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【60歳一人旅】#14 中華万歳 ポンペイ🇮🇹イタリア

昨日はナポリ市内を散歩して、初イタリアは目新しいせいか、歩いてるだけで楽しかった。

日本は七夕か〜と思いながら、今日はナポリ市内から日帰りバスで1時間半程のポンペイへ行く。
ポンペイはローマ時代に繁栄していた街で、ある日近くの火山が噴火し、一瞬の内に火砕流で埋もれてしまい、18世紀までの長い間そのままの形で保存されていてたとの事。TVのドキュメンタリー番組で放映され興味を持っていた。

バスチケットは前日にバス停前のキオスクで購入済みだ。

往復2枚セットで20€


ホテルを出発し、駅前のマックでコーヒーを買ってバス停に向かう。日本で飲んでる普通の薄いコーヒーは、アメリカーノと呼ぶ。
トルコでもそうだったな。
イタリア人は小さいカップの濃いいエスプレッソを水を添えて飲んでる。
カプチーノもよく飲んでる姿を見る。

市内循環と同じバス停で待つも、バスは予定時間にぜんぜん来ない。最初はパラパラの人だったが30分後には人が溢れかえって来た。だんだん不安になってくる。

50人以上のバス待ちの人達

そして1時間待って一本目のバスが来て皆一斉に群がるも、4-5人だけ乗せてなぜか行ってしまった。次のバス停で拾うためだろうか?
既に1時間以上待っていて、来ても乗せてくれずでイライラも限界だ。
完全にバスの数より予約をとり過ぎてるのだ。待っている人達はそれぞれ違う場所で買った種類の違うチケットを持っているが、待っているバスは同じ様だった。
世界の主要7カ国に入る国のシステムとは思えない、これはひどい!イタリア人はそんな細かい事、どうでもいいのかな?

2台目が更に30分後に来たが、みな我先にバスの入り口に押し寄せる。そしてあっという間に満員となりまだ半分以上のお客さんが不満タラタラで苦情を言って残されている。
ほぼ満席で次の人達は複数なので入れない こう着状態のなか、UNO!UNO!俺は一人だぞ!(たぶんあってないと思うが 笑)と叫んで割り込んだら通じた様で、バスに乗せてくれた。
運転手の横の席に座れて良かった。
こう言う時、日本人は譲り合いの精神で遠慮気味になる事が美徳、な所があるが、ここはイタリアなのだ。
ここでは乗りたいのなら意思表示をしはっきり主張する社会なのだ。たぶん。
日本人にとって少し図々しいくらいでちょうどイイのだ!と勝ち取った気分になる。

そして混乱の中バスは発車する。
途端に運転手の女性の表情は何もなかった様に、自分と運転席の通路床に座ってるお客さんと楽しそうに話してる。
細かい事にこだわらないで、明るく嫌な事はそっちのけで生きてるって感じで、これぞラテンの気質なのか?

ポンペイ遺跡のチケット売り場に行くと特別な日なのか無料で入場できた。
入り口で日本語ガイドを8€で借りてみたが家の名前がどうとかこうとか、呼び出し番号が展示の番号と違ってたり、説明通り右に行け、まっすぐ進んでと指示があるが、柵がしてあって中に入れなかったり。
更新されてないないのか、何だか混乱してくるわ、結局ほとんど流し聞きしてるだけになってしまった。
イスタンブールのトプカプ宮殿は非常に分かりやすい説明が聞けて良かったので残念だ。

遺跡は想像以上に広く、そのままの状態を保存してる事もあり 足元も悪く、坂もあったり、段差が多かったりで、かなりハードだったので、13時半には見学を終了した。
炎天下の中皆、日陰を取り合う様に、ぐったりして座ってた。ほとんどの人は家族や集団で来ていて誰かのペースに合わせているので疲れ切ってるのだろう。
少し時間が早かったせいか、帰りのバスにはすぐに乗れた。もう少し遅くなったらまた朝の様になるな。

お腹が空いたが、ここ3週間パン系のモノが中心で飽きて来てる。
久し振りに米を食べたいなあと思い、中華料理やを検索すると、何とホテルの近所にあるじゃないか!
奥まっていたから気づかなかった。
そう言えばこの辺りは華僑の店が多いので、その人達向けの食堂があってもおかしくない。
もうここまできたら中華以外は考えられず店に直行した。
想像してた店と違って地味なのでやってるのか心配になる程だ。

まったく中華料理屋と言う感じじゃない
10数種類の料理名の分からない料理

かなりな数を陳列されてるのでお客さんも多いのか?それも美味しそうだが 今は冒険はしたくない。
店員の中国系の女性がメニューとスマホ画面でチャーハンとかラーメンやらの写真を見せてくれた。

やはり米が食べたくて海鮮焼飯を注文しビールを飲みながらしばし待つ。
運ばれて来たのは、エビが沢山入って味がしっかりしていそうな色のチャーハンが出て来た。

味がしっかりした美味しい海鮮チャーハンだった

これが美味かった〜!あまり美味そうな顔をして食べていたのか、女性店員が中国語で美味しいか?ボーノ?と聞いてもう最高にボーノだよ!と答えた。
こんな遠くで中華の味を提供してる中国にバンザイ!中華バンザイだ!
中国が少し好きになった。
中国人は東アジアのお隣さんって感じだな

ナポリ3日目
昨日夜から左膝の内側が痛くなった。
旅行に出てから毎日1万から2万5千歩ほどを歩いてる。自分にしてみるとかなり歩き過ぎだ。
なんせ在職中は週3回のリモートワークで、基本トイレと食事以外はまったく動いてなかったから、今の運動量は相当なもんだ。
その日は、遠出して行きたいところもなかったからゆっくりする事にした。
膝の様子見ながら少し散歩して また揚げコロッケとマカロニ団子を2つ食べた。
旅行前なら軽く2個食べれたが、今は一個で十分だ。どちらもまあまあで一つで良かったと後悔。

右がイタリア風コロッケ、左はマカロニグラタン焼き


駅に行って明日のローマ行きの新幹線指定券を予約した。7千円くらいなので飛行機と変わらないか?
そもそも在来線で行けばもっと安く行けると思うがチケットの買い方とか発車場所とかシステムがよく分からない。

一応翌日の10:35発で到着地の駅近にホテルもアゴダで予約した。

ビールを買って部屋に戻りテラスで飲んで、出来事をメモして昼寝した。
このダラダラ時間がたまらない。

夕方、また中華に行って炒飯と唐揚げの炒め物を食べた。2日連続なので覚えていてくれて、今日は何にする?みたいに常連の様だ。この辺りに住む事があったら間違いなく常連客になるだろうな。


時間が夕刻なのでけっこうお客さんが来た。
やっぱり日本人は米と醤油だよな〜
醤油味のものはずっと食べてないな〜
カレー食べたいな〜
ラーメン食べたいな〜
駅に寿司屋があったけどそそられなかったな〜
炊き立てのご飯に納豆かけて食べたいな〜

もう食べ物のことばかり考えてる数日だったな。

そうこうして、次はローマを旅する

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