「織田作之助賞」受賞作家の小林長太郎と彼が残したブログ「負荷」と記事を忘れない為に〜#18

ブログ「負荷」には およそ2年半のあいだに1842本もの記事がアップロードされています
ブログにアクセス出来なくなったので
読むことがで出来るのは「負荷」読者の手によって残されたわずかな記事と
私が記録した未コメントの記事のタイトルだけ
このマガジンはそれらに出来るだけコメントしようという試みです
【参考】
第2回 小林長太郎まつり
https://manyo1000.blog.fc2.com/blog-category-7.html
BUNGAKU@モダン日本
https://nonajun.hatenablog.com/

恐竜がつかまりました

先ずは例によって冒頭部分の引用から…

 前回報告した例の…kompas56さんから教えていただいた「庄司薫入手困難作品」のサイト、
 今日は「恐竜をつかまえた」も見られます‼
 o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o イエーイ
 「庄司薫入手困難作品集」http://azure2003.sakura.ne.jp/k_shoji/

私からすれば…これはナンジャモンジャの世界
ともかくリンクを飛んでみよう
飛べませんでした
上の記述のあとに書かれていたサイト?とアドレスに飛んでみると…
「紙魚の筐」http://takamatsu.cool.ne.jp/azure2003/
どうやらB!のサイト
こちらは飛べたのだがコメント欄で…記事へは飛べなかった
しかし負荷さんがたどった軌跡を私もたどっていることが分かった
そもそもの始まりは…庄司薫の「恐竜をつかまえた」を探すことからだった
入手困難作品の「恐竜をつかまえた」で検索してみた…すると
なんとなんと…南都雄二
このnoteにあった

庄司 薫「恐竜をつかまえた」
コバヤシタカトモ
2020年3月24日 22:20 
※単行本に収録されておらず、現在では入手がやや困難なので、記録として...
「恐竜をつかまえた」 (『文學界』1969年9月号)

ザッと目を通すと…流し目程度だが10章からなるかなり長い文章だった
私としては読む気も読む気力も無いが…「紙魚の筐」のサイトでこの作品を恐らく見つけたであろう負荷さんは
キンキジャクヤク…欣喜雀躍して読んだであろうと想像する
それがこの記事のタイトルとなった
恐竜がつかまりました
2022/03/14

ジョニー・ウォーカーさんの正体は?

思い返してもみれば 『海辺のカフカ』を読んだ性欲の強い和田君(仮称)は私に電話をして、「あれは君そっくりだね」と言った。

いつものように冒頭部分の引用から…
久しぶりに『海辺のカフカ』が登場しました
海辺の話が最近無くて淋しく思っていました…なにしろ負荷さんの由縁になる作品じゃないかと思ってるのでね
そしてあの、話題の?「性欲の強い和田君(仮称)」も登場しますので益々楽しくなってきた来ました
どんな武勇伝デンデンが聞けるのでしょうか…
どうやら負荷さんは『鳩よ!』という雑誌に寄稿されているらしく
『出身地』というタイトルが記されてリンクアドレスが書かれてあって
お暇な方はどうぞと案内されていたがリンクページが残念ながら開かない
どんな事が書かれていたのだろう…読めないとなると俄然読みたくなるから不思議だ…というより可笑しいかな
もしかしたら記事が他の所に保存されているかもしれないとブログ内検索したら…この記事が出た
当たり前の結果だが…ちゃんと検索したら出てくるのさえ感動物だ
そしてまた記事からの引用

私が『海辺のカフカ』について本格的に論じるのはまだ少し先にしたいのだが、ジョニー・ウォーカーさんについて、少しメモ程度に文章を残しておきたい。

「海辺について本格的に論じるのは…」だって…愉しみだなあ
でも記事が保存されているかどうかが問題だ
つくづく思うのがブログ全体を引越ししておけばなあ…と
後の祭りだがその方法を当時知らなかったのが悔やまれる
私などはコメント無しの記事のタイトルだけを保存してたからなあ
という事で負荷さんは「ジョニー・ウォーカーさんについて、少しメモ程度に文章を残しておきたい。」と言う事のようだ
さらに負荷さんは「昔、ジョニー・ウォーカーのCMでこんなのがあったのを覚えている方はあるだろうか。」と問うている
検索好きな私としては調べたくなる
状況が書かれていたのでこれだと証明できた
https://youtu.be/WNBwJAaekkA

