高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【351】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の
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なんて途方もない夢を観ています

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無名魂~高山のブログ
【 随筆 】小泉今日子の生き方

高山の作品から

随筆「濡れる女子事務員 7

2018/02/28
濡れる女子事務員シリーズ本来は、もうそろそろ終わりかなと思ってましたが、Aちゃんの成長と皆への影響そして格闘技大会へとなったので、もう少し行きます。

もう少しと言うか、彼女の成長は早いので自分自身彼女を何作になるかは、分からないし止めるかも知れないけど描きたいですね。


格闘技大会は、かなりの激戦と色々有りすぎてどう書くかを悩みながら書いてます。

正直、今書いてて指は痛いし記憶は、曖昧ですしでゆっくり書くべきかと思ったけど、記録として格闘技大会を自分自身が覚えてる範囲で書かないと忘れるから書きますよ。

あくまでも僕目線です。

客観性低いと思いますね。

これは、自分自身が格闘技大会に出てアドレナリン異常に出たからか記憶が飛んでますし、自分自身の戦いに集中したからです。

元請けの所長や、周りの盛り上がりから格闘技大会が段々と独り歩きして七つの現場の僕ら下請けと、元請けから三十二人が出てAちゃんの居る現場で格闘技大会が開かれました。

下請けのうちが最初は、主導権を取ってたけど、開かれるのが一つの現場で皆が集まるって事から主催は、僕らとAちゃんの居る所のJVに変わって来ました。

しかし、下請けが全員揃ってやれるなんて有りません。

それぞれ現場によって元請けが違うからですね。

休みを調整したのと人間の振り分けをしたけど後は、JVの所長の右腕的な存在の三十代の男の人から色々相談されながらやりました。

その三十代と、Aちゃんの居る現場の連中が中心になって動きましたね。

僕は、出場選手側ですから肝心な相談だけ受けましたよ。

それと、年齢や体調から何時引退しても仕方ないうちの常務も前日から泊まり込みで来て、全ての現場を周りました。

この大会が、下請けは皆僕の所ですが、元請けは、それぞれ違うのに開かれたのは、奇跡的ですね。

全ての現場の坑夫と、それに関わる炊事夫さん事務員が、事情が無い限り揃ったのは、壮観でした。

元請けも、開かれる所以外の元請けも出来る限り来ましたね。

一つは、ここの現場が、最大の元請けってのも有るけどJVの所長の尽力のお陰でしょうね。

元請けの枠を越えたある意味、皆の祭典になるなんて今後もないでしょうね。

僕が、この大会で考えたのは勿論格闘技大会で優勝ですが、現場の管理者としては、皆の交流です。

それと、一人だけ主役を無理でも挙げるならうちの常務ですね。

常務が、会社に貢献したのは大きく、そして何時引退してもおかしくない状況なら格闘技大好きな常務を楽しませようよと、皆に呼び掛けましたよ。

常務も六十代後半ですが、初めて会った頃は、四十代後半です。

今の僕くらいですね。非常に激しい性格で何度かぶつかりましたね。

その後、今の会社に僕を引っ張たのも常務です。

そして、現場を管理するだけで無くて営業を僕に教えたのも常務ですね。

約十年経ちますが、最初は現場は出来ても営業は難しかったですし、常務のやり方に何度も反論しましたよ。

結果が出るまでに二年ほどかかりました。

現場を管理しながら、常務と営業でしたね。

そして坑夫の入れ替えです。

坑夫を、自分自身が一坑夫時代に知り合った良いと思った人にどんどん入れ替えました。

それまでは、常務が集めてたのは僕が集めるように徐々に変えて行きました。

世代交代ですよ。

この世代交代が、Aちゃんの事を書いてるキーポイントです。

世代交代と言ってもマイナスな意味で無くて、古い物で良いのは残しつつ新しい風を入れようと思います。

