もちろんR&Bは未だ大好きでたとえばブルーノマーズも聴きますし変わらずB'zは大好きですのでロックに縁がないというわけでもないのですが、ロックバンドで聴くのはB'zとThe BEATLESが精々で、あまり人との話題に向かない音楽にどんどんとハマっていってしまいました。

たまに気が狂っては音楽の話をしていますが、なかでもユルユルリズムに発狂していることが多いです。というわけで、タイトで間違いないリズム感とグルーヴに酔いしれられるバンド/ミュージシャン/ユニットから選出しました。僕の何よりのMy Favoriteが今年はツアーイヤーで制作を全然してくれていないので選出がないのは寂しいですが、後語りでDirty Loopsへの愛はぶつけます。では本編になります。

The Abyss / KNOWER

Louis節としか言いようのないドラムサウンドにMononeonのベースが加わり、さらなる深みが増した今回のKNOWERサウンドですが、中でもこれはThe Louis Cole Stuffといった感じで聴いててとても気持ちのいい一曲に仕上がっています。

WELLLL / Jacob Collier

もしJacobがロックをやったらどうなってしまうんだろう、誰もが想像したことと思います。それがついに実現したのがこの曲で、ロック調のギターサウンドが主軸にありながらコーラスの重ね方やコード進行はまさにJacobにしかできないものになっており、ロックともフュージョンとも取れない、未知のジャンルに綺麗に昇華させた一曲です。あまり音楽に詳しくはない僕ですが、Jacobには彼の音楽を通して各々が己がうちに秘める音楽小宇宙と交信させ、その世界をどんどんと広げてくれるような、そういう魅力を感じます。そんなJacobの一大プロジェクト、Djesse Vol4のリリースも発表されましたがそれは来年を待たなくてはならないということで、もしかするとこの企画がJacobの名前を5回書いて終わっていたかもしれませんが今回は1曲に留まってしまいました。早くDjesse聴きたいし何より早くまた来日公演をしてくれないと生きていられません。

The Grid Generation / Cory Wong feat. Louis Cole

カッティングギターの天才Cory Wongとすでに紹介した名ドラマーLouis Coleの共作で、そこには節々にSnarky PuppyのDNAを感じることができます。コード進行はまさにリーグ節といった具合ですが、そのビートを司るのはルイスはルイスでもラーネルではなくコールです。あの重厚なサウンドをColeらしさで彩るというのは、Lingus以降各所に見られるSnarky ismの中でもひとつ違った革新的なサウンドになっています。もちろんラーネルやSnarky Puppyも愛してやみませんが今年は新譜がなかったということで選外になってしまいました。もし昨年のアルバムも入れていいのならPineapplesは欠かすことができなかったでしょう。

GO AHEAD JO / Hudson Horns

Jacob Collierのツアーに欠かせない存在がAlita Mosesです。コーラス、ボーカルさらに時にはパーカッションと多彩な才能を発揮し、今年のツアーのIn too deepなどはまさにそれが余すことなく表現されたものですが、そんな彼女がリードボーカルを務めるバンド、Hudson Hornsから一曲を選びました。Hornセクションの重厚なグルーヴとAlitaの伸びやかなハイトーンの相性は素晴らしく、さらに最後のトロンボーンソロへのビルドアップなどは壮観です。ファンク色の強いLove don't cost a thingやShake Ya Assも最高ですので3曲合わせて聴いてみてください。

Supermodel / Måneskin

音楽性も素晴らしいバンドですが、彼らを音楽だけで語るのは無粋そのものです。セクシャリティ、ドラッグ、ファッションアイコン、というよりGucci…。彼らはその突拍子もないスタイルというのを地に足ついた音楽の実力で説得力に変える、稀有なバンドです。中でもギターとボーカルのリズム感が素晴らしく、それの際立つ一曲として今回はSupermodelを選びました。先行シングルとしては昨年発売ですがこれの収録されたアルバムRush自体は本年リリースというところでギリギリセーフということでお願いします。

My all time best

ここまで音楽の話をしてDirty Loopsの話をしないというのはあまりにも嘘ということで、5曲の紹介は終わりましたが最後にこの話だけさせてください。Dirty Loopsが僕は好きすぎるのです。それとSnarky Puppyの話は今度します。SnarkyはLingusでああいう大衆ウケしにくそうな音楽が商業的に成功することを示し、音楽シーンに新たな地平をもたらした革新者で、これについても語りきれない魅力があります。が、一応Grid GenerartionでSnarky欲はギリギリ解消されたので今回はDirty Loopsだけです。いや、もう十分してるか。

好きなミュージシャンというとJacob ,Louis, Snarky Puppy…..と数々挙げられますしこれらに順位がつくことはありませんが、1位はぶっちぎりでDirty Loopsです。Dirty Loopsが僕に新たな世界を見せてくれました。Dirty Loopsがなければここまであげたような音楽に僕は辿り着いていません。そしてどれだけ多くの音楽に触れても、この三位一体の魅力に適うことはありません。昔好きだった音楽を久しぶりに聴くと今やその緩いリズムに耐えられないという思い出の滲む機会も増えてしまいましたが、その中で彼らには燦然と輝く魅力と技術があります。

この世のありとあらゆるドラマーよりAaronが最高だし、ありとあらゆるベーシストよりHenrikが最高だし、これを越えるリズムセクションは今後地球上に現れないように思います。そしてMjカバーも簡単にこなすJonahもジャズピアニストとしてもボーカリストとしても唯一無二の存在です。僕の心を掴んで離しません。あまりに大好きです。

互いに大好きな盟友3人が同じものを作っているのがこんなにも楽しそうにしているというのがどれほど素晴らしいか。そしてその世界に誰も入り込ませない圧倒的な実力と独創性も言うに及ばずです。そんな彼らが今年はリリースも来日ライブもないというのは寂しい限りです。というわけで今年は選出できませんでしたが僕のAll time best2曲を最後に載せて終わります。


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