高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【408】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の映画化芝居化・・・
その他いろいろ作品化できれば
なんて途方もない夢を観ています

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📖 無名居士のたわごと ⑴〜2022年1月2日・・・やはり新年に思うことなど

私にとってはある意味今がすべて
今日一日が無事に過ぎればそれに越したことはない
今日が終わればいやでも明日が来る
月日とはそのくり返し
月日の区切りに様々な節季がある
新年はその一つに過ぎず
しこうして・・・然して・而して
と書くようだが節季の最大の行事になるのか
だから人は新年に一年の計を立て
心機一転心を新たにする
明日は今日の続きでしかないとする私にとっては
いつもの一日に過ぎない
かなりアマノジャクだと思うに
大体世間一般と同じである事がイヤでたまらない
世間や時流や世の大勢に従いたくない
異端でありたい
常にマイノリティーでありたい

だから新年とて何も改まることもない
新たにすることも無い
いつもと変わらず何時も通りの事をする
だからいつも通りにこれ書いている
書き続けることで誰かの目に留まればいい
そして高山のエッセイ集に関心を持ってもらえたらいい
それが何らかの作品化につながればいい
映画化されればこの上なく嬉しい
それが最大の夢であり目的
ただ私に出来ることは書き続けること
私が書き続けることで私への関心が
高山への関心につながることを願う
高山の数々のエッセイシリーズは
トンネル工事現場を知り尽くした高山が
工事にかかわる役所や会社や労働者や
現場周辺の住民やその家族の人間模様を描いて新鮮な息吹を伝えてくれる
そこには未来を見据えた高山の戦略がある
トンネル工事の最先端は掘削現場
男専門の仕事場と言われる所に女性を送り込む
アルバイトの女性事務員が下請会社の総責任者高山に次ぐナンバー2の地位に抜てきする
自身も工事の事故で足に若干の障害があるが
技術では人に負けない
その自信がハンデが有る無しで人を差別しない精神を育んだ
腕がいいかどうかで人を重用する
若干のハンデはあるが高山の現場では実際に人以上の能力を発揮している
その高山の信念理念は役所や元請けの圧力に屈しない
逆に元請けに高山の理念思想が支持されつつある
工事には地元の組関係の過去からのしがらみもあるが高山はそれにも屈しない
高山の現場で働く女性は4名になった
女性が活躍する現場は未来を先取りしていないか
だから高山が書くエッセイは未来を見つめている
新しい息吹を感じる新鮮さに満ちている
高山の魅力を知って欲しい
高山のエッセイを読んで
新鮮な息吹を感じて欲しい

📖無名居士のたわごと ⑵〜「続 壺 齋 閑 話」の記事を読んで コメントする試み・・・「化身:東陽一

新年のあいさつなんか
昔から照れくさくてしないタイプ
冠婚葬祭なども苦手
要するになまくら人間
適当な言葉を色々思い浮かべて
普段使わないなまくらと言う言葉が浮かんだので
念の為に検索して確認
鈍と書いてなまくらと読むそうな

元旦でもあるし
もっとも最近は元旦でも店を開けているところもあるが…
やはり元旦だけは休んでいる所は多い
なまくら者の私でもブログはどうしようかと一応考えた
休もうかとも思ったがチョット事情があって
ネット環境が一時的だが使い勝手が悪くなってしまった
何時もなら記事を書かないとするなら
ガンガンドラマ配信を観まくるのだが
そんな環境にしようと考えた末の選択が
結果として最悪の状態になってしまった
考えた末のこの詰めの甘さ
なまくら者の証明と言うこと
それならばいつも通りに記事を書こうと
壺齋散人氏の難しいブログを開いたのであります
画家のルソーの記事もありましたけど
今回ピックアップした記事が
化身:東陽一
実は数日前にはこんな記事が…

四季・奈津子:東陽一 - 続 壺 齋 閑 話
http://blog2.hix05.com/2021/12/post-6261.html

東陽一監督作品には関心ある映画がありました
と思って検索したら作品が見当たりません
どうやら私の思い違いで違う監督の作品でした
ちなみにその作品はタイトルも忘れていたので
主演女優の倍賞美津子のウィキで確認すると
森崎東監督の『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』
またもやなまくらを発揮?してしまいました
それが私らしいところでもあり笑ってしまいます
失敗も間違いも何もかも笑って済ませられるのは
なまくらの利点かもしれません
長所は短所 短所は長所…と言いません?
検索中の記事で思い出しました
壺齋閑話のブログ記事で東陽一監督関連にこんなのもありました