会社の社長や本社の連中は、計算しかしません。

会長も高齢になったのと、息子の社長の駄目さを分かりつつ許してますね。

まあ、仕方ないです。会社を牽引するのは、仕事を取ってくる人間と現場を動かす人間です。

下請けは、それが一番です。

常務と僕が牽引して来たと思います。そして、今は僕が牽引してると思いますね。

しかし、今後を考えたら坑夫の評判が良いことから仕事が増えてます。

会社史上最高の年商をあげてます。

そうなると、常務が僕を育てたように僕も後継者、或いは右腕を育てないとです。

その筆頭がAちゃんですね。

女に出来るのかって思われるでしょうが、女性だからこそ新しい波を起こせると思います。

それに彼女は、努力家でファイターですよ。

ファイターってのは、喧嘩が強いとかで無くてとにかく与えられた以上の仕事を必死にこなす事です。

彼女は、それを明るく楽しみながら出来てます。

いずれ、彼女の影響からもう数人僕の直属になるでしょう。

そして、多分彼女や他の新しい発想の人間に抜かれますね。

僕が、常務とは違う方向に舵を切って成果をあげたようにです。

それが、宿命ですよ。しかし、常務は僕に色々なノウハウを残しましたからね。

反発しあいながらも常務が居たからここまで、来れましたね。

この数年は、何か起これば俺が責任を取ると言ってアドバイスはしてもほぼ、僕に任せてくれてます。

いずれAちゃんも少し違うだろうけど、そうなりますよ。

Aちゃんをどう育てるかは、試行錯誤ですが必ず彼女なら期待以上と言うか、想像越えて来ると思います。

そういう訳で今回は、常務の為でもありそしてAちゃんが社員になっていずれは、僕の完全な右腕になるだろうと皆に御披露目も兼ねてました。

格闘技大会に出るのは三十二人です。

これを選んだのは、僕や色々な人です。

何時も出てて結果の出てない人は、今回は出たいと言っても外しました。

年齢も二十代から五十代まで多様ですし、元請けからも出て来てますよ。

Aちゃんのお父さんは漁師ですが、昔出稼ぎで何度かトンネルに行ってます。

前にも現場に来てくれて魚介類を持って来てくれて皆に振るまってくれたけど、今回は三人連れて格闘技大会の為に来ました。

今回は、皆に魚介類や寒いからと汁物等を大量に作ってくれました。

三人連れて来たのは、自分自身は格闘技大会をある程度観たいのと、総勢百人を越える人数分を作ったからです。

それも無料ですよ。娘が世話になってるから行っても良いかと言われて、良いけど大丈夫ですか?と聞きました。

大丈夫だから高山君や他の人は、気を使わないでとの事でした。
 
特に僕には、とにかく格闘技大会に集中して優勝してと励まされました。

娘が、世話になっててもここまでしてくれる親は居ないですよ。

奥さん、つまりAちゃんの母親と死別して、一人で二人の娘を育てたのも有るでしょうね。

それと、このところAちゃんと仕事の電話をしてるとお父さんが、少し代わってって有りますね。

娘を任せたと言いながらも心配なんでしょうね。

本当は、色々このお父さんについても書きたいけど割愛します。

非常に男気あって良い人ですよ。

この父親に育てられて、Aちゃんは色々大変だったらしいけど、良かったようですし遺伝子を受け継いでますね。

格闘技大会は、朝の8時位から始まりました。

三十二人出るので、二ヶ所に分けての勝ち抜き戦です。

マットをきちんと敷いて坑夫達が周りに杭を打って虎ロープを巻いて、素人としては立派なリングにしましたよ。

これは、周りに虎ロープを巻くのは僕が言いました。

今回は、大きな大会だし出るの人数も一部を除いて精鋭ですし、とにかく盛り上げようでしたね。

オープンフィンガーグローブも持ってる坑夫が用意して、ヘッドギアまで用意しました。

僕は、寝技と関節技を得意にしてるからヘッドギアは着けなかったですけどね。

やりにくいからですね。

レフリーは、何時ものHとHの班の反対の班長がやりました。

反対の班長は、このところ良く出るからCとしますね。

ルールは総合格闘技ルールです。

簡単に言えば目潰し、金的への攻撃以外はOKですが、細かい事は、かつてのPRIDEルールです。

