夢日記 2020/7/28

私はアーネストヘミングウェイという名前だった。

夢の中での私が、かのヘミングウェイの様な文章が書けたのかは分からない、何より私は女だった。

夜、私は恋人と逃げていた。

どうやらアメリカとドイツで戦争をしているらしい。場所はどこだか分からない。

私達がドイツ軍から逃げている理由は、私がなにか重要な鍵を握る人物だかららしい。私にもよく分からない。

ラスアスのエリーみたいなもんだ。

崖についた。

恋人が言う。ここでしばらくじっとしているんだ、必要なものはここにある、崖沿いに道を作っておいたから、そこから逃げろ。

彼は行ってしまった。不安になった。

どこからか人が来た。

男女数名、10人くらい。

なあ、俺たちと逃げようぜ。

みたいなことを言っていたが、近づけば崖から落とすと私は言った。不安で、警戒していた。


そして彼らの目を盗んで、一度崖下に降りて、向かいの崖に登った。

夜になった。

彼らは崖を降りていた。

私がじっとしていると、何かが彼らを襲った。

何かは沢山いた、どこからともなく湧いてきた。

ゾンビだった。足の速いものもいれば、4〜5メートルはある巨大なゾンビもいた。

彼らは食い殺された。

人間の罠にかかり、首から吊られているゾンビもいた。

それでもゾンビは崖下を徘徊している。

夜目がきかない。

恐怖だった。

こっちに気づかれているだろうか?

ゾンビ共に嗅覚はあるのだろうか。夜目は聞くのだろうか。

だとしたらもう近くまで来ているのか?

ジッとしているが、何かの拍子に気づかれるかもしれない。

そんな恐怖の中、ただひたすら首吊りゾンビがもがいているのを見ていた。

すると、何処からか、人の声。

「アベック。いるんだろう?一緒に来いよ。」

崖の下で周りを気にしながら、彼らのうちの2人が、小さめの声で私に呼びかけている。生き残ったのだ。

私は少し躊躇った。

彼らはもう行ってしまいそうだ。

今出て行って大丈夫か?本当にゾンビはいないか?襲われはしないだろうか?

しかし、このまま1人ここにいる恐怖のほうが勝った。

私は高さ40メートルはあろう崖から飛び降り、着地し、彼らを追った。

彼らは丁度車に乗るところだった。

私は追いつき、車に乗った、彼らは乗せてくれた。

ここで、私は焦る余り荷物をすべて置いてきてしまった方に気づいたが、もうそんなことはどうでもよかった。


終わり




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