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【60歳一人旅】⑤バスより飛行機でしょう?カッパドキア

カッパドキアまでのバス切符も取れて、長時間の待合室の時間も何とか過ごせた。
この後は長時間のバス旅が待っている。
移動距離は約730km 名古屋〜仙台間と同じ距離だ。
考えるだけで恐ろしい。
飛行機ならもうついてる頃だよ!
若くないんだからこう言う時は楽しなよ!
とマイナス思考の自分が囁く。

無事バスに乗り込み、1人席と2人席の横3列シートの2人席側に座った。

出発時の車内 1人席側


出発時 全部で7人しか乗ってなかったが、途中何ヶ所も乗り場を経由してほぼ満席になった。
運良く隣はいなくてラッキーだった。
外国人に対しての気遣いなのか?
コロナ禍で東洋人を嫌った影響の名残りか?

前席の兄さんは出発後すぐに全開にシートを倒してきた。
自分も同じ角度で倒していたが、後席の太ったお婆ちゃんが苦しそう!
と隣の優しい孫娘が倒さないでくれます?
って完全にトルコ語だったが 何故かわかるのがおかしかった。
調子良くオーケー!なんて、人の良い振りをして心の中では「ふざけんなよ!俺だって前の奴が倒して苦しいんだよ!」
と内心は穏やかじゃない。
途中寝静まった頃、ソーッと倒して解決。

相変わらず腹の調子は良くなかったが、
途中から何故か一気に眠れて気づいたらアンカラを過ぎていた。
こう言う旅はどこでも寝れないと体がもたない。
殆どのお客さんはアンカラで降りたようだった。
朝焼けの中、真っ直ぐな道をひたすら走る

朝焼けの中走るバス
真っ直ぐな道をひた走る


時間がかかった分、広大な道を走りながら朝焼けが見れて印象深い事が沢山あったのは、マイナスな事が多かった分の褒美のプラスか?
最近よくこう言うふうに考えてしまうのだが。
苦難が多い時ほど後から充実感とか達成感を感じて強い印象に残る気がする。

と言ってるうちに到着。
やはりギョルメで降ろされた。
この後どうしようか?先ずはコーヒーを飲んで考えよう!

まだ準備中のようだったが提供してくれた


ホテルがあるユルギャップは隣町で歩いたら1時間以上、ゆっくり歩くか?
タクシーは二千円ほど。簡単には金で済ませたくない。

カッパドキアは洞窟とか奇岩を見るのにツアーに入るのが普通みたいだが
自分はのんびりマイペースで周りたいのでレンタルスクーターを借りたいと思っていた。
街のレンタル屋さんに聞くと1日5000円(30€)ぐらいと安い。
とりあえず2日間レンタルした。
これでホテルまでの脚が確保された。

ホンダ製


別のレンタル屋さんでの出来事だが、スタッフが不在で 隣に住んでるオジサンが電話して呼んでくれて、待ってる間 庭で取れたプラムをくれた。甘くて美味しかった。
最近は日本人と話したのは久しぶりと言ってた。
日本人が減って韓国と中国が増えたらしい。何だか日本が弱ってる感じがして悲しい。

客待ちのタクシー運ちゃんが通りがかりに、カボチャのタネをくれた。これも美味しかった。
トルコの人が少し好きになった。

早速スクーターに乗ってホテルへ向かう。
ここでもGoogleマップは大活躍だ。
これなくして旅はできないな と思う。
ホテルはすぐにチェックインさせてくれた。
今回は一泊7千円だけあって部屋は広いしトイレバスも付いてる(普通は当たり前だが)
しかも共有スペースのテラスの居心地がいい

チャイも無料で飲めて快適

休憩した後、レッドバレーと目玉の場所ホテルから近かったので行ってみた。
山の手前の駐車場にバイクを停めた。
ウォーキングコースがあり、標識には5kmコースと書いてあって見晴らしもいいので少し歩いてみた。
すぐ戻るつもりでいたがここ数日よく歩き、身体が軽くなって体力がついて来た気がしてたので、どんどん進んでしまった。


30分ほど上りも下りもなく景色を見ながら気持ちよく歩けた。
その後 少しずつ下りが始まり、
もう今更戻れないぞ!と言うほど下ってしまい、
周遊コースだから降った分は上りがあり
結局暑い中の上りはきつくて、水も足らなくなるわ、道が合ってるのか不安になるわで
ギリギリ戻れてちょっと危険を感じた。
お陰で景色は満喫できて良かったが

そんな事もあり、すっかり疲れて帰りホテルでシャワーを浴びた。
夕刻にをサンセットを見ようかと思ったが疲れてそんな気分になれず。
たぶん熱中症気味なのだろうか頭も痛い。
のどの調子も良くない。歳なのに張り切るからこう言う事になるんだよ!と戒める。

お腹の調子が悪く食欲もないから 持参したお椀カップヌードルを一つ食べた。
お腹がギュルギュルして まだ回復してないなと思う。

因みに街のバスターミナルで次行こうと思っていたパムッカレまで、夜行バスで9時間かかる事がわかり やる気が喪失した。
しかもパムッカレはお湯が枯れて入場料が高くて評判が悪い。

飛行機で9千円でイスタンブール戻れるならそれが得策に思える。

カッパドキアには4日間滞在予定だ。

明日は日の出と同時に熱気球が飛ぶ姿を見に行こうと思い早く寝た

次に続く

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