二つのリングに分けたのは、早めに終わらせてってのもあったけど、強豪同士がいきなり当たらないようにも有りました。

皆の予想してお金を賭けてましたよ。

様々なやり方をそれぞれで考えたようです。

この辺りはフィクションとして読んでね。

本命は僕です。対抗が他の現場で一度僕ともやってるオールラウンダーです。

寝技も打撃も上手い三十代後半です。

仮にS君としますが、彼は僕が諸事情で出てない大会で二度優勝してますし、僕とも一度やって相当な接戦になり何とか僕が勝ちました。

打撃も良いし寝技も相当上手いけど、身体は身長一メートル七十三センチ体重七十キロ程です。

体重は、けっこう有りましたし筋肉質の鍛えた身体でしたが、それほど大きいタイプでは無かったです。

誰が一回戦を勝つかも予想されてましたが、最終的に見たらS君が一番でした。

僕が意外に一回戦で負けると予想した人は多かったようです。

僕は、この格闘技大会を多分今回入れて十回近くやってるけど負けてないから絶対王者も年齢には、勝てないのではと思われたようです。

面白いのは、一回戦勝つか予想でAちゃんが最終的に真ん中辺りまで上がった事です。

最初は、確か圧倒的負けるに皆が賭けてたようですが、徐々に彼女が練習してるとの情報等流れたからかもです。

それと、Aちゃんに勝って欲しいって希望でしょうね。

しかし、Aちゃんの居る現場の連中は、もしかしたらあり得ると見てましたね。

僕もあり得ると思ってました。

極真をやってたのと、二週間程暇が出来たら総合格闘技の動きと寝技をやってましたからね。

総合格闘技の色々なバリエーションでやりましたし、寝技は徹底的にやりましたね。

Aちゃん自身もDVD借りてきて研究してたし、僕の寝技の師匠も教えました。

非常に動きが素晴らしいです。

練習では、大きい相手でも関節を取れるようになりましたよ。

それと相手は、女だからと舐めてくるだろうからそこにチャンスが有るだろうと思いました。

しかし、僕が最終的に言ったのは、勝っても負けてもビビったような試合をするなです。

女の子が、あれだけの気持ちでぶつかったんだと言う試合をしろと言いました。

肝心なのは、勝ち負けよりも怯まず向かって行くことです。

特に初めて実戦で、これだけの大きな舞台なのでびびるなよです。

僕は、最初は今回はもういいよとか言ってましたが、出ると決まってしばらくすると皆に、優勝宣言をするようになりました。

とにかく常務の前で優勝を見せたかったのと、意地でも決勝までは行きたくなりましたね。

最近衰えをはっきり感じますが、だからこそまだまだ俺は
お前らに負けないを見せてやろうと思いました。

衰えを感じるからこその意地です。

僕は、徐々に自分自身を盛り上げる意味も込めて、絶対優勝してやると皆に言いました。

身体も五キロ程絞って体重は六十キロまで落としました。

毎日腕立て伏せと腹筋を、何時もより多くやりましたね。

打撃の練習もしました。

しかし、一番問題なのは股関節を痛めてて、試合の日にはテーピングで固めて出ました。

僕は、格闘技経験は柔術しかないですが、何故今まで勝てたかは、勝負強さと打たれ強さとガッツですね。

自分自身が、一人の坑夫だった時も才能派では無かったからひたすら努力したのと、ガッツでしたからね。

それと、研究ですね。相手をどういう風に倒すかを日々研究しました。

これも昔坑夫だった時と同じです。

僕が強いと知れてからも強豪が負けた後に言うのは、ギリギリまで追い込んだのにが、多かったです。

ここって時に決めてしまうと言う勝負強さは今でもそうですし仕事では、そうですよ。

私生活は、駄目ですけどね。

しかし、本当に良い坑夫や上に上がって来る人間は、何かしら欠けてるんですよ。

人間的に何かしら欠けてますよ。

常務もそうですし、僕の父もそうですね。

何かしら欠けてるから仕事では、上手くそれを埋めて才能を発揮するのかもと思います。

だから班長のCにもAちゃんにも言うけど、いずれ更に上を目指すなら人から色々言われるだろうが、気にするなです。

人から何かしら言われるって事は、良くも悪くも注目されてるって事ですからね。

