『里恋詩くて・・・熊野・高野』紀伊を愛した怒涛詩人さとちゃんを忘れない【258】2008/12/19~2008/12/19

さとちゃんがYahoo!ブログに書き残した詩や文章
そしてさとちゃんの
紀伊の山里の暮らしを愛する心を記憶するために
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さと川柳12-5

2008/12/19 2008さと川柳

★さと川柳12-5
○辺路の道赤々ポトリ藪椿
○愛しきままにポトリ藪椿
○寒いのにお元気ですね藪椿
○藪椿水は流れてエビの赤
○お帰りというてくれてる藪椿

さと川柳に倣って例によって私も…
⚫汗ポトリ椿もポトリ遍路道
⚫藪椿愛しき人の紅き頬
⚫元気です身体ガタガタ気持ちだけ
⚫雨降れば水も流れる遍路道
⚫「お帰り」と「行ってらっしゃい」  交差する

手本見本があるのでそれを手掛かりに何とか作れます
手本がなければ私は何も出来ないかもしれません
私には想像力と創造力が無い事を自覚しています
自分から何かをメルマガで発信したいと始めたネットでした
それまではまったく無関心
Windows95の発売騒動の時
何を騒いでいるのって思ってました
私がPCを始めたのはミレニアムの前年で52歳の時でした
PCにもネットにもどうにか慣れて知り合いも出来て始めたのが
知り合いが書いた小説の公開
その次に別の人の小説をメルマガで公開
念願のメルマガ発行は出来たものの人様の作品
人からも他人のフンドシで相撲取ってると言われたものです
確かにそうでしたが自分は何を発信したいか分からない状態
自分の事なのにどうしようもありません
模索しながらもネットを愉しく遊んでいました
私にはピッタリのオモチャでした
そして以前書いた啄木の歌を思い出します
歌集『一握の砂』の歌に倣って自分の歌作りを始めて行きました
それが倣い性になって今回のように川柳も作ってみようとなります
例えば『一握の砂』から最後の551首目

啄木
かなしくも
夜(よ)明(あ)くるまでは残りゐぬ
息(いき)きれし児の肌(はだ)のぬくもり

この啄木の歌に合わせて私のブログに投稿して頂いた作品を紹介すると

 夜明けまで息絶えし児を抱きたる親の悲しみさこそありなめ
 [ goto_roppei ] 2008/3/3

 我が老いのゆくて思えばさまざまの悲惨の末路ただに浮かべり
 [ goto_roppei ] 2008/3/3

 かなしくも
 変わりはてたる妻なれど
 肌のぬくもり昔と変わらず
 [ 未定 ] 2006/12/1

 夜明けまで 娘を待つ日 いつまでか 母の心 休むことなし
 [ ほのか ] 2006/11/28

 別れ道 二つの心 揺れ動き 道の導は 何処へ向かふ
 [ さやか ] 2006/11/25

 あかつきに後姿を見送りて
    この身に残るぬくもりを抱く
 [ 七彩乃風 ] 2006/11/9

 風吹けば 風に委ねる 危うきこころ 萩咲く夜に 哀し紅ひく
 (滝)'06.10.4

 旅たちの 父の素顔が 忘られず されど悲しみ 今だないまま
 (mi6044ko)'06.9.16

 かなしむな
 衰え呆けて老いたとて
 赤子帰りじゃ赤子で死のう
 [ 一郎 ] 2008/2/29

 叫び声
 夜が明くるまで絶え間なし
 どこが悪いかどんな患者か
 [ 一郎 ] 2005/7/6

 かなしさを
 受けとめ癒す
 友は夜
 無情や有情
 新生の朝
 [ 一郎 ] 2010.3.19

それぞれの方のそれぞれの思いが歌に込められています
私は三行書きから五行書きにしています三行書きは啄木が『一握の砂』で初めて取り入れた画期的な方法です
それまでの短歌は一行書きでした
元々啄木は詩人として名を成したい思いがあったのではないでしょうか
詩作へ発展する過程のような気がします
次の短歌集『悲しき玩具』には句読点が使われています
これは当時も今でさえ異例と言えます
もっとも現在では草壁焔太氏が五行歌を提唱され分け書きは一般的になったようです

『悲しき玩具』の歌に倣って私が作った歌です

啄木
呼吸(いき)すれば、
胸の中(うち)にて鳴る音あり。
凩(こがらし)よりもさびしきその音!