サード:東陽一 - 続 壺 齋 閑 話
http://blog2.hix05.com/2021/12/post-6250.html

実は一週間ほど前のこの記事にコメントしようかとも思いました
でも前二つの映画について書く手がかりがありませんでした
私の場合もうお分かりと思いますが
記事自体へのコメントからは逸れてしまう傾向があります
それは何故かと言うと自分の守備範囲と言うか
得意分野と言うのは面映ゆいのですが
要するに書きやすいネタ探しになるのです
では何故今回の『化身』を取り上げたか…
それは記事のこんな記述からです
部分的に一部を引用

これは要するによく工夫されたポルノ小説なのだが

ともあれ、時代の風を感じさせる映画である。その風はピンク色をしていたというわけだ。

ポルノとピンクの2文字が私を誘惑した
昨日書いた記事で私が如何にヘンタイでスケベーかお分かりいただけたと思う
ポルノと言うよりピンク映画の時代
忘れっぽい私ですが記憶にしっかり残っているシーンがいくつかあります
思い出しながら書いていきますが
もしこれをお読みのお方で共通の思いがあれば涙が出るくらい嬉しいのですが…
その前に高校時代の頃にある映画を観に行きました
その映画も当時の私はどうしても観たい気持ちを抑えきれない内容で
成人映画指定だったはずで高校生の私は年を誤魔化すべく
背広にネクタイで出かけました
入れたので誤魔化せたと思ったのですが
顔はどう見ても未成年
映画館の人は多分高校生だとお見通しだったでしょうね
その映画は『白日夢』

『白日夢』は、谷崎潤一郎の戯曲。全4幕から成る。歯科の治療を受けに来た青年が同じ患者の美しい令嬢を見るうち、麻酔の昏睡の中で白日夢を見る物語。1926年、雑誌『中央公論』9月号に掲載された。 ウィキペディア
初公開: 1964年6月21日
監督: 武智鉄二
作者: 谷崎潤一郎

Daydream (白日夢 Hakujitsumu) [1964] (trailer).

何故この映画を観たかったかと言うと
ひとえに縄で女性を縛るSMらシーンの写真を雑誌で目にしたから…
期待が大き過ぎて実際のシーンも観たあとの印象もまったく覚えていない
当時なら恥ずかしくて人に言えないが
もう恥ずかしい年端とっくに過ぎてしまって
こうやってブログ記事にして晒している
それを成長進歩と見るか
後退堕落と見るか・・・さてどうでしょう

そろそろ集中力が欠けて書くのが面倒になって来ました
いつも横道にそれ過ぎて本題に入る前に息切れ状態
お腹も減って来ました
やめたいところですが簡単にでも書いて済ませて
朝食にしたいと思います
忘れられないピンク映画のシーン
一つはタイトルは思い出せないが男優は野…
名前は覚えていたはずなのに出て来ない
ボケあるある物語ですがなんとか検索で見つけよう
いくつか記事を巡ってやっと分かった
野上正義・・・頭の野は合ってた
分かったのはこの記事
感謝の気持ちを込めて紹介します

全てのピンク男優たちに心からの花束を | 映画遁世日記
https://gamp.ameblo.jp/dyodiary/entry-11978839753.html

彼を紹介できる画像があればと探していたら
彼を知るのにふさわしい記事があった
すでに動画故人になられていたことを知った
その追悼記事だった
映画のスチール写真がたくさん紹介されていた

野上正義 追悼 | レポート|神戸映画資料館

映画のオープニング・クレジットで流れた映像が強烈だった
真夜中2艘の漁船が網を引き揚げている
海面近くなって魚の群れの中に
俯向いた真っ裸の女性の死体が…
網の中で魚は群れてハネている
その中で裸で死体役がよくやれたなと思う
よくもそんなシーンが撮れたと思う
その後の展開がどうなったかはまったく記憶に無い
ただその映画館がどこにあったかとか
上映中の暗い館内の雰囲気
役者のくぐもって聞こえる声とかが思い出せる

もう一つの忘れられないシーンは…
確か雨上がりか…水溜りがあったような堤防の上の道路での白昼の強姦シーン
男優は覚えていないが女優は忘れられない
実はその女優の映画館での実演を観ている
そこで知ったと思うが長崎県出身
私もそうなので親近感を覚えた
その後テレビのドラマの名脇役として大活躍された
白川和子が強姦される役
そのシーンのリアルさに驚いた
映画のタイトルを特定したくて何度も検索したがまだ分かっていない 
白川和子の出演作で探しても特定出来ていない
今一度調べてみる
大阪に居た頃だったか名古屋だったか…
大阪だったら万博前後…1970年代?
今回も特定出来なかった
と言うことは彼女では無かったのかもしれない
又しても私の思い違いか…
以前 白昼の通り魔…とかタイトルを想像して調べたりもしたがダメだったし…

