フォローしませんか?
シェア
第8章 決心 動画に集中していると、私の携帯が鳴った。由香の携帯からだった。 「もしもし」 「すみません。由香の母です。みゆさん、何かわかりましたか?テレビでは世界中で多くの人がいなくなっていると言っていますし、やっぱりこれは何者かに・・・」 「いえ、違うと思います。今日そちらに伺ってもいいですか?私、お話したいことがあります」 「もちろんです。何時に来られますか?」 「今から支度をしてすぐに伺います」 バスと電車を乗り継いで、由香の家に着いたのは午前11時