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ヒロコ①

縛りサロン


月に一度の縛りサロン

ヒロコはその例会に合わせて

私に会いに来るようになった

私の調教を受けるようになって

3ヶ月経って…やっと入会を決意した

イメージの世界で

自分を癒していた慎重な彼は

何よりも人に知られるのを怖れた

慎重で用心深いのは

彼ばかりでは無い

大概の人はそうなのだ

だから私は…彼をその事で責めなかった

彼自身が納得するまで待った 

縛りサロンで

本格的な縛りを彼は体験した

縄目が残らぬ程度に

加減してもらったが

縛られていく過程で彼は

コーフンしていったし

快感を味わっていた

縛り手が女性だったことも

彼の被虐願望を高めた

そして縛り手と縛られる立場が逆転し

ヒロコが縛り手になると

今度は嗜虐願望に火がつき

ドSとなるのだ

ドMとドSの両方をヒロコは愉しんだ

始めはためらっていたリアルな世界

飛び込んだら快楽快感地獄の世界

地獄に堕ちても良いと思った

ヒロコは縛りが上達していった

縄を身体に掛けるとき

女は自然と喘ぎ声を発する

それでヒロコは

女の身体のどこが感じるか

心に刻んでいった

かなりの経験を積んで

ヒロコは自信も付けていった

そんな時…私はヒロコにこう告げた

今度のサロンは秘密会だよ…と

普通…サロンの例会は

数組のアベックが参加し

互いに縛り合って終わる

そのあとは食事をしながらの

反省と批評…アドバイスの交換

秘密会は…私が主宰者に提案した

SMプレイをすることになる

主宰者夫婦と私とヒロコだけ

主宰者は先ず私たちだけでスタート

この感触を経て…他のメンバーを誘う

だが参加者はあくまて二組だけ

慎重なヒロコも…その条件に納得した

秘密会がスタートした

主宰者夫婦の縛りとプレイが始まった

例会の時以上に縛りはきつかった

それだけに喘ぎ声も大きくなっていた

  

つづく

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