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【60歳一人旅】⑥野犬に追われ危機一髪 カッパドキア

旅が始まり9日目 カッパドキア2日目
早朝 日の出と同時に上がる熱気球を見るために、4時に起きてバイクを走らせた。


風向きと出発点で方向が決まり、最終的にはある程度一箇所に集まってくると踏んでバイクで追って走る。
やはりあちらこちらから上がり始めた。

最初は山の向こうから来たり、その辺から飛び始めたり


野っ原はどこも着地点として使ってるのだろうか?車の通った跡がたくさんあるので比較的走りやすい。

場所を変え変え追いかけてるうちに、犬の吠える声が聞こえた。
自分が向かってる方向からで、誰か住んでる様な小屋が遠くに見えた。
犬の吠える声はこちらに向かって少しづつ大きくなって来た。
これはまずい!と思いUターンをしようとしたが、道が狭く2度ほど切り返したが焦る。全開で加速したが、何とすぐに犬に追いつかれた。
前を必死で見てるので後ろは見ていないが
声からしても大型犬だ。
明らかにすぐ右後ろで吠えているのが分かる。
未舗装の道でコケたら最後 襲われる。
トルコで見かける犬は日本の犬と比べ物にならない程デカい。
シェパードぐらいありそうだ。
なので全速で走ればヨタヨタ走るスクーターなんてすぐに追いつく訳だ。
絶体絶命の中、流石に横に並ばれて足を噛みつかれてはいけないので、犬がいる右側にわざと寄って 追い越し路を絶った。
あとから思うとけっこう冷静な自分に驚く。
直線になりどんどん加速して数十メートル(そのくらいだと思う)犬も諦めたようだった。
縄張りを侵害したから、追い出せたので満足したのだろう。
後ろを振り返ると飼い主らしき人の怒鳴り声が聞こえた。
お前らうるさいぞ!と言ってるようだった。
飼ってるなら首輪をしとけよ〜って感じだ。
あー危なかった〜!
危うく噛みつかれる所だよ
60歳になるオジサンがこんな所で大型犬に襲われて 重症なんてニュースに出たら 家族になんて言われるかわからない 笑

結果的には多くの熱気球が集まってくるいいポイントに辿り着けてよかった。

中国語が書かれた中国旅行会社の気球がたくさんいて中国パワーを感じた。
バブルの頃は日本の旅行会社の気球が幅を利かせていたのだろうか


ホテルで朝食を食べた後昼寝した。
調子が今一つ悪いせいでよく寝れる。
午後はバイクを夕方に返してしまおうと思い、北部エリアの遠い場所を観光に行った。
野外博物館やら洞窟で毎度入場料払ってるとどこも一緒だろうと見る気が失せてきて、いくつかパスした。
しかもめっぽう暑いので 一通り見て周り ガソリンを満タンにする為、ガソリンスタンドを探したが返却するギョルメにはなかった。
街の人に聞くと10km先にあるとの事。
それで貸し出す時にしつこくタンクの口一杯にして返せと言われた訳だ。
少しでも不足してたら追加のガソリン代を要求する手口だろう。
ずる賢い仕事をする。
私はホテルの近くにガソリンスタンドがあったのを知っていたので、給油口つらつらまで入れてもらい、ガソリンが減らない様にそーっと走って返却した。
返却すると即ガソリンチェックをされたがOK!と思惑通りにならず してやったりだった。
皆さん、返却時は気をつけましょう!

そんな事に気を回してないで、もっと良いサービスを心掛けよと言いたい!

帰りは路線バスがなくやむ得ずタクシーで帰った。
日中強力な日差しと高温の中、バイクで走っていたせいか 夜中頭が重く熱くなり、水道水をかけて冷やして寝た。
喉の痛みもあり辛く苦しかった。

よく寝たせいで、翌朝には昨夜の辛さは無くなって朝食も食べれた。
予約サイトの評価には朝食が手がこんでて美味しいと絶賛してたが、ただの生野菜とパンじゃないか!とまあいい。

豪華に見えるが
生野菜とパンとジャムが各数種類づつでした
ドレッシングかオリーブオイルがあれば
もっと美味しくいただけるのに



昨夜の事もあり今日は完全休息日にしようと決めた。
午前中イスタンブール行きの昼のフライトを予約して空港までのバスチケットをホテルで手配してもらった。
フライトは昼便で値段も高いが、もう時間をかけてのバス移動は今は無理だ。

夕方近くのオルタヒザール城と言う岩のお城を登ったが高所恐怖症にはキツかった。

こんなのを上り岩穴をよじ登り
頂上からの景色は素晴らしかった

娘へのお土産のブレスレットを買ってアイスを買ってホテルのテラスでくつろいだ。
風が気持ちいい。

アイスをいただく


次どこにどうして行こうかと思い巡るのは楽しい。
イスタンブールから西のエーゲ海側のイズミルまでの航空券が9千円で取れた。
そこからチョシュメと言う港からギリシャ側の小島へフェリーが出ているらしく、ミコノス島まで船で行けるらしい。
最終的にアテネへ行く予定にした。

明日はカッパドキアを去る日だ。
まあ3日もいれば十分だなと言う感じだ。
ホテルで予約した空港行きバスが11時に来て、数カ所のホテルを経由しお客を乗せて空港へ行く。
飛行機は満席で日本人や韓国人もけっこういた。
やはりバスなんかで移動する人は稀なんだなと思った。
イスタンブールまではあっという間に着いた。
2.5倍の料金で1/10の時間と労力しか使わず到着した。
乗り換えの飛行機の選択ミスでイズミルまではペガサス航空だ。
乗り換えのために一度空港を出ないといけない。
両方合わせればトルキッシュでも価格も変わらないし時間も節約できた。
ただ時間が合ったおかげでラウンジでゆっくりと夕食を取れたのが良かったが。
トルコ料理からビールまで十分満喫した。

そして 次の街イズミールへ向かう

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