今回便宜を払ってくれたJVの所長も、それが有るように思いますね。

因みに所長が一回戦で負けるって予想は、ダントツのトップでしたよ。

まあ、元々喧嘩もした事ないし、走るのは好きらしいけど、練習してて格闘技は向かないなと思いましたね。

でも出るからには、必死の姿を見せて欲しいと思いました。

僕は、他の試合は、少しは観ましたが、セコンドに付いたのは、元請けの所長とAちゃんだけです。

後は、ひたすらウォーミングアップしてました。

僕の中では、決勝はEだと思ってましたね。

ボクシング若い頃からやってて、キックボクシングも始めて寝技もかなり出来る。

何より身体が小さいからか、余り警戒されて無かったからです。

しかし、誰が来ても勝つと言う気持ちになってましたね。

僕の最初の試合は、主催してる現場の人では無くて違う現場の元請けの若い男でした。

身長は一メートル八十を越えてましたし、体重も百キロ有りました。

年は二十代半ばです。

年齢的に僕のほぼ半分ですよ。

挨拶程度はした事有るけど、何が得意とか全くデータが無かったですが、セコンドに付いてくれてた柔術の師匠になる坑夫の人が、寝技師じゃないと教えてくれました。

何処からか聞いて来たようです。

しばらく相手の周りを回りならがら様子を見ました。

セコンドは、寝技の師匠とAちゃんのお父さんとAちゃんでした。

寝技の師匠は五十代後半で今回初めて試合に出るんですが、僕の試合には全て付いててくれましたね。

AちゃんもAちゃんのお父さんも全て付いてくれましたが、Aちゃんの興奮した声で寝技の師匠の指示の声が聞こえない事もありましたよ。


一試合目でもAちゃんの高い声での応援がやたら聞こえたのを覚えてるけど、笑いながら軽く手を振ったらしいです。

何故かは、しばらく見てるとこれは、勝てるなと思えたからですね。

相手は、近づいて来て何度かローキックとパンチを出しますが、大振り過ぎて当たりませんでした。

僕はしばらく様子を見ると
相手に胴タックルをしました。

しかし、重くて動きません。

身体を密着させると足を思い切り踏んで相手がズボンにベルトを通してるのが分かってたから、それを持ちながら足払いで倒しました。

大体こういう時にベルトをしてくるのは、素人ですよ。

僕は、ゴムの短パンにタンクトップに裸足でしたからね。

倒すと直ぐにマウントポジションを取りました。

つまり馬乗りになりました。

そして、何度か相手の顔面を狙って拳を振り下ろしました。

鼻血が少し出た所で、腕ががら空きになってるのを見てアームロックを掛けました。

相手は、直ぐにタップして終わりでしたね。

若い大きい彼は唖然としてるような感じでしたが、僕が握手を求めるとボーッとしたまま握手を返して来ました。

多分身体が大きいのと学生時代の喧嘩では、あれでも何とかなったのかも知れないなと思いました。

彼とは、こないだ現場に行ってて会いましたが、あんなに簡単にやられるとは思わなかったですとお辞儀されましたよ。

次は、Aちゃんの試合でしたから軽く手だけ挙げて急いでAちゃんと移動しました。

控え室代わりに休憩所がなってて、Aちゃんはジャージにタンクトップで裸足でした。

何故タンクトップかは、寝技師や柔道家に服を持たれない為です。

Aちゃんは、ウォーミングアップも既に終わっててヘッドギアを戦う前に着けるだけでしたが、落ち着きが無かったですね。

リングに行くと皆の歓声が凄かったです。

セコンドには、Aちゃんのお父さんと柔術の師匠と僕です。

柔術の師匠は、少ししたらもう一つのリングの方で自分自身の試合が有るから、ウォーミングアップしながら観てました。

Aちゃんの居る現場の連中も、近くで応援してましたね。

しかし、明らかに緊張してて震えてるのが分かりました。

まあ、仕方ないんですけどね。

僕は、勝てとは言わないよ。だけど、お前が前に出る所だけは見せて、ヒビってる所は見せるなと言いました。

分かってますとAちゃんは言ったけど、これじゃ駄目だと言う状態でした。

当たり前なんですよね。

女の子が男を相手に、何でもありの実戦に出るならヒビって当たり前です。

しかし、この先彼女が僕の仕事のパートナーになるには、ヒビってては、駄目です。