10時前になった
さすがにお腹が減った
空腹感もたまには良い
では又…

📖 マガジン発行の初心を忘れない為に 〜マガジン第30号から・・・「2019.5.21~高山のことやトンネル工事現場で何がおこっているかなど:ゲイカップルのことなど

〜一部省略〜

ここから午後の部になります
あすのnoteの準備作業がまだ途中だからこの文章を書き終えて
そっちの作業もしなくちゃ段取り狂っちゃうし
いつもは準備作業を済ませてこの文章に取り掛かってたから
じきにゆうしょくまえになっちゃうというパターンだったけど
今日からはここの文章済ませて・・・当然他の項目の作業もだけど
まだ残ってるからとにかくけりつけて次の作業にってとこ
さてそこで「女装」からヒントを得て思い出したことが
高山のトンネル現場でのゲイカップルの問題
昨今ゲイカップルの結婚とかが話題になっている
いまでこそ高山の現場では女性が活躍するようになってきたけど
それまでは男ばかりの職場・・・しかも女人禁制だったんだ
いわゆる山の神は女神なので女が山に入ると嫉妬して
色んな問題災難が起こると信じられていたとかないないとか
男ばかりの世界だと当然男同士の関係もあるわけで
ただ大っぴらにはなっていなかっただけのこと
だが最近高山のところに入った抗夫から高山に事前に話があったとか
問題が起こってからではまずいと思ってのことだろうが
ゲイカップルであることを「申告」してきたわけ
高山は例えば女性を山に入れるようにタブーなんかを気にしない男
要は仕事が出来ればいいのでゲイであろうが問題にしない
もしゲイカップルという噂が広がった場合は責任もって高山が対処する
そう相手に話して安心させたそうだ
これまでも半ばそういうことは黙認されていたわけで
ことさら問題視することもないという認識
その後しばらくしてやはり噂が広がったらしいが
事前に話を聞いていたので高山は噂を押さえこんでいった
高山はある意味独裁的存在だった
現場が拡大するとともに常務が引退したこともあり
社員を増やして集団指導管理体制に移行している途中だった
その社員には例のアルバイトの事務員から抜擢されたA子や
班長として有能だった抗夫
そして高山とコンビを組んで色んな現場で掘削の仕事をして
気心の知れている尾内年の抗夫・・・彼は高山とは性格的に
真逆でいつも冷静で見かけからして公務員的容貌らしい
腕がいいことは全国のトンネル業界に知られていて
昨年高山の現場で働くようになるまでは東北の現場にいた
その彼が高山の現場で働くようになったわけにはいくつかの理由があるが
それはまたの機会に書くことにする
それから社員に登用したもう一人の抗夫は年齢的にも年長の60近い人
高山が師匠と仰ぐひとで古くからのトンネル工法にも詳しいという
そうやって集団指導と管理体制に移行していた
現場が増えていったための必然的な体制だが要となる高山の
リーダーシップがあってこそだ
その指導訂正にはまだまだ問題があると高山は言っている
ゲイカップルの噂は大きな問題にはならずに若い方の抗夫の能力に
注目が集まっているという
その相方の年長の抗夫は年齢的に30代を超えているので
今以上の腕の伸びは期待できないだろうという大方の見方
トンネル現場に限らずどこでもそうだろうが
仕事が出来るかどうか才能が有り伸びるかどうかが注目される
高山は自分は才能はない方だったが周りの先輩が自分を引き立ててくれたし
それにこたえるために自分は人以上に頑張ったという
トンネル現場は二班で昼夜入れ替わりしながら掘削を続けていく
つまり競争意識が強いのだ
時にはケンカになることもあるという
それくらい負けん気ガッツがないと班長は務まらない
負けん気で高山は相手方をやっつけてきた
つまり掘削の距離で勝ってそれは給料の差になる
負けん気やる気がないと抗夫はつとまらない
私があった20歳になったばかりの高山からは
そんな印象は受けなかった
色白のひ弱な感じすらした
当時彼は映画関係の大学をやめ
つまりは夢破れた中途半端な状態で京都に来たのだろう
その後田舎に帰り父親が経営するトンネル下請け会社で働くようになる
父親の遺伝というのだろうかトンネル抗夫という働く場が
彼には似合っていたのだろう現場で頭角を現していった
それは彼の実力で今の成功につながる
しかしその途中で彼は父親の会社の倒産という試練に会う
借金に追われていたのだろう・・・バイトを一緒にしたというだけの縁で
私にも連絡してきたのだがパニック障害を抱えていることもあったのだろう
情緒の不安定さが電話越しにも分かった
よく泣いたし何度も同じこと・・・間違いなく送金してくれるかと
確認電話をしてきた
私は嫌だったが彼自身病気なのでと断っていたので
事情はよく分からないまま出来るだけ平静に対処するようにした
いまでも念を押してくるのは変わらない
お金を借りているという意識もない
端から返せないお金と決めている
私の方も貸した金はあげた金とあきらめている
そう思うようにしている
頼まれたら断れない自分の性格
これも縁だしこの縁である意味好きなエッセイ好きなMという女性に出会い
こんなことをしているわけでこれがひとつの私の生きがいにもなっている
そう思えばお金のことはさておいても高山に感謝をしていいのだろう
この先どうなるかは誰も分からない
私の先は知れたものだが少しでも高山の役に立ったのなら
これでよかったのだと思う
そういう事情もあってなんとか高山の作品を世に出したいと思っている

