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Sex Robots and Us~BBC番組に関連して些細な私の思い

初めに
私がこの問題を知ったのはツイッターだった
ロボット工場についての記述があり
「障害者の性」に関して書かれていたので
私はこのようなコメントを書いた
その一部を引用する
「かなり以前 NHKだったと思うが 身体障害者のセックスを 取り上げた番組があった オナニーや性処理を ソープでするという話も聞いた それほどに切実 その言葉は悲痛なものがあった 介護もその問題を いずれ避けることが 出来ないだろうと・・・」
セックスロボットに関しての
私のこのツイートは今でもそうだと思っているが
そもそもの問題の認識についての
私の浅はかな誤解があった
それは
ツイッターでT.Katsumi氏が紹介していた記事
イギリス在住の日本人女性が書いたものだが
セックスロボットと小児性愛好者(英語でペドフィリア)BBC番組動画
を読んで気付かされた(以下「記事」と記す)
これから少しばかり
BBC番組に関連して思うことをまとめてみたいが
その前にこれを書くきっかけとなった
T.Katsumi氏と上記記載の記事の筆者に
気づきを与えてもらったお礼を述べておきたい
私が書く文章はたいしたものではないが
目を通していただければありがたく思います

私の誤解とは
この番組の取材者のジェームス・ヤング氏が
あきらかに子どもと分かるロボットを見て涙したシーンが
ツイッターで話題になっていたのだが
この時点で私は番組の動画を観ていなかった
先に書いたように
「セックスロボット工場」「障害者」という言葉から
障害者の性という問題意識が働いた
子どもと思われるロボットがあったとしても
そのような体形も障害者用としてはあるだろうと
障害者は身体の成長が
同年齢の健常者とは違う人も多い
私の第一の誤解は
ジェームス・ヤング氏の取材が
いわゆる最近話題の知的ロボットだと思っていた
セックスロボットはその取材対象のひとつなのだろうと
そして氏は
次が私の第二の誤解になるが
障害者の性問題がロボットに関係しているという
認識がないのだろうと思った
子ども体形のセックスロボットを見て涙したのは
小児性愛に対する嫌悪からだったと
後で理解した
それから彼自身が
左腕左足が義手義足だったことも知らなかった
「サイボーグ・プレゼンター」と呼ばれているという
だからセックスロボットと障害者の性の問題は
彼自身の問題でもあったのだろう
番組の動画を観て
最初の方はいろんなセックスロボットを見ても
さほど驚きもしていなかったのが
日本の工場で涙したあのシーンは
彼自身も思いがけずに湧き起った感情だったのだろう
それほどにショックだった
記事では
小児性愛者(ペドフィリア)
という項で詳しく書かれている
それを読むとこの問題に関して
日本に住む私たちと外国に住む人たちとの感覚に
大きな開きがあることを知らされる
その感覚認識の違いが
日本の工場での彼の涙のシーンになった

問題は小児性愛とそのセックスロボット
いわゆる大人用のセックスロボット
昔から使われていた日本的な言葉では
ダッチワイフという言い方が一般的で分かりやすいかもしれない
そのことについては
小児性愛に関してジェームス・ヤング氏は
何の問題意識も持っていなかったようだが
小児性愛者を対象にしたセックスロボットを目にして
今後さらに技術が進化し
よりリアルなセックスロボットが実現することになれば
人間生活にどんな影響をもたらすか
特に小児性愛者に与える影響は
その影響を受ける子供たちはどうなるか
様々な問題意識が彼を襲ったのだろうと想像する
記事から引用する
ヤングはセックスロボットが「我々の中にあるもっともおぞましいものを引きずり出してしまうようだ」と感じるに至ります。そして、さらに開発が進むセックスロボットの将来に対して悲観的になってきたようです。
この文章を読んで
小児性愛や小児ポルノについての国情に大きな隔たりや違いはあるが
生物学者としての彼を悲観的にさせたものは
彼の繊細な感性であり人間としての良心であると思う
その悲観は一時的なものであり
「おぞましいものを引きずり出してしまうようだ」との思いは
人間の性の欲望のまさにおぞましいものを意識し直視し
それを克服する力を内在していることの証しだ
人間の欲望は
おぞましく限りなく醜くいものだ
しかし人間はそれだけではない
それを乗り越えて現在がある
現在を乗り越えて
未来を切り開くだろう
その可能性を信じる
その未来を信じる
それは人間だから
それが人間だから
だから問題・・・話題になったあのシーンを観て
記事を読んで内容を理解した上での私の思いは
彼にとってもきっと後々
些細なこととして思い出されるだろうということ
記事を書かれたイギリス在住の女性の問題意識は
小児性愛や小児ポルノについてのイギリスと日本の違い
日本の現状にあるのだろう
私に関して言えば
私自身の問題意識を
それこそおぞましいものを引きずり出された気がしている
それは小児性愛に関連してではあるが
それとはまた違う自分の性的嗜好について
中学生の頃から悩み続けた問題
小児性愛についての問題提起になったと思うこの番組
そのことについての私の思いを書くべきだろうが
書くとしたら先ほど書いた私自身の性的嗜好についても
当然書かなければならないだろうし
今はその気力もないし考えもまとまっていない
そしてまだ
それを書く度胸も勇気もない
おそらく墓場まで持っていくだろう
もう先が見えているので
何事も深刻に考えなくなった
若い日のあの悩みは何だったろうという気がしている

終わりに
私の番組への誤解を解くだけの内容になった
何かを期待してこの文章を読まれた方には
この程度の内容で申し訳ない
私はともかくも
まとまりがなく何を書いているか分からない文章だったにしても
書いたこと書きあげたことに満足している
拙い文章に目を通していただいたことに
心から感謝して終わりといたします
ありがとう

無名居士こと
藤川一郎
ichiro@black.interq.or.jp

参考動画
YouTube
The Future of Sex? | Sex Robots And Us
https://youtu.be/kGTI2_O9v_Y

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