それが、思わなかったら棄権させてましたね。

格闘技大会で勝つと言うよりも、この先の事を考えてましたね。


僕は、肩を持ってそれを言いました。

そして顔にビンタを張って、気合いを入れろ!!と大きな声を掛けました。

女の子の顔を叩いたのは二度目ですが、僕も彼女と一緒に戦ってる気分でしたからね。

もう一度肩を持って、こんな事でヒビってどうする。これから色々ある。とにかく、前に前に行けと必死に言いました。

そしたら、はっとしたような顔になってかなり落ち着いて来ましたね。

相手は身長は一メートル七十五センチ位でしたが、体重は六十キロは無いくらいでした。

Aちゃんと同じ打撃系の選手のようで、違う現場のコンクリート班の三十代初めの男です。

僕が直接呼んだコンクリート班の人間では無くて、間接的に来た男でほとんど話した事がなかったです。

始まるとしばらくは、Aちゃんきごちなかったですが、行けと叫ぶと前に出て行って蹴って行きました。

しかし、リーチの差があって相手のパンチが何度か当たりました。

Aちゃんの蹴りは、空振りが最初多かったです。

僕は、相手を良く見て蹴れと叫びました。

段々堅さの取れて来たAちゃんは、相手のパンチを避けなから蹴りを入れられるようになりましたね。

しかし、相手も蹴るし殴るしです。

Aちゃんは、下から潜るように蹴って殴って行きました。

鋭い蹴りが相手にも入るようになりましたが、体重差が有るのとパワーの差はどうしようも無かったです。

上手さならAちゃんの方が有りましたけどね。

そうして蹴りあい殴りあいで一ラウンドが終わりました。

コーナーに戻ると、Aちゃんは息が相当あがってました。

普段のAちゃんならあの程度でここまで息があがりませんが、実戦慣れしてないと無駄にスタミナをロスしますからね。

椅子に座って休むAちゃんに、お父さんが水を軽く飲ませて落ち着けと言いました。

僕は、お前には打撃だけじゃないだろう。ここまで良くやってるが打撃だけじゃ負けるぞと言いました。

せっかく練習した寝技も試せるなら試せ、と言いました。

実際寝技は、短い期間に素晴らしく伸びてましたからね。

僕は、肩を軽く揉みながら落ち着いて行けばお前なら勝てると言いました。

Aちゃんは、分かってますとハッキリ僕に言い返しました。

Aちゃん得意の、僕への反論が出たのでほっとしましたね。

思わず笑いながら、その気持ちで行けと言いましたね。

二ラウンド目も打ち合いでしたが、Aちゃんは相手の打撃をほとんどまともに受けずに、上手く距離を取りながら避けてましたね。

柔術の先生が大したもんだな。

もう順応し始めてると感心しました。

その時相手のラッキーパンチが軽く顎を捉えてしまい、Aちゃんは倒れました。

相手は、今がチャンスとばかり上に乗って殴ろうとしましたが、Aちゃんは直ぐにガードポジションを取りました。

相手を足の間に入れて、パンチを届かせにくくするポジションです。

それにそこからなら、柔術家は下から関節を取れます。

柔術の先生も僕も得意とするポジションですし、Aちゃんも散々練習してるポジションです。

それでも実戦ですから、相手の上からのパンチを何発か受けましたね。

本来なら対処出来るんですがね。

そうしてたらAちゃんの足が相手の肩に上がって行って、一気に三角絞めに入りました。

相手の片腕も決めてます。

早かったのに驚きましたね。

相手は、頸動脈絞められてタップしました。

観てる大勢の皆から、凄い声が聞こえましたね。

Aちゃんは、終るとしばらくマットの上で寝たまま上を見てました。

そして、立つと相手に握手をして皆に向かって一礼すると、セコンドの僕に勝ちましたあ!と

次回は随筆「濡れる女子事務員 8

「ガーターベルトの女」~映画化のために​

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「ガーターベルトの女 外伝」(フィクション編) 1
「新・ガーターベルトの女  2 3 4 5 6 7 8 9 10
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