それではまた明日

📖 高山の作品から〜【新シリーズ】Yとの嬉しい再会「嬉しい再会」

大きなトンネルの現場で作業員を他の所に回さないといけなくなって、誰か良い作業員居ないかなと他の作業員と何気なく雑談してたら、鹿児島のYが居ますよと言われました。

Yが失業してるようですよと言われました。

高山さん知ってるでしょう、Yですよと言われてしばらく考えて、あー!と思い出しました。

僕が、三十代の頃に何ヵ所か一緒に仕事した、二つ年下の男です。

ボディービルやってる体で、ハーレーに乗ってました。

前に書いたかも知れないけど、しかし彼は耳が悪いんです。

普通に話すのは問題ないけど、遠くから呼んだりは難しくて、普段は補聴器着けたりしてました。

トンネルの現場では、補聴器付けるとトンネル内の機械の音が入りすぎて、付けてなかったです。

普段話す時は少し声を大きめにすれば良いくらいですが、トンネル内では音が聞こえにくいらしくて簡単では無かったんですね。


耳が悪い事から、火薬の免許を相部屋になったから色々教えたんですが、落ちましたね。

しかし、彼は火薬の免許が無くても非常に勘が良くて、親しい人達はほとんど目と手で合図して、火薬の挿入をさせてました。

火薬の作業は、機械に乗る人と火薬を詰める人に大体別れます。

僕は、当時は両方やってたけど、主に機械に乗ってました。

Yは、機械はまだそれほど得意で無くて詰めるのをやってたけど、合図が上手く通るようになってからは、Yの勘の良さには凄いなと思わされました。

こちらに背を向けて、火薬の電気の線を繋いだり火薬を込めたりするんですが、パターンが分かると最初に十メートル弱から合図を送るだけで、ほとんど分かりましたね。

今日はこういうパターンだからって感じで、手で送るんですね。

それでも迷ったら必ずこっちを振り向いて合図を待ったからこっちも直ぐに違うなら合図で指示しました。

身振り手振りです。

しかし、火薬の免許を持たないから段々掘る方は難しくなって、何でもやってましたね。

働き者でしたし、人間的にもとても良かったです。

相部屋になってからは、特に親しくなったから火薬の免許を取らせたかったけど、当時は一番簡単な免許も落ちました。

三十代の頃は、それでコンクリート打設班に手伝いに来たり雑工やってました。

幾つか現場を一緒にやって、三十代半ば位で別れました。

その後は、トンネルやってるとも聞いたし或いは辞めて、地元で建設業の作業員をやってるとも聞いてました。

トンネルをずっとやってるなら頻繁に連絡したでしょうが、辞めてるとも聞いてたから連絡してなかったです。

それで、Yを知ってる作業員に火薬の免許は取れたのかと聞くと、最近やっと取れたらしいです。

僕は、おー!それなら呼ぼうです。

性格も良いし働き者でしたが、火薬の免許を持ってないならまたここで雑工は、年齢的にも経済的にも厳しいだろうです。

直接、ケータイ番号を知ってる作業員から聞いて電話しました。

Yは僕だと直ぐに分かると、●●ちゃん呼んでくれるのとなりました。

●●ちゃんとは僕の名前です。

Yは年下なのに、ずっとそれで呼んでましたからね。

僕も特に気にして無かったです。

だけど、Yが偉くなったから●●ちゃんは不味いね、と言うから笑いました。

確かに皆の前では高山さんで呼んでよと、偉くないよと答えました。

Yにしてみたら同じ作業員だった僕が、会社の職員になってるのは偉くなったんでしょうね。

僕は所長も班長もやってたけど、Yは何時も一作業員でしたからね。

それで呼んだけど、流石に二つ年下ですから四十代後半です。

その辺りの体力的な事とか心配してました。

現場に来たので会うと、その心配は大丈夫そうだと思いました。

相変わらずボディービルのようなので鍛えてて、身長は175センチ程ですがゴツいです。

お互い懐かしいなあです。

昔は髪を長くして、後ろで括ってたのは短くなってましたし、やはり老けましたね。

僕を見てYは、変わらないねと言ってましたが、Yも僕が多少老けたと思ったでしょう。

約十年ぶり位の再会です。
 
現場の説明をして、最初はとりあえず雑工を数日やってから掘るのに入るか、と言いました。

