ドングリとサル

第273話 2015年7月26日新潟県十日町市

山のふもとにドングリがありました。

ドングリは風でコロコロと町の方に転がっていくと、

友達のサルに出会いました。

サルは、ドングリを食べてしまうと、

お腹が痛くなって泣き出してしましました。

友達のサルがやってきて、慰めるとちょっと気分が良くなりましたが、

やっぱりクマのお医者さんに見てもらうことにしました。

食べすぎだから、寝なさいと言われたサルが、

12時間ほどよく寝ると、すっきり元気になって、

友達のサルに、大変な目にあったことを聞いてもらいました。

そして2匹は仲良く山へ行って、

温泉にゆったりとつかって、お酒を飲みました。

おわり


<実演文字起こし>

お題:ドングリ

記号:◆佐藤(司会)◇参加者*会場の様子

◆「あるところに、ドングリがあったそうなんですが、どこにあったんですか?」

◇「山。」

◆「山のどこにあったんですか?」

◇「山のふもと。」

◆「山のふもとに、どうしてドングリが落ちてたんですか?」

◇「風。」

◆「風?風が吹いて、ドングリはどうなっちゃうんですか?」

◇「転がっていきます。」

◆「ころころと転がって・・どこまで行っちゃうんですか?」

◇「市街地まで。」

◆「町の方へ転がっていくと・・どうなっちゃうんですか?」

◇「あらまあ、ドングリはお友達に会った。」

◆「ドングリのお友達って誰ですか?」

◇「サル。」

◆「サルがドングリと出会うとどうなっちゃうんですか?」

◇「食べちゃう」

◆「バクバクと食べてしまって、どうなっちゃう?

◇「お腹が痛くなる。」

◆「お腹がキリキリと痛くなってくる。そしたら、おサルさんはどうなるの?」

◇「泣いた。」

◆「もう痛くて泣き始めて、涙がポロポロとこぼれます。ちょっと大変ですね、どうしましょう?」

◇「じゃあ、友達のサルが来てなぐさめた。」

◆「よしよし、大丈夫かとなぐさめると、どうなりますか?

◇「なんかちょっと気分が良くなった。

◆「気持ちの問題だったのかな?ちょっと気分が良くなって、どうなる?」

◇「医者にかかった?」

◆「やっぱりちゃんとしたとこも行こうと、市街地ですしね。お医者さんって誰ですか?」

◇「お医者さん?クマ。」

◆「クマのお医者さんはどういう診断をしたんですか?」

◇「食べ過ぎ。」

◆「ちょっとドングリ食べ過ぎなんじゃないかと。じゃあ、どういう治療をしたらいいんですかね?」

◇「寝ればいい。」

◆「寝れば良いんじゃないかと。ちょっと、消化を促進して、サルさんは一旦寝て、これは、どのくらい寝るんですか?」

◇「12時間。」

◆「結構寝ますね。ぐっすり寝たサルは、どんな感じですか?」

◇「すっきり!」

◆「もう物語の終盤ですけども、やっと体調が戻って、さあ、どうなる?」

◇「仲間にえらい目にあった話を聞いてくれよとなる。」

◆「俺ちょっと大変な目にあったんだよと、仲間のサルさんに話すとどうですか?」

◇「びっくり!」

◆「お前食べすぎなんだよと驚かれて、どうなっちゃうんですか?」

◇「仲良く山へ行く。」

◆「2匹で仲良く山へ行って、この話はどうなっちゃうんですか?」

◇「温泉で飲む。」

◆「温泉にゆったりと2匹はつかって、お酒を飲みました。めでたし、めでたし~。」

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