見出し画像

「織田作之助賞」受賞作家の小林長太郎と彼が残したブログ「負荷」と記事を忘れない〜#175

ブログ「負荷」には およそ2年半のあいだに1842本もの記事がアップロードかされていますブログにアクセス出来なくなったので読むことがで出来るのは「負荷」読者の手によって残されたわずかな記事と私が記録した未コメントの記事のタイトルだけこのマガジンはそれらに出来るだけコメントしようという試み

【参考】第2回 小林長太郎まつり

ブログ「負荷」の0コメント記事~その11

らしさ
2005/5/7(土) 午後 3:40

ここまで準備していて
今日に持ち越し…別に意味はなく
他の事に集中してたから
ひとつは映画…最近は観るようになった
但し…老人映画
以前は年取ったので
何をするのも面倒になった
映画も観なくなって本も読まなくなった
そう書いたのだが…少し変わった
老人が主人公…で検索した
アリスのままで…というタイトル
女性が主人公なのがいい
男性よりもね…やはり女好き
毎日電話してくる高山は映画好き
私の臨時収入を当てにして
欲しい物リストを送って来た
その中に映画のDVDが2本あった
ギャング映画で有名な
ジェームズ・ギャグニーと
ジャンヌ・モローの作品
その彼が勧めてくれた映画は
ミリオンダラー・ベイビー…
きのうもその事を他の処に書いたのに
監督の名前が出て来ない
昔はすぐ出ていたはずなのに
実は…ジャンヌ・モローの名前も
最近はいつも出て来ない
だからさっき…小間使の日記で検索
こんな状態…実は「アリスのままで」は
若年性アルツハイマーを発症した
女性の言語学者で大学教授が主人公
まだ50になっていない設定だったようだ
言語の記憶を宝物にし研究してきた人が
言葉を失う病気になる
彼女がどうなっていくのか
病状が進行していく中…
まだ自分の認識が出来て
考えもまとめられる状態の時
ある施設での講演を依頼される
その講演の内容が…今の瞬間の
彼女…アリスらしさの生き方を述べていた
私には感動的なシーンだった
拍手を受ける彼女の脳裏に
今の瞬間の喜び感動を感じ記憶されても
明日には記憶は病気に剥ぎ取られる
彼女にはその瞬間を生きるしか無い
それは誰しもが同じ
瞬間を生きる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?