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手紙(はるちゃんおめでとう)

物干し場で奥さんと交わす雑談の心地よさ


はるちゃん
誕生日おめでとう。

誕生日の祝い方って分からないけど、貴方の旦那様からはるちゃんを紹介してもらった時、友達の奥さんという枠がすぐに外れて、僕にとっても大切なはるちゃんになったことが昨日のことのように思い出されます。

はるちゃんはもしかしたら旦那さんよりも、自分を素直に導いてくれる存在かもしれません。

それはきっとはるちゃんが、丁寧に、はるちゃんらしい生き方をしていて
モヤモヤして疲れてしまう自分と向き合い、絵を描いたり、花を飾ったり、手抜きの料理にしたって味気なくしない貴方が


自分を自由にすることに愉快に努めているからだと思います。

素朴な自然の中にいるように日常を彩っている分、山の中にいる僕よりもずっと素敵なことだと思っています。

山にいて3ヶ月が経とうとしています。
環境が変わっても僕はあんまり上手に生きれてないです。

でも愉快には努めようと思い
誰かのはるちゃんになれるようにと、力を抜く時間を探して、ポロンポロンとウクレレを弾いてます。


疲れたら疲れた顔も出そうと思っております。

でもそういう自分をなんとなく見守ってくれる小屋の温かさに抱かれながら
もうしばらく僕のワガママな暮らしは続くのだろうと思います。

人間と人間の間で迷ったり苦しんだり。
山も町もあんまり大きく変わらないけど

はるちゃんと同じ空の下、今君たち2人は何をしているんだろうなあ
と思いながら、世間様の時間の区切りに合わせて、誕生日を機に何かを伝えたいと思ったりします。

あの人は
あの子は

今何してるんだろう?

会わなくてもずっと心の隅に映る人がいるというのは、無味乾燥に思える空に爽やかな香りと色を運んでくれるようなもので


それは僕だけが特別に恵まれている。
ということではなくて

誰もが孤独の中で気がづくことができる
ささやかな癒しなのではなかろうか。

思いおこさせる人。
消えていく人。

そんなことを考えながら、はるちゃんの刻むこれからの時が
僕の喜びとなって思い起こされる記憶に変わる楽しみと少しの黄昏も感じつつ

また3人で会えることを楽しみにしております。

いつか間借りではない正式な自分のお店を持ちたい。 これまでに無い滋養と楽しさに満ちたモーニングで 他人様の朝を彩れる様になるまで、その全過程をnoteに残します。 面白かったらサポートして下さい。 貴方も世界でも稀なモーニングの当事者となって見届けて下さい。