怪談語りの極意:プロローグ

僕が怪談語りを始めたのは2018年のことです。 それまでは怪談朗読を10年ほど続けていて、怪談語りのブームが起き始めて「朗読をしている僕が怪談語りに本気で挑戦してみたら、どれくらいやれるのか」を試してみることにしました。

とりあえず、その当時活躍されていた怪談師の方々のお話を見漁り「なるほど こういう感じか」と自分なりに ブラッシュアップをして、怪談グランプリの募集があったので、ネットの友達の Iさんから聞いたお話で応募しました。

その年の怪談グランプリは令和怪談師 VS 歴代チャンピオン軍団 といった形で、新人が歴代チャンピオンに挑戦する趣旨でした。僕はその新人4人の枠に入り「自分なかなかやるじゃん」と少し天狗になりました。 

当日僕は、ぁみさんに対戦を要求し、生意気なことを意気揚々とコメントし(その部分はきれいにカットされました)結果は、審査員が全てぁみさんに札をあげて負けるという散々なものとなりました。天狗の伸びかけた鼻は、キレイに根本からポッキリと折られたのです。

退場する時に 稲川淳二さんに声をかけていただき「君の話はうまいけど、それは怖いとは違うねぇ。最近は色々な人が怪談してるから、怖いとは
何かを学んだら良いよ」と言われました。ここが僕の怪談師としてのスタートラインだったと思います。

そこから研究を重ね、半年後に最恐戦2019で準優勝することができました。しかしその後スランプというか、周りの人達から「全盛期は最恐戦準優勝の頃」と思われているのではないかと考えるようになってしまい、日毎その思いが強くなり活動を1年間休止しました。

そして復帰を宣言したタイミングで、リハビリを兼ねて挑戦した T-1グランプリ2024で見事優勝することができたのです。一度休まずダラダラ活動を続けていたら、絶対優勝できていないと思います。

まずは準優勝できたところまでの研究と取り組み、その後復帰してから何がどう変わったのかを書かせていただきます。ご興味がございましたら有料版の「怪談語りのコツ」をご覧くださいませ。(只今執筆中です)

価格は2000円。少し高い値段設定ですが、オンラインでの僕からの指導1回分込みの価格でございます。僕が足掛け6年かけて培ったものを、己の語りに取り込むことができます。貴方の語り技術のさらなる高みへの手助けになることを願って…


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