SAV 日本ダービー(東京優駿) 見解

奥野でございます。いつもご覧いただき誠にありがとうございます。

今日は、一年に一度の、”ただの競馬ファンに戻ってもよい日”です。
って勝手に決めてます(笑)

「ダービーは運の良い馬が勝つ!」ということは、ダービーの馬券は運の良い人が当たる、とも取れるわけです。
でもな~、ダービーを当てることで運を使い果たすのも嫌だしな~…

という言い訳をしておいて、ダービーの見解をお届けいたします(笑)

先週のオークスでも、お伝えしましたように、今年の春G1の1番人気は、1勝もできておりません。オークスも負けましたのでこれで9戦0勝です。
ちょっと信じられないことが起こってますね。

この3年、個人的にも社会的にも信じられないことばかり起こったので、これぐらいのことで精神崩壊することはありませんが、これもまぁ自分も社会も運に見放されてしまってるのかなとして納得させるしかありません。悲しいですけど。

とはいえ、ダービーだけは獲りたい!
時間をかけて予想したところで、どうせ運がないから当たらないんですけど、でも獲りたいので頑張って予想しました。

【東京11R ダービー(東京優駿)・G1】
馬番 馬名         SAV 基準単オッズ 基準人気 放牧先
18番 イクイノックス    99  3.1 ① ノーザンファーム天栄
12番 ダノンベルーガ    87  3.5 ②
15番 ジオグリフ      82  7.0 ④ ノーザンファーム天栄
13番 ドウデュース     74  5.2 ③
03番 アスクビクターモア  68 25.4 ⑦ 山元トレーニングセンター
07番 オニャンコポン    66 42.1 ⑬
10番 マテンロウオリオン  64 36.2 ⑫
11番 ジャスティンロック  62 47.7 ⑭ チャンピオンヒルズ
17番 ロードレゼル     58 24.0 ⑥
09番 ジャスティンパレス  55 26.5 ⑧ ノーザンファームしがらき

ご覧の通り、SAVの1位が100を超えられず、2位以下も低い数値が並んでいます。 オークスも同じような形で、70台で4位だったスターズオンアースが勝利。同じく70台で3位だったナミュールが3着で、60台の9位のスタニングローズが2着という結果。 ダービーもそういうイメージでいいのかなというのが、この表をみての第一印象でした。

では順番に見ていきましょう。

基準1番人気はイクイノックス、ダノンベルーガ、ドウデュースが後に続く。皐月賞馬ジオグリフは4番人気。  世評はイクイノックスとダノンベルーガのどちらが1番人気に支持されるのか? と思ったら、実はドウデュースのほうが人気をして、1番人気になるかならないかのポジション。イクイノックスは大外枠が嫌われてしまったか。

と思っていたら、当日の7時現在、イクイノックスが盛り返し、4倍台前半で3頭が並ぶ、完全に三つ巴の状態。凄いことになってきました。

 そのイクイノックスは、皐月賞が5か月振りの競馬で、多少仕上げに甘さを残していたものの、きっちりと走れる状態に仕上がっていました。
 鞍上も「これならば」と色気を出したか、スタートして強引に位置を取りに行き、オニャンコポンやサトノヘリオスを削っては中団やや前の2,3列目を取りに出ました。
 想定内だったとはいえ、おそらく本当はジオグリフの後ろを取りたかったかもしれませんが、サトノが位置をガメったためそれが叶わず、しぶしぶジオグリフの前に。ここで少し脚を使ってしまって、かつ、少し引っ掛かりましたね。
 結果的に、その影響がゴール前の坂上で脚を鈍らせ、ジオグリフに交わされてしまいます。
 そして今回も大外枠。当然1コーナーの入り方が重要になってくるわけですが、皐月賞ほど後ろが辛いわけではないため、できるだけ馬に負担を掛けないように中団かその少し後ろあたりを位置取る意識で臨むはず。折り合いも気にしつつ、という感じになるのかな。この枠もあり、たとえルメール騎手でも一筋縄ではいかないでしょう。

  皐月賞3着のドウデュースは、左回りの経験は一度だけで、あとは右回り。右手前が大好きで、左手前を好まない。皐月賞は右手前だけで走破してしまいましたよね。別の意味で凄いです。
 ただ今回は府中の2400m。コーナーはさすがに左手前で走るでしょうけど、そこで置かれる可能性もあるし、直線を右手前一本で走り切るのもかなり辛いと思います。そこだけが不安材料。

 ダノンベルーガは、共同通信杯前からダービー馬候補として注目していました。皐月賞時はまだできが甘く、右回りへの不安も囁かれていました。で、そのとおりの結果になりました。もちろん、伸びない内を通らされたことも敗因の一つ。今回はそういった不安が一切含まれない、ベストパフォーマンスを発揮できる舞台。それでも気になる点がなくはありません。
 ダービーをコース調教だけで勝ち切った馬は過去15年で皆無であり、2着も2回あるだけ。堀厩舎の拘りともいえますが、今回は在厩調整で、トレセンのコース調教だけで臨んできました。その他細かい不安もあり、全幅の信頼をおくまでは…。 

 となると、皐月賞を完勝したジオグリフが、ダービー馬に最も近い存在、というよりも、馬券に絡む率が最も高い馬に見えてきます。距離適性は置いておいて、多少気性面での不安はあるものの、競馬が上手で、スタミナもあり、終いもおもいのほか切れる。皐月賞では完成度ナンバーワンと言ってよいほどデキており、気配も申し分なかったですよね。今回も長距離輸送がなく、仕上げに関しての不安もないのもプラス材料。ワイド軸ならこの馬かな。 

 伏兵から、その筆頭としてオニャンコポンをピックアップ。皐月賞では大事な1コーナーで(イクイノックスから)反則すれすれの前カットを食らい、せっかく好スタートを切れたのに理想の位置を取ることができませんでした。この不利がなければ3着もあった(?)。今回の距離は多少長い気もしますが、父がダービー馬で母父がダービー3着馬。祖母もまた凄くて英マイルG1を制し、日本のマイルCSでも3着2回の成績をもつ名牝なら克服できるはず。
 一度厳しい戦いを経験しての今回は上積みが大きく、肉体的にも精神的にも成長しているでしょう。狙うなら今回。

 もう一頭はジャスティンパレス。鞍上の癖も手伝って出遅れのリスクは付きまとうものの、距離適性はこのメンバーにおいては上位。ズブいが垂れないスタミナと勝負根性も持ち合わせています。鞍上が焦らずに脚を溜められれば。

 最後はマテンロウオリオン。祖母にオークス馬のレディパステルがおり、母父キングカメハメハは、ジオグリフと同じ。今年のオークスは、連対馬にキングカメハメハの血が入っており、今年のクラシックのキーサイアーとなっています。
 マテンロウオリオンの長所は、最後まで伸びる末脚。NHKマイルCでは、コース取りの差がでて、ダノンスコーピオンを破ることができませんでしたが、首差まで詰め寄った末脚は、府中でこそフルに生かされるでしょう。

それでは!

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