「米光講座」で得た意外なもの

 宣伝会議「編集・ライター養成講座 即戦力コース 米光クラス」(以下「米光講座」)が今日、最終日を迎える。昨年9月に開講。台風や新型コロナの影響での授業の延期があった。最終回はオンラインでの講義となる。

 編集者・記者として5年が経過していた私は、スポーツライターを目指し、一昨年12月から「編集・ライター養成講座 総合コース」を受講。ステップアップを目指し「米光講座」に通った。

 「米光講座」では、「プチ専門」の決定と関連記事をnoteでの公開が課題となった。
 スポーツと本が大好き。大学入学が10年遅れ、ブラック企業での勤務経験がある私。「アスリートを参考にした困難突破のヒント」をテーマに、選手の本から人生訓を探ろうとした。

 当初から、テーマが広すぎるという指摘を受けていた。「プチ専門」とは、テーマを絞ることで狭い世界でのスペシャリストを目指す試み。選手と本、挫折、かなり漠然としていた。

 うーん。内山さんのことを少し調べれば書ける内容。

 考察が甘い。体験から来るおもしろさもない。

 なかなかしっかりした文が書けず、はっきりと迷子になっていた。何でこんなにも書けないのか。noteって難しすぎる。適性ないのかな。
 書きたくなくなっていた。

 そんな矢先、講師の米光氏がこんな企画を始めた。

 やけくそだった。
 編集・記者歴といっても、旅行ガイド紙や業界紙。自分のことを書くのは始めてだった。
 うまくいくわけないけど、やるだけやってみようか。そんな気持ちで書いたのがこちら。

 書き終えたあと、不思議な感覚がおりてきた。書くこと自体が楽しいという、極めて初歩的な実感。これ以降、適性がないとかは自然と考えなくなった。
 ※単文バトルは222文字に。10日に1回のペースで開催中

 間もなく、「編集・ライター養成講座 総合コース」卒業生の飲み会をきっかけに、一日一恥という同卒業生のnoteマガジンに参加。書きたくないとまで思っていた状態から、マガジンのメンバーに立候補した自分に驚いた。

 同マガジンには、「米光講座」についての記事も書いた。

 また、「米光講座」では、有志による課外活動を実施。動画編集する機会を得ることができた。
 動画の時代が来る。知識としてはあったが、まさか自分が動画ソフトを操ることになるとは思ってもいなかった。

 始めての動画は、自己紹介。

 ゲームの動画も編集してみた。
 ※ゲームは米光氏作の「変顔マッチ」。出演者は、講座の受講生

 結局、「プチ専門」については、中途半端で終わった。受講前に編集者・ライターとして目指していたレベルには達していない。

 それでも、表現することの楽しさを実感できた。
 まさか、自分がエッセーを書くとは。まさか、自分がYouTubeに動画をアップすることになるとは。
 楽しいという感覚は、講義で習ったライターとしての心構えやスキルと相乗効果を生むと確信している。

 米光氏、受講生のみんなには、感謝しかない。今後の活動で、恩返しをしたい。
 
 

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