負荷さんはこのCMを海辺と関連付けてジョニーウォーカーさんを語ろうとしている
さてどんな話の展開になるのか…ヒントはイマジネーション…
そして「近松の虚実皮膜論」とは…
2022/03/10

『蛍』覚書

例によって冒頭部分の引用から…

 村上春樹さんの『羊をめぐる冒険』を久々に読み直した後、幾つか気になる箇所があり、書き留めた。
 こういう作業をいつまでも続ける予定はないが、たまたま『蛍・納屋を焼く・その他の短編』(村上春樹著/新潮社/1984年)を読み直す機会があり、やはり幾つか気になる箇所があったので書き留めることにする。

前回…前々回と同様に『羊をめぐる冒険』を読み直しての気になる点についての負荷さんの論考とは行かないまでの推論的記述
4点の項目があるが…そこに春樹の他の作品への言及もある
それぞれの項目の記述はどれも短い
私は春樹作品を読んでいないので負荷さんの記事について語る事は出来ない
ただ文章の中に私が気になる箇所があればその事を考えてみようと言うスタンス
これも毎度毎度の事なので書く必要もないのだが…
「それがある極めて右翼的な人物を中心とする正体不明の財団法人」
右翼的…財団法人の2つのワードから思い浮かぶのは…笹川良一と船舶振興会
春樹の短編『蛍』では何らかの暗示はあるのかな…検索してみる

こんな記事があった…
村上春樹「蛍(螢)」のあらすじと徹底考察【蛍は何の象徴だろう?】
2021年7月31日
https://ayatow.com/book-72/
徹底考察とあるので私の答え合わせが出来るかもしれないと期待しつつ…
期待は裏切られるから期待しないのが信条の私…やはり裏切られてしまった
徹底考察と銘打ったタイトルだから自分の信条を曲げて期待してしまったり
負荷さんが気になってピックアップした箇所が出てこない
徹底解説だから出て来ると思ったのが甘かった
(一寸眠くなったので小休止)
ひとしきりドラマ観て…午後3時過ぎに再開
検索の続きをしてみよう
検索ワードに右翼を追加してみた
すると私が知りたかった問題の解答にヒットした
その記事のブログのサブタイトルがいい
曰く…「プロの読み手による書評ブログ」
書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
『螢・納屋を焼く・その他の短編』村上春樹(新潮文庫)

2008-03-24
https://booklog.kinokuniya.co.jp/abe/archives/2008/03/post_20.html
少し長いが必要だと思うので引用を許して欲しい

この「螢」の舞台となっている学生寮、筆者も住んでいたのだ。目白の田中角栄邸の隣にある、和敬塾という寮である。小説では怪しげな右翼の財団法人による経営、とあるが、これは前川製作所という、冷蔵庫の部品などを作る実在の会社のことである。この会社の当主がお金を出して細川護立(総理大臣だった細川護煕の祖父)のお屋敷とその敷地を買い上げ、寮に転用したのである。広大な敷地に、幽霊が出そうなくらい立派な洋館がある。

春樹も住んでいた寮…和敬塾
前川製作所が経営していたが…「怪しげな右翼の財団」と小説ではなっている
とすると私の推測は外れたようだ
でも…昼寝もしてスッキリしたあとの一発目の検索で目当てにヒットしたから
気分的には大満足だ
さすが「プロの読み手による書評ブログ」だと感心した
と書いたもの…その記事全部をゆっくり読んで『蛍』の作品の意味する所などには無関心な私である
いい加減な読者で申し訳ない
2022/03/09









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?