『日暮里』 春風亭与いち
最近、「ステマ」なる言葉をよく聞く。
どういう意味なのか全く分からなかったが、
「ステルスマーケティング」の略で、それが広告だとバレないように宣伝することを言うのだそう。
なんとなく「捨て駒」とか「捨て石」みたいな、何かの為に犠牲になる「マ」のことを言っているのかと思ったらそうじゃないらしい。
そもそも「マ」ってなんだ。
その他にも、「リスケ」は「リスケジュール」。
計画を組み直すことを言うらしい。
「リスケ」と聞いたら私は間違いなく「柳家り助」しか出てこない。
そんなの本当に使っているのか?と、試しに母に聞いてみたら、
「リスケ?柳家り助くんのこと?」
と言われた。
なんだ。やはり世の中の「リスケ」は
リスケジュール < 柳家り助
ではないか。全く。紛らわせおって。
二ツ目になって日暮里に引越した。
急にテーマに沿います。
住み良い町です。日暮里。
何が良いって、まず路線の数が多い。
とても「日の暮れる里」に集まる本数では無い。
そして、その全ての電車が地上を走るので、東口は人と会話することがままならないほどの賑わいだ。
日々の嫌な事を掻き消してくれる。
西口にある「川むら」というお蕎麦屋さん。
ここがとにかく美味しい。
とにかくお蕎麦が美味しくて、店員のお婆ちゃんの精神的な距離がとにかく近い。
行くといつも
「なぁーに悩んでんの。これにしな!これ美味いから!」
と薦めてくれる。そして確かに美味い。
その少し先にある「ひみつ堂」。
ここは言わずと知れた超有名かき氷店。
この間、一朝師匠の女将さんもここのかき氷を美味しいと言っていた。
「こないだハナ(女将さんは一花姉さんのことをハナと呼ぶ)とその氷屋(女将さんはかき氷のことを氷と呼ぶ)行ってきたわよー。」
「えっ、相当並んだんじゃないですか?」
「そうね、でもハナに並んでてもらったから、なんてことなかったわ!」
「美味しかったですか?」
「そりゃあもう!他人に並んでてもらえる氷ほど美味いものはないわね!」
とにかくお元気そうでなによりです。
皆さん、気がつきましたでしょうか。
知らず知らずのうちに日暮里へ行きたくなっているのではありませんか?
「ステマ」成功です。
もちろん、日暮里駅からもお店からも一銭も貰っておりませんのでご安心ください。
柳家り助からは後でそれなりに徴収します。
あ、そうそう。
「第二回 与いち・歌彦の会」
2021年 8月 9日 (月祝)
出演:春風亭与いち、三遊亭歌彦
開場:14:00 開演:14:30
会場:日暮里サニーホール コンサートサロン
東京都荒川区東日暮里5-50-5 ホテルラングウッド4階
〈御予約〉
yoichi_shumputei@yahoo.co.jp
こちらに、お名前・人数・電話番号を明記の上ご連絡ください。
ですー。
日暮里に来るついでに是非お越しください。
あ、これは「ステマ」じゃないです。
宣伝です。
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