イブ夜クリスマス朝

24日25:00。友人宅にて。
どうしてもオナニーしたくなった。
「カラオケって監視カメラ付いてるかな」
カラオケでオナニーする気満々の俺。
「近所のカラオケはぽいのあったよ」

絶望。

「たかしょー最高だよな」
「松岡ちなは前髪があった方が良い」
「湊莉久がイク時に顔振るのすき」
AVの事しか考えられない。

僕は意を決して
「頼む!!オナニーさせてくれ!!」
と頼み込んだ。

「風呂場かトイレでして来て良いよ」
あっさり快諾されすぎて逆に恥ずかしくなる。
僕は強がって
「やっぱ冷静に考えたら恥ずかしいからいいわ…他人の家だと緊張して気持ちよく抜けないかもしれないし。何よりお前の家に悪いわ」
1文字も思っていない。
本当はオナニーしたくて仕方がない。

オナニーを諦め眠りにつく。


25日早朝6:00。起床。
友人はまだ夢の中。
「シャワー借りるね」
聞こえるか聞こえないかくらいの声量で言う。

裸になりスマホを片手に風呂場に入る。
蛇口を捻りシャワー口から水を出し、あくまでシャワーを浴びています。
という音アピール。

僕はモノを扱き始める。
なるべく短期決戦で終わらせるつもりだった。
気付かれたら嫌だし、シャワー出しっ放しで水道代無駄にしているから早く終わらせようとか考える程に頭は冷静だった。
いや冷静に考えて友人宅で自慰をしている人は冷静では無い。

友人宅という緊張。
早く終わらせようという焦り。
クリスマスの朝に何をしているんだという賢者の言葉。

色々な想いが入り混じり中々気持ちよくならない。
僕はボディソープを手に塗りたくる。

高橋しょう子の手によって普段より長めの時間をかけてFin.

ザーメンはお湯をかけると固まってしまい排水口に詰まってしまう可能性がある為ティッシュで丁寧に拭き取る。
一片のDNAも残さ無い。
その後予定通りシャワーを普通に浴びて外に出る。


気分が晴れやかだ。
外は良い天気。
幸い今日は女の子に鍋をしようと誘われている。
その為もあった。
鍋中にキーボしたくない。
その為のオナニー。その為の自慰。

僕は1人コンビニに行き朝食のサンドウィッチと、なんとなく友人に缶コーヒーを買って友人宅に戻る。


今日も1日がんばるぞい!

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