いきなり掘るのに入れようかと思ったけど、僕がYがどの程度になってるか或いは落ちてるかを見たかったからです。

その辺りはシビアに見ますからね。

しかし、落ちてるどころか機械に乗るのが非常に上手くなってるし、とにかく動きますね。

それも要領よくです。

これなら掘るのに入れられるで入れましたが、耳の事が心配でしたから掘る方の班長呼びました。

耳が悪いけど勘は良いから、合図を送れと言いました。

班長は、Yより若い三十代後半です。

何なら僕がしばらく入って様子を見てやろうかと言うと、そこは大丈夫でしょうとなりました。

耳が難聴のせいで、上手く行かないでは困るからね。

二日ほど様子を見てたら、班長も上手くやってました。

三日目には、ダイナマイトを仕掛ける為の大きい機械にYが乗ってました。

昔は、これにはほとんど乗らなかったし上手く無かったです。

それが、とても上手くなってました。

元々素質はあったけど乗らせて貰えなくて、素質を開花させられ無かったんですね。

班長も他の作業員も、あの人やりますし性格も良いですね、となりましたね。

僕の中でほっとするものが有りましたね。

耳の障害のせいで苦労して来てるの知ってるから、良かったと思いました。

休憩時間にYが缶コーヒー奢ると言うから、二人で自販機の前で立ち話ししてました。

あのあとあちこち行って嫌な事もあったし、一時はトンネル辞めてたらしいです。

こうして●●ちゃんに呼んで貰えるとは思わなかった、と言うから笑いました。

僕が会社の職員になってるのは知ってたらしくて、知り合いに頼んで僕とコンタクト取ろうかとも思ったらしいです。

しかし、自分自身は耳の事が有るしもう若くはないしで、辞めておこうと思ったらしいです。

僕は、良い掘り出し物を見つけたよと言い返しました。

二人で当時の話しで盛り上がりましたね。

最初にあった時は、僕が三十一とかで向こうは二十九とかです。

当時、年上で現場を仕切ってた人達はほとんど引退してます。

当時の僕は、カッとなると激しかったとか言われて笑いました。

そうしてある夜勤の日に、僕は見張りのような形で詰め所に居てDVD観てました。
 
何かしら起こると、呼ばれるって感じです。

昼もあちこち現場を回るから、仮眠する事も多いです。

部屋は四畳半無いくらいで狭いけど、最近は寒くなってストーブ入れてますから僕にはとても嬉しいです。

その部屋にYが来ました。

夜勤に出てて休憩時間のようでした。

部屋を見ると、もっと良いところに移るか自分の部屋を使えば良いのに、と笑いました。

Yの部屋は、今のところたまたま空いてて普通は二人部屋になるのが、一人らしいです。

Yは他の作業員に聞いたらしくて、他の現場も回ったり営業したりしてるからなるべく高山さんに迷惑かけるな、と言われたと言ってました。

●●ちゃんも偉くなったけど大変だねと言うから、そうだよと答えてあの頃はお互い若くて楽しかったなあと言いました。

そういえば、その頃も僕の部屋がたまたま空いたらYが勝手に来て、●●ちゃんなら気を使わなく良いからと来たよなあ、と言いました。

そしたらYは、だって実際お互い気を使わなかったでしょうと言うので、そうだなでした。

Yは、火薬の免許を取ろうとした時も僕が凄く手伝ってくれたのは、嬉しかったと言いましたね。

こういう話しするのは、お互い年を取ったんだねとYが笑うから、そりゃ年だけは平等に取るよと言って、俺なんか頭の毛がやばいぞと笑いました。

僕は、Yがまたハーレーに乗ってきてるから今度後ろに乗せろと言うと、いいよと嬉しそうに言い返しました。

昔は、後ろにだけで無くてしばらく借りたこともあったけど、今は免許を無くしたから後ろで良いよと言うと、Yは無免許でも少し位なら良いよと笑いました。

お互い年は重ねたけど、あの頃の気持ちは変わって無かったんですね。

多分Yは、この現場だけで無くてしばらく僕の現場で使いたいと思いますね。

そして、耳の障害を上手く切り抜けたYを凄いな、と思いましたね。

出来そうで出来る事ではないです。

難聴程度ですが、トンネルって仕事になると簡単ではないですね。

だからYは、何時も目と勘を働かせてます。

