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短文バトル第6回目「部屋」
自室の鴨居に、よく頭をぶつける。昔仕様の古い家、現代人の中でもデカめな183センチのおれ。
急いでいる時に限って悶絶し、やり場のない怒りに襲われる。
家に罪はない。己の不注意が引き起こしていることなのだ。
用心、用心。そんな思いで、ドアの上に斉藤一人さんの「天国言葉」を貼ってみた。きれいな言葉に、心が洗われる。うん、よい感じだ。
いざ、出発の時。時間がない!早く出ねば。
ゴン!
またぶつけた。痛い。天国言葉が嘲笑っているかのように感じ、余計にイライラ募る。
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