 咳すれば
 打撲した胸痛みあり
 日にちクスリと手で撫でてやる
 [ 一郎 ] 2005/7/8

 息細め
 腹に力を
 蓄えて
 こらえた寒さ
 ゆるんで彼岸
 [ 一郎 ] 2010/3/20

 耳を澄ませば
 ミミのイビキ
 あれ
 ハナフーセン
 ちっちゃいなあ
 [ 一郎 ] 2010/10/16

2022/01/26

絵手紙・やぶ椿3の三

2008/12/19 絵手紙記

絵手紙の記事が続いています
今回も記事は短くて上記の一文だけ
一応5・7・5になってますから川柳とも言えます
と来ればいつものようにそれに倣って一句詠むところですがどうしましょ…
「寒くても引きこもりには分りゃせぬ」
とでも書いておきましょうか…
動画チェックしてると時々川柳動画が出て来ます
毎回観ていると同じような句を目にします
同じ様な体験をしてると詠む川柳も似て来て当然ですね
さて十句ほどチャレンジしてみますか…
短歌などではもっとたくさんの数にチャレンジする人もある様です
私の頼りない記憶では啄木は一夜に数十首作った話があったと思うのですか…
では私の拙い川柳十句
⚫すっぽりとフトンかぶって引きこも    り
⚫ひきこもり頭隠して亀になる
⚫亀さんを見習い一歩一歩ずつ
⚫一歩ずつ近づくあの世ナンマイダ
⚫何枚が残ってるやら月末に
⚫月末が一番歩く金出しに
⚫金出しに行って支払い残り無し
⚫残り無し個宅ある日の冷蔵庫
⚫冷蔵庫冷凍品とジュースだけ
⚫ジュースだけ野菜補う日に一個

こんなん出来ましたけど〜
てなもんじゃありませんが
ともかくノルマ達成
はい…すっぽりフトンかぶった中で
スマホ片手にやってます
昼は豚まんとチーズ
コーラは今朝
アパートの自販で買いました
ミカン食べたいのですが
スーパーに行くのが面倒
あさって生協の個宅…配達日
やっとミカンも来ます
のり巻きも来ます
最近のり巻きもおいしく頂いています
週に一度のぜいたくです
先週は早目のボンチョコが来ました
これもぜいたくしました…バレンタインデーですから
あさっての話書いて喜んでいますよ
待ちに待っているからですね
今度のお愉しみぜいたくはのり巻きだけだったかな
甘いおやつは頼んだかしら…
一寸した事でもその有り難みがわかるようになりました
赤貧のお陰です
何は無くともこうやってなにか書いてる
それだけでも有り難い
こんな事も出来なくなる日が来たら
今日書いたことを思い出して
あの時は良かったなあと振り返ることでしょう
そんな記憶すら無くなっているかもしれませんが
先の事を思い患うな…です
なるようになる
なるにまかせる
それしかありません
ただ今は
有り難きかな
2022/01/25

絵手紙・やぶ椿3の二

2008/12/19 絵手紙記

くまのみち 赤々 照らす 藪椿

今回の記事は短くて上の句だけなのです
さて…どうしよう
川柳とか俳句とか幾つか投稿されていたなら
これまでならばそれらを読んで私なりの句を添えたりしていました
前回の記事がそうでしたね
たしか上の句に添えた私の句は…
断崖の
遍路道には
やぶ椿
花の赤きに
癒やされしかな

お粗末…って一言添えたくなります
こんな感じで私の歌作りは始まりました
それは啄木の歌集『一握の砂』の歌を読んで私が感じたことを歌にしました
順次読んだ歌に毎日私の歌を添えて一週間分をまとめてメルマガで発行しました
メルマガはそれ以前にも出していましたがそれは他人の小説のお手伝いをしたもので
自分自身がしたい事ではありませんでした
機械オンチの私がパソコンを始めたきっかけはメルマガの存在を知った事
自分から何かを発信したいと思ったのです
でも何を発信するかは自分でも分かっていませんでした
その前にhtmlのタグを覚えてHPを作れるようにならなければなりません
そんな様々な模索をしながら啄木の歌にたどり着きました
学校で習った歌を幾つか覚えていたのが大きかったと思います
覚えやすい→やさしい…と思えたのですね
そこから歌を詠む…創作の経験をしていきます
『一握の砂』の全部の歌に私の歌を添えました
石の上にも三年の例えに従って三回歌作りをしました
『一握の砂』の次に歌集『悲しき玩具』にも取り組みました
それから『一握の砂』以前の歌へと歌作りは続けました
そしてあろうことか私の無謀なチャレンジは『万葉集』へとつながりました
その時参考にしていたサイト「千人万首」にちなんで
千首詠む目標を立てました
万葉集一首につき渡しは二首読むようにしました
原文を重視した歌と今日的な歌と…
最終投稿は548回となっていますので
目標の半分
合わせれば千首以上は詠んだことになる思います
そこで更新は頓挫していますが出来れば再開したいと思っています
当初の目標の千首をやり遂げたい…今改めてそう思います
この事はどこかで書いた気がしますが…いかんせん私は日々忘れっぽくなっています
今回のコメントはどうなるかと思いましたが前にも書いたことを結局なぞった内容になりました
ついでに『一握の砂』と『万葉集』の私のブログを紹介して終わる事にします

『万葉集を詠む』
https://ichirof59.blog.fc2.com/

“それぞれの『一握の砂』”
https://ichirof59.blog.fc2.com/
2022/01/24

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