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最終章 希望 長電話をしていた私を心配そうに見る主人と勇太がソファーに座っていた。私が電話をしている間に勇太は帰宅して、着替えていた。亮介はまだだった。 「亮介から連絡あった?」 「何もないからもう帰るんじゃない?そろそろ食べる準備しておこうよ」 フライパンに置いていたひき肉を温め始めると、すぐに亮介も帰ってきた。手にはコンビニで買ったファミリーサイズの大きなチョコレートアイスが見えた。今晩のデザートのようだ。気の利く息子である。 家族みんなが今日あった出来事を