トンネルでは、怪我をしたあとの人とか多いです。

指を無くしたりとかね。

しかし、耳の障害は長くこの世界に居ますが、Yだけです。

良くやってるなあと感心します。

Yは、ハーレーで今度二人で何処か行こうと言うと、部屋を出て行きました。

僕は、そうしようと答えました。

おわり

📖「ガーターベルトの女」の映画化のためにエッセイをお読み下さい〜第11話

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「ガーターベルトの女 11」

Mのシリーズ続いてますね。

『007』シリーズ並みですね。

それでも、うけるうけないより書きたいからですね。


前ほど読まれてないのも分かってるけど、何かしらとりつかれましたね。

Mとヤクザの親友を書いたら、非常に色々思い出して辛いしだけど、って感じですよ。


人は二度死ぬと言いますが、一度は現世での死です。

もう一度は、人から忘れられた時です。


ヤクザの親友は、サイトでもフィクションを入れて書いてますが、ノンフィクションで書くと色々思います。


彼をAとしますね。


Mと知り合ったのは、店に僕が連れていったからです。


中卒でヤクザになったけど、僕の高校に学ラン着て時々遊びに来てた事から、何故か馬が合いました。


十代の頃からケンカは凄かったです。

一度、何かで高校の時に揉めて、剣道場に居たら来たんですよね。


こっちも腹立ってたから、木刀で腕を思い切り打ちました。

素手でやると負けると思ったからです。


彼は一メートル七十五程で、僕は当時は彼より十センチ低かったです。


身体も僕は出来て無かったしで木刀でやったら、それでも抑えつけられて上から何度も殴られましたが、途中で下から僕が目に指を入れたんです。


アントニオ猪木流です。

その後もこの手を何度も使いますが、この時が初めてです。

思い切り入れたら片方の目から血が出て、そこから形成逆転して殴りました。

途中で部員が皆で止めて終わったけど、お互いぼろぼろですし、Aは目が見えないようで直ぐ病院でした。


殴られた数は圧倒的に僕でしたが、僕は打たれ強いんですよ。


それでも数日は、口の中切れてものがまともに食べられませんでした。

Aは、幸い目はしばらくしたら治りました。

そこで、お互い親しかった学校の不良のボスが中に入り、仲直りしました。


不良のボスが中に入らなくても、Aは眼帯着けて道場に来ましたからね。


素人にあんなのやられると思わなかったからすげえな、と言いましたね。


木刀で殴ったのも後から骨折してたの分かって、その腕で殴ってるんですよ。


十代の喧嘩ではなかったですね。


まあ、色々あって気が合いましたね。


僕は、二十代半ばまではあちこち仕事で行ってたし、Aとは連絡してなかったら街に戻って偶然会いました。


Aはすっかり貫禄付いててスーツ着てて、僕は笑いましたよ。


それから、何かと会うようになりました。


本人、中卒をコンプレックスに思ってたのか、僕が勧める本を大量に買ってましたね。


ハードボイルドが好きで、北方謙三や海外のハードボイルドも読んでました。

僕に本って面白いなあと言いながらも、小さな辞書をいつも持ってて分からない漢字や意味など調べてましたね。

Mの店に行ったら、一回で気に入りました。

映画が好きで、Mも僕もビデオになったのを良く勧めました。


それと僕の親友だと言うのと、飲んでも飲んでも乱れない、乱れないですよね。

陽気に多少なる程度です。


中卒からそういう世界ですから鍛えられたのも有るけど、強かったですね。


Mと三人で、何かの洋画を観に行った事もあるけど、題名が思い出せない。

観てから食事しようとなってたの、にケータイに電話が入りAは急いで戻ったのを覚えてます。


高校の時に、一度か二度キャンプにも行ってて、Mとその話しで盛り上がりました。


Mがキャンプって良いねと言い出したから、僕らは止めました。


若い女の子が行くのには、トイレの問題とか虫とか色々あるからね。


止められるとMはむきになりましたね。


別にそんなの大丈夫と言うし、二人が襲っても良いよと笑ってました。

