RPAのこれからについて本気で考えてみた
こんにちは、長澤です。RPAベンダーで導入/定着支援をしています。
先日この記事をみて電車で泣きそうになりながらマークを購入させていただきました。日本って素敵。
さて、最近はRPA幻滅期だ、下方修正だとネガティブワード満載ですね。
社内の改革担当の方が向かい風になってしまうのではないかと心配しています。
大丈夫ですよ、その変革への取組みは間違ってなんかないです。自信もってください。応援してます!
その流れを汲んでなのか、お客様との会話でも「これからRPAってどうなるんですかねえ」みたいな話題が増えていますので、いま感じていることを素直に書いてみます。
先にお伝えしておくと、この質問には3つの視点の回答があるとおもっています。ではいきます。
1.そもそもRPAは教育事業である
前提として誤解があるなとおもうのは、RPAって教育事業なんです。
「この業務でロボット○体つくれば投資対効果バツグンだぜ!」みたいな話も嘘ではないです。
ただ、その後メンテナンスできる人がいなければロボットを使い続けることができませんし、そのメンテナンスできる人が辞めちゃったらどうするの?みたいな話もつきまといます。
つまり、社員の方の「RPA開発スキル」を上げていかないと取組み自体に意味がないんです。教育事業というのはそういった意味合いです。
例えばエクセルでも「○○さんが作ったこのマクロ、○○さんじゃないと使いこなせないよね」の状態は何かあったときに一気に非効率になる危険があるという話です。
スキルアップについて資料にするとこんな感じです。
まとめると「これからRPAってどうなるんですかねえ」はすなわち、「この投資って無駄にはならないですよね?長澤さん?」という意味で言われることが一番多いので、
「開発する方がちゃんとスキルアップして、開発の人数も安定的に増えていたら絶対に無駄にはなりません」です。
2.RPAツールは淘汰再編されるかもしれない
「これからRPAってどうなるんですかねえ」が「どのRPAツールが生き残るんですかねえ?」のときは一番困ります。というかさすがにわかりません。
未来予知はできないですから。
ちなみにとりまく現状はこんな感じです。
というかむしろ「なんで私に聞くのかな?」くらいのことは思いますw 普通ポジショントークになるでしょ。しないけれど。
なのでここでの結論は「わからない」です。
3.じゃあRPAツールはどこに向かうのか?各ツールの生存戦略は?
少し視点をかえて、「どういった戦略をとるRPAツールが生き残るんですかねえ?」には少し考えがあります。
そのお話をする前提として、こちらの記事はぜひ読んでいただきたいです。
実はかなり似たようなことを考えていたので、読みながら(・∀・)イイネ!!連呼していました。(さすがにここまで深い考察は私にはできませんが)
ではRPAはSaaSとiPaaSによって淘汰されてしまうのか?
私の結論はNOです。
なぜなら「自分たちの力でロボットを作って業務効率化するのって楽しい」から!
いやいや本気で言ってます。ネタとかじゃないです。
いやだって楽しいじゃないですか、モノづくり。
私小学校の時、一番好きな授業が図工でしたし。
今までの仕事で一番楽しかったのもシステムの開発設計やってた時です。
シャワー浴びてるときにいい開発のアイデア浮かぶと、まだ髪洗ってないのにバスタオル巻いて出てきてパソコン立ち上げてREDMINEのチケット書いてました。(シャワー浴びたあとだと絶対に忘れるから)
生産性という視点で考えても、結局、業務の設計よりも働く人のモチベーションのほうが効果大きいんです。働くに楽しいを付与できる組織の生産性が最強です。
ずっとこのことを考えていたので、この事例が出たときは感動で鳥肌が立ちました。
結論です。
『ロボットつくって業務効率化するの楽しい!を提供できるRPAツールが生き残る』
以上です。
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