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簡単な手術だからたいしたことない、とあえて言わなかった。

昨日、「手術することになった」という記事を書きました。

温かいメッセージをたくさんいただいて、昨晩は何度も何度も泣いてしまいました。こんなに優しい声をかけていただけるなんて・・・。リプライもいいねもDMも受け取ってます。
おひとりずつ全員にお返事するのがちょっと大変になってしまったので、とても心苦しいのですが、いいねで失礼いたします。ひとつ残らず全部全部読んでます。長文で送ってくださったDMもすみずみまで読んでいます。何度も泣きました。本当に、ありがとうございます。
ひとりじゃないんだなぁ・・・。


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書き方のせいでちょっと心配をかけすぎてしまっている面と、私が必要以上に悲観的になっているように伝わっている面があるな、と感じ、きちんと補足でお話ししておこうと思います。

今回受ける『円錐切除』という手術は、(お医者さんからすると)ごく簡単なもので、手術自体に失敗成功というものはほとんどありません。
30代以降の女性で「高度異形成」と診断されて同じ手術を受けるところまで進んだことがある人は意外とたくさんいて、その多くが「手術でおおかた切除できた」と診断されてそのまま経過観察へ回ります。

なので「簡単な手術だからたいしたことないよw」という温度感で報告することもできたのですが・・・
それって、同じ手術を受けたことがある人の「その当時の不安」や、これから同じ手術を受ける人の「今の不安」に寄り添っているか?と自問自答した時に、答えはNOでした。

お医者さんからしたら「簡単な手術」というだけで、術後の不安を取り除く理由にはあまりなりません。「不安」の種類も人それぞれです。「不安?ないない!死なないなら大丈夫!」と言っている人の心の中は誰にもわかりません。
術後自転車に乗れないから歩いてパートに通っている友人に、「簡単な手術だからたいしたことないんでしょ?」と私は絶対に言えません。

私の「物を書く時の方針」のひとつに、

大事な人にかけられない言葉は、自分にもかけない

というものがあります。なかなか完璧にはできないのですけれど。

心で思ってしまうのはまだしも、Twitterなど人目につく場所で安易な自虐をしないよう心掛けているのも、同じ理由です。例えば今の状態なら、「こんな病気になるなんて日ごろの行いが悪いのかな~~??w」とか。これ、大事な人に同じ言葉をかけられるか?そう考えるようにしています。

なので今回、あえて「簡単な手術だからたいしたことない」と言いませんでした。

この手術がどういうものか知る人はもしかしたら「りささんちょっと深刻すぎるな」と感じたかもしれません。でも、同じ経験をしている友人の気持ちや、これから同じ経験をするかもしれない誰かの不安に寄り添えるように、私は今の自分の不安にちゃんと寄り添うことにしたんだ、とお伝えしておきますね。


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またちょっとずつ、書いていきます。

ひとりじゃないって嬉しいね。


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