「織田作之助賞」受賞作家の小林長太郎と彼が残したブログ「負荷」と記事を忘れない為に〜#50

ブログ「負荷」には およそ2年半のあいだに1842本もの記事がアップロードされています
ブログにアクセス出来なくなったので
読むことがで出来るのは「負荷」読者の手によって残されたわずかな記事と
私が記録した未コメントの記事のタイトルだけ
このマガジンはそれらに出来るだけコメントしようという試みです
【参考】
第2回 小林長太郎まつりhttps://manyo1000.blog.fc2.com/blog-category-7.html
BUNGAKU@モダン日本https://nonajun.hatenablog.com

2005年05月31日
ソビエト第一章29

「さてと」…でこの回は始まる
電話を終えた奈緒美は…次兄に金を要求する
その代金についての問答があるが
3万円だという
15年以上前の相場としてはどうなのか
案外変わっていない気がする
その道に私は詳しいわけじゃないが
最近の常套句に…失われた20年
乃至は30年という言葉が使われる
その時代…景気は下降
賃金は上がっていないという
だからすべての相場も大した変化はなさそう
しかし…奈緒美は金を要求するのか
金の話は肉体の話になり
神の話になる
そして奈緒美は…神に会ったと話す
またまた…オイオイとツッコミたくなる
神についてのあれやこれやの問答が続く
フローベールが阪神の新庄が登場する
その挙げ句…次兄は帰ると言い出す
このてんまつを長兄に話すと言う
と言うところで次回に続く
何もせんのんかい!と一人ツッコミ

2005年05月30日
ソビエト第一章28

今回の展開も信じられないが
とうとうなるようになった話
なんのこっちゃ…だが
次兄は石野氏がなぜ家の秘密を知っているか
奈緒美は…家同士の付き合いがあるからと言うが
それが生協の配達つながりには
いたって庶民的ではないかと以外だった
石野氏は貴族議員ではなかったか
にしても…その後二人はラブホに行くことになる
次兄が奈緒美の言うことは信じられないと云い
ならば奈緒美は…下の口にきいてみたらと…
その流れでのラブホになる
オイオイ…かりにも今まで兄妹
それがラブホ?って思いますよね
次兄も野生の動物のように
猛々しくなっている
ところが奈緒美は…ケイタイ電話で話し込んでいる
携帯のある時代?とまた私は混乱する
ラブホに慣れない男は
奈緒美の指示のままに歯を磨き…シャワーを浴びる
ベッドに戻るとまだ電話中
猛々しいものが萎えていった…らしい

2005年05月29日
ソビエト第一章27

この回は…次の引用から始まる

「それは飛んだ買いかぶりというものだ。ロジャー・ベーコンは本物の化け物だ。私はロジャー・ベーコン自身がプシュケーじゃないかと疑っているくらいだよ」

それに続く奈緒美の言葉の中に
コバチョウさん自身の姿があるのではないかと
浅はかにも私は思った
私は一応読むには読むが
何も理解していない
いつものように書くなら…理解する気もない
だいたいが登場人物を把握できない
だけでなく人間関係も分からない
そんな浅はかな私が
コバチョウさん自身の姿がある…なんて
良くも書いたものだと思う
では…その記述とは

その年になっても嫁も貰わないで、始終本ばかり読んで、それで自分一人で偉くなったような気分でいる人なんて、この世の中掃いて捨てるくらいいるのよ。

この奈緒美の指摘を次兄はあっさり受け入れる

「ああ、済まない。ちょっといい気になってしまった」

それにも奈緒美はベーコンを引き合いに突っ込む
さらに…次兄が横田家の人間ではないだけでなく
次なる秘密を暴く
長男の嫁のじっか…井上家の者だと
おやおや…あれあれ…
そこまでこじらせるか…
奈緒美のこの告白には
さしもの次兄も参ってしまう
奈緒美が八千代とは結婚出来ない理由を
実の妹だと明かされたから
しかし…奈緒美はなぜそんな事を知り得たのか
彼女に問うと…あの石野の名前が
石野とは何者なんだ

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