バカでかいプロテインとすごそうな青汁を買った

バカでかいプロテインとすごそうな青汁を買った。古来よりデカいことは良いことであるし、すごいことも良いことであることに疑う余地はない。
先日、突発性難聴になったことで、薬(ステロイド!)を処方された。
朝夕に飲むべきらしいが、困ったことに私は面倒で時間のかかる朝食を食べず、代わりに昼にまとめて食べることにしている。
そういうわけで、朝食の概念がない私に、「朝に飲んでくださいね!」と薬を渡されたので、大変に困った。
噂に聞くと副作用もけっこうあるらしい。朝、何もない胃の中に水とステロイドだけ入れて本当に俺は人としての形を保てるのか?ていうか「ステロイド」っていう名前の威力なに?なんか怖いよ。やめなよ。心の中のギャルが叫んだ。
と、いうことで、バカでかいプロテインとすごそうな青汁を朝食代わりにすることと相成った。

iHerbで注文したが、梱包の箱が気に入らない。私はここで自分の中に「気に入っているダンボール」と「気に入らないダンボール」という概念があることを発見したのである。
ダンボールというとなんとなく強そうなイメージがあり、実際強いが、iHerbのダンボールはめちゃめちゃ弱そうな感じがする。側面に「感謝」「Thank you」「謝謝」と諸々そういう意味の言葉を羅列しているのも妙に気になる。おそらくiHerbのそこそこ偉い人が提案してダンボールに刻印したのだろうが、それを決める会議はどういったものだったのだろうか。真面目腐った顔した年収数千万ですみたいな人間がいかにもそれっぽいことのように提案したのだろうか。いや意外とノリで決めたのかもしれない。多言語で感謝を伝えよう!独自性!心に残る!ウ~ン確かにそのとおり。
最終的には焼却炉で心もとないダンボールは感謝の言葉とともに灰となるんだろう。そう考えるとエモい気持ちが生まれてくる……と思ったが、別にそうでもない。ダンボールを捨てる曜日が水曜日なので、来週まで部屋の片隅に置いておくのが面倒だ。せめて感謝の言葉だけ見えるようにして置いておこうかな。イヤだな。やめておきましょう。

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