短歌

バレリーナスポットライト浴びる雨
浴びない雨の彷徨う香り

旗を振る見上げた空でUFOが
頑張っている君へ、for you

だいたいね思い出なんて煌びやか
だったらもっと磨いてしまえ

並木道歩き続ける僕と君
花は散ったが枝は残った

彼の眉毛が太くて海苔みたい
違うよこれはマレーヴィチの黒

夜がつづく手持ち花火が消えた後
闇のスクリーンに咲いた花

何回も挑戦すると見えてくる
僕らはそれをギフトと呼ぼう

バルコニー珈琲飲んで朝日みる
洗濯干してよと妻の声

長所より短所が好きになりました
本当の愛というのでしょう

数年後あると嬉しい発明は
トイレと布団のコラボレーション

奪われたキャンパスライフ実はそれ
エキサイティング・リアルワールド

ベランダで水やりをする美人妻
俺にかけても花は咲かない

ロミオは地上リチャードギアは3階
俺はタワマンにてプロポーズ

ご飯よりあなたのことを忘れてた
アメリカンジョーク?本当なの

強風でトビウオになる電線が
飛べないのか飛びたくないのか

さようなら君の姿を見送ると
行き場なくさまようその言葉

いつのまに成長したの庭の花
ところで、君の名はなんだっけ?

常夏の電子レンジの隅にいた
からだ半分 日に焼けた鬼

恋人と時計の中で二人乗り
漕いでも漕いでも戻らない恋

風たちが窓からのぞくこちら側
家族の幸せ色と香り

ティッシュ箱 残り一枚 取り出して
ついてきたカンダタ手で払う

狭いのに気持ち休まるトイレ休憩
ギリシア色の王様の椅子

空白を塗りつぶすため咳をする
咳だらけだな僕らの会話

あの動作貧乏ゆすりではなくて
ドラマーのリズムをとる動き

子供たちの脱いだパジャマのぬくもりに
ハッピーエンドが始まる朝

この街に読唇術は届かない

無個性な日曜の2時を味う
書いた顔さえ無個性だった

どっか行け俺を悩ます偏頭痛
気圧と頭痛のハーモニーや〜

持ち家は負債というがいいじゃんか
住んでいる人幸せならば

評論家は車を負債と呼ぶが
俺は幸せのために買った

運がいい?君の人生運だけさ
と相席した妖精が言う

ワイシャツにばら撒くような勢いで(カレー川柳)

博識な石が砂場で暇してる
悩みをひとつ横に置いてきた

歩道にてのんびりな風とすれ違う
未来からの手紙だと良いな

人生に意味はないよと言う他人
だけども俺はナルシストです

「老害」と「若い者は…」の潰し合い
どうでもよいと読書する俺

洗濯機の奴が叫ぶダニ声で
十八番をリクエストした

混ざり合う未知と既知の境界線
3メートル先の木が揺れる

喧騒も花鳥風月も愛しい
とはいえやはり物価で決める

混ざり合う未知と既知の境界線
3メートル先の木が揺れる

洗濯機の奴が叫ぶダニ声で
十八番をリクエストした

「老害」と「若い者は…」の潰し合い
どうでもよいと読書する俺

人生に意味はないよと言う他人
だけども俺はナルシストです

歩道にてのんびりな風とすれ違う
未来からの手紙だと良いな

博識な石が砂場で暇してる
悩みをひとつ横に置いてきた

星に聞く幸せのいみ解答は
月が見つめる家族の寝顔

歳をとり聞く幸せのいみ星に聞く
月が見つめる家族の寝顔

おーーーい今日やってるとめくる雲
スカイブルーのシャツ、イチキュッパ

大切な秘密を隠す路地裏に
忘れものだよ影がささやく

ご飯、風呂、ベッド、睡眠、朝寝坊
ドリームチームのスタメン超え

舞っている花粉をつかみ隠し味
夜と記憶が混ざりあい朝

うたた寝の雲を起こしに青空へ
………おはようございます午後3時

夢かなう夕立やんで歩く街
すべての道がランウェイとなる








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