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「織田作之助賞」受賞作家の小林長太郎と彼が残したブログ「負荷」と記事を忘れない〜#163

ブログ「負荷」には およそ2年半のあいだに1842本もの記事がアップロードかされていますブログにアクセス出来なくなったので読むことがで出来るのは「負荷」読者の手によって残されたわずかな記事と私が記録した未コメントの記事のタイトルだけこのマガジンはそれらに出来るだけコメントしようという試み

【参考】第2回 小林長太郎まつり

ブログ「負荷」の0コメント記事~その12

少年A論13
2005/5/7(土) 午後 2:32
少年A論14
2005/5/7(土) 午後 2:30
マウナ・ノニについて
2005/5/7(土) 午後 1:52
カレーライス
2005/5/7(土) 午後 1:51
逍遥先生漢字メモ1
2005/5/7(土) 午前 11:59

漢字読み仮名67
2005/5/7(土) 午前 11:56
漢字読み仮名65
2005/5/7(土) 午前 11:54
漢字読み仮名64
2005/5/7(土) 午前 11:53
漢字読み仮名63
2005/5/7(土) 午前 11:52
漢字読み仮名62
2005/5/7(土) 午前 11:45

その12の50項目をコピペした
きのう書いたように…漢字読み仮名の
タイトルが続き
5件が他のタイトル…実質4件だけ
そこで今日は…

逍遥先生漢字メモ1
2005/5/7(土) 午前 11:59

漢字メモ…とは?
その前に逍遙先生とは?
それを調べておかないことには
先に進めないのでは…と思った次第
なにせ私に分かることは
昔々のお方でしょ…って位

坪内 逍遥(つぼうち しょうよう、旧字体: 坪內逍遙1859年6月22日安政6年5月22日) - 1935年昭和10年)2月28日)は、日本小説家評論家翻訳家劇作家。小説家としては主に明治時代に活躍した。代表作に『小説神髄』『当世書生気質』及びシェイクスピア全集の翻訳があり、近代日本文学の成立や演劇改良運動に大きな影響を与えた。本名:坪内雄蔵つぼうちゆうぞう。別号に「朧ろ月夜に如くものぞなき」の古歌にちなんだ春のやおぼろ(春廼屋朧)、春のや主人など。俳句も詠んだ。

ウィキペディア

青空文庫で彼の作品を参考に見よう

十歳以前に読んだ本
――明治四十五年六月『少年世界』の為に――
坪内逍遥

 私は過去を語るのが強ち嫌ひといふ訳でもないが、前へ向つてする仕事が比較的忙しかつたので、曾て昔話をしたことが無い、随つて古い事はずん/″\忘れてしまつた。さうでなくとも、地体が記憶力の弱いはうで、忘れる事につけては名人なのだから、爰にかういふ題を掲げて見たものの、ねっから何も思ひ出せない。併し、若し其忘れっぽい私ですら、今尚ほ覚えてゐるといふ、十歳以前の熟読書といつたやうなものがあつたら、それは何等かの意味で注意するに足ることかも知れない。
 私は十歳以前は、美濃の太田といふ尾張藩の代官所で育つた。其頃はちょうど維新の真最中でもあり、十人の同胞中の一番末の子であつて、比較的甘く育てられて、怠け者でもあり、処は田舎でもあり、かた/″\で、十一歳の年に名古屋へ移住したまでは、殆ど何等の規則立つた教育といふものは受けたことが無かつた。寺子屋へ通つたのさへも、名古屋へ移つてからのことである。習字や素読さへも、最初は兄に、後には姉婿に教はつたのみであるから、教へるはうも不規則、習ふはうは尚ほの事、互ひに気儘や我儘が勝つので、厳しく叱られて泣面なきつらになつたことの多い割合には、習ふことが身に沁みず、只ぶら/″\と月日を過し、閑さへあればたわいもない、くだらん本ばかり読み耽つてゐたものである。併し今になつて考へると、其頃目に触れたくだらない本が、今尚ほかすかに幾らかの印象を残してゐるのみでなく、私の過去数十年間の仕事に、自分では心附かなかつたけれども、始終何等かの影響を及ぼしてゐたやうに思はれるから、おそろしい。
 其頃目に触れた本で、今尚ほおぼえてゐるのは、第一に『実語経』、『孝経』、『大学』、『論語』、無論、これらは厭々いやいや素読を教はつたばかりだが、何百度と読まされたので、文句には今なほ微かに其頃の記憶が残り、『実語経』だけは粗ぼ意味も解してゐたと思ふ。それから『百人一首』。これは古風な大形本で、画は西川派風であつたと記憶する。多分五六歳頃の最愛玩書であつたらう。山辺の赤人でも、柿本の人丸でも、坊さんでも、女でも、其頃は目か鼻か口元か烏帽子の尖さきか衣裳の端かを見せられゝば、直ちに其名を指し得る程に目覚えがあつた。次は英泉、北斎、其他の漫画本。要するに、読むよりも見るはうが好き、目で見たことはよく覚えるが、単に耳から注込つぎこまれた事は容易に呑込まぬ鈍根、若しくは気の散る性質であつた。

青空文庫

その一部を長くなったが引用した
こんな機会でもないと私は読む事が無い
これは新字旧仮名で記録されているから
まだ読み易いが…旧字旧仮名だったら
私には歯が立たないだろう
見てみようか…

ロミオとヂュリエット
序詞
序詞役じょしやく出でる。
序詞役 威權ゐけん相如あひしく二名族處ところは花はなのローナにて、
古ふるき怨恨うらみを又またも新あらたに、
血ちで血ちを洗あらふ市内鬪爭うちわげんくわ。
かゝる怨家ゑんかの胎内たいないより薄運はくうんの二情人じゃうじん、
惡縁あくえん慘むごく破やぶれて身みを宿怨しゅくゑんと共ともに埋うづむ。
死しの影かげの附纒つきまとふ危あやふき戀こひの履歴りれき、
子等こらが非業ひごふに果はてぬるまでは、
如何いかにしても解とけかねし親々おや/\の忿いかり、
是これぞ今いまより二時間じかんの吾等われらが演劇えんげき、
御心みこゝろ長ながく御覽ごらんぜられさふらはゞ、
足たらはぬ所ところは相勵あひはげみて償つぐのひ申まうさん。

序詞役じょしやく入はひる。
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青空文庫

漢字メモ…を作りたくなる
負荷さんにして漢字メモ…
旧漢字の作品を読もうとすると
そりゃあメモを作らないと…
そんな感じだったのかなあ…
引用ばかりで私が書いたのは僅か
まいっか…

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