一泊で何処かに行くかとなったけど、Mは夏で泳ぎたいのも有ると言うから、海辺でトイレがきちんとあって簡易のシャワーが付いててを探したら、意外に近くにありました。


Aがマイクロバスを借りてきて、いざとなればMちゃんはここで眠れば良いよと言いました。


マイクロバスは外見は古かったけど、中は徹底的に掃除されてました。

AのMへの気配りですね。


Mは、雨でも降らない限りはテントで寝ると言うから、ドーム型の大きなテントをAが買ってました。


僕が、こんなの俺達の十代の頃は手が出なかったぞと言うと、お前と二人なら古いので良かったけどな、と笑ってました。


昼間はMが泳ぐの見ながら、Aは周りも幾らかいたから刺青のせいで、ジャージとロンT着て釣りをしてました。

僕は、釣りは苦手なので貝とか探してましたね。

Mとも多少泳いだけど、Aが泳げないから悪くて、です。


釣りにも貝を取るのにも飽きて、二人で浜辺で座って缶ジュース飲みながら煙草を吸ってました。

釣りも幾らか釣れて、貝も幾らか取れました。

Mの要望で飯ごうでご飯を炊いて、レトルトカレーを焚き火しながら食べよう、でした。

貝も焼いて魚も適当に焼くか、でしたね。


Aが、Mちゃんは良いなあと繰り返してたから、お前人の女を取るなよ、でした。

そう言うと、先に俺が知り合ってたら良かった、笑いましたね。


それと、久しぶりにこういうのをするの楽しいな、としみじみ言ってました。


年齢のわりに、もう大人でしたね。


Mの希望通りに、飯ごうでご飯を炊いてレトルトカレーを食べなから、夕暮れになって焚き火しながら話しました。


貝も魚も焼いたけど、いまいちでした。


Mは、飯ごうのご飯の美味しいのに驚いてましたね。


Mは水着の上にパーカー着て、ジーンズを切って短パンにしたのを着てました。

Aが、Mちゃんトイレは汚いかもだけどあそこだからと言うと、今は海でしたから好いと笑いました。

僕に、薄暗いからトイレに行きたくなったら付いてきてよ、とも言いました。


焚き火を見ながらAはビールを何本も飲んでたけど、僕はこういう時は酔うからとMと二人でコーラか何かを飲んでました。

Mが、僕にトイレに行きたいからと言うから付いて行きました。


小さい懐中電灯電灯で照らしながら歩いて行きましたね。

古いコンクリートで出来た水洗のトイレですが、綺麗ではなかったですね。


Mが出て来ると、キスを求めて来ました。

軽くしてると段々燃え上がってしまい、トイレに連れ込んで後ろからしました。


Aはその辺りは理解するだろうですが、汚いトイレと言うシチュエーションのせいで早くいきましたね。


Mは綺麗に拭いてくれて、興奮したと軽くキスをしました。


その時、あー!って声が聞こえたので慌ててトイレから出ると、Aが裸で夜の海に走って行ってました。

夜ですから、見てるの僕とMだけですが裸ですからね。

思わず笑ったけど、白い体と刺青は良く見えました。

夜ですし、明かりって近くには焚き火くらいなんですよ。


いやらしさとか無くて、あー泳ぎたかったんだなです。

そしたらMが、僕のTシャツと短パンとパンツをずらして脱がせました。


大丈夫、小さいのは見えないからと笑うと、僕の服を砂浜に投げました。


そして、自分自身も服を脱いでビキニまで、脱ぎました。

それを僕と同じ所に投げると、走り出しました。


あー!やったなです。


夜ですから見えにくいとはいえ、全裸ですからね。

僕も笑いながら走りました。

Aは、最初にMを見て一瞬驚いて、笑いました。


そして、暗くてもスタイル良いなあ、と言って潜りました。


何度も何度も潜りながら、沖まで行きましたね。


多分ですが、Aは僕に対して、Mの裸体を余り見ては悪いと思ったんだと思います。


相当沖まで行くと、僕にここまで来いよと叫びました。


僕も何とか沖まで行くと二人でプカプカ浮きながら、Mちゃんが一番泳ぐの上手いから来るぞ、と笑いました。 

沖まで来ると月明かりだけで、笑ってる顔くらいしか分からないんですよ。


Mが来ても、裸体をそんなに見れないって事ですね。


