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2022/08/08

 君はいつからそこにいるの。
 僕はここにいる?
 君は赤いぐじゅぐじゅとした果実を握って、その川辺で突っ立っているよ。
 え、これは川なの。
 大空襲の後の、燃えることから逃れようとした人々が飛び込んだ、あの血と肉の川だよ。
 へえ、それで僕は、左腕がないんだ。
 君はいつからそこにいるの。
 ああ、鳥たちとともに、僕はずっとここにいた。

 そう、その手首、手首の傷、Fさんあなたはそこに快楽を求め、それを見せることが存在理由となり、傷というものをその意味でなくしていた。
 激しい焼けるような痛みも、精神的苦痛も、火花が乱れ散るように美しかった。
 そうだよ、これは散文ではなく詩です。新しいパソコンでこれを書いています。ご覧の通り、体は腐りかけている。
 その手、その足、立脚点は影の中にあり、影は無数の光を内に秘め、夜にニセアカシアのような女陰の薫りを漂わせて、開きます。そこに女たちがいることをあなたは知っていますか。
 書くことは、想像を柘榴のようにぶつぶつにして舌のように赤く艶かしくうごかすことです。
 もしそばに花や女がいるのなら、亀裂をそこに作ってみてください。

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