そこまで来ると、数メートル離れたら人間が居るって事しか分かりませんでした。


Mはクロールで泳いで来ました。


Aがそれを見ながら、お前とか俺より相当上手いなあと感心しながら言ったから、お前見えるのと聞くと、細かい所は見えないよと笑われました。


Mは僕の側に来ると、Aさん泳ぎたかったんでしょう、と笑いました。


Aは、Mちゃんとこいつがトレイでしてると思ったら腹が立ってね、と笑い返しました。


Mは、ばれてたかと言うと、クスクス笑いながらプカプカ浮かんでました。


胸が見えそうなのは軽く隠してたけど、Aが近づいたら見えたでしょうね。

僕は鋭いなと思って、腹の中で笑ってましたね。

M、僕、Aの順番で並んで海に浮かんでました。

Mが、今度生まれたら男が良いねと言ったから、僕たちはそれは違うよと言い返すと、Mはだって男同士っていいじゃん、と言い返しました。


Aが、段々暗闇に目が慣れて来たらMちゃんの体が見えて勃起する!!と叫びました。

Mはプカプカ浮きながら胸だけ隠してたから、僕も勃起すると叫びました。


潮水でもそこまで僕たちは上手く浮かべなかったけど、Mは上手かったですね。


Aは、俺は我慢出来ないぞと言うと更に沖まで行きました。

Mは、普段と全然違うねと笑いました。


普段のAのクールさはそこに無くて、まるで十代の頃のようでした。


Mは大きな声で、Aさんとだったら三人でしても良いよー!!と叫びました。


僕がMに馬鹿野郎と言うと、Mはいつものいたずらがばれた時のような顔をして、軽く頬にキスをして来ましたね。


二人とも良いなあと、少年みたいじゃないと言うと、海の中で僕のものを持つとこっちも少年みたい、と言いながらこすり始めました。


さっきしたばかりなのに、僕はまさかのMの行動にあっという間にいきましたね。


Mは、少年だなと言うと僕に抱きついて来ました。


良いね、ああいう友達がいてねと耳元で言うと、クロールで岸に戻って行きました。


Aも沖から戻ると笑いながら、凄いことしてただろうと言うと笑い、Mちゃんは女王だなと言いました。

確かにMは女王的でしたね。

俺達もゆっくり戻ろうと言うと、Aはもう少しこうしていようやと言いました。


空を二人で見ながら、Aが『スタンド・バイ・ミー』を口ずさみました。


良いよな、この曲とあの映画。

それに、お前は映画館で観たんだろ、俺はビデオだからなあと言いました。

十代の終わりに、確か公開されてて僕は映画館で観てたけど、Aはそれどころでは無かったんでしょうね。

そういう当たり前の事を出来なく、十代を過ごしたんでしょう。


確か、僕の側に君がいてくれたらって感じの歌詞だよなと聞くから、そうだったと思うと答えました。

二人でさびの部分を大声で歌いながら、暗い月だけの空を見てました。

戻るとMは服を着ていて、僕らにバスタオルを投げて僕には着替えも投げました。


焚き火は、Mが集めていた木を入れて大きく燃えていましたね。


Aは、バスタオルで前を隠して急いで着替えて焚き火の側に来ると、Mちゃん『スタンド・バイ・ミー』歌ってよ、と頼みました。


Mは、この歌得意でしたからね。


最初は照れてたようでしたが、綺麗な声で歌いましたね。

歌ってるMの横顔は美しくて、それを聞いてるAの横顔も少年のような美しさがありましたね。


マルボロに手を出すと、僕に一本くれてジッポのライターで火をつけると、二人とも歌を聞きながら煙草をゆっくり吸いました。


当時は、僕も同じマルボロを吸ってました。


その時は、その後に待ってる事など夢にも思わず、二人ともMの歌を聞いてましたね。

今では、僕はマルボロからラッキーストライクに変えてますが、最後にAに会った時にAから裏切り者め、と笑われましたね。


今ではマルボロのデザインもすっかり変わって、Aはどう思うだろうと思います。

Aはもうこの世に居ないけど、『スタンド・バイ・ミー』は酔うと良く歌いますね。

未だに歌詞の意味を調べる気にはなりません。

Aが思ってた歌詞で良いのではと思うんですよ。

おわり

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