2018年の思い出

2018年初めの頃に僕は講座からしばらく離れていた。
当時、先生以外の人が前に立ち講座を進めてみようという企画が持ち上がった頃だった。
平均化訓練を続けてきたコアメンバーが持ち回りで講座の導入を行うというもので、2018年1月からしばらくの間その講座は続いていた。
その講座が開催されることが良いことだと考えつつも、自分がそれをすることが許せないところがあり、またこのまま講座にしがみついていても駄目だと思うところもあり、しばらく独りで平均化訓練と向き合おうという気になっていた。

2017年の年末頃、平均化体操と草書体が分離し、楷書体、行書体、草書体それぞれの型が行き来できるように整理された。
そこにひとつの区切りも感じ、これを見届けることができたのでひとまずは満足できたと思うことにし、ここで退場するのもひとつのあり方だろうという気持ちもあった。

ただ、結局4ヶ月くらいで講座に戻ってくるのであまり離れていた感じはない。
心残りがあるとすれば、その年の春頃に行われた2日連続の講座に出られなかったことだ。
講座の内容を伝え聞くと、その場にいられなかったことがひどく悲しくなったし、とても楽しかったという話を聞くと、しかたないと思いつつも屈辱すら感じるほどだった。

この頃から僕は簡単な日記をつけ始めていて、当時からの記録はある程度だが残っている。
先生以外の人が導入を行う講座に僕は最後まで行くことはなく、話に聞くだけだった。
その講座は内輪の盛り上がりとは裏腹に周囲の評判はあまりよいものでもなく、その講座は1年ほど続いたが結局無くなってしまった。
そしてそれと同時に指導者を育てようという機運まで潰えたようにも感じられた。

しかしその後の2019年以降、平均化訓練の講座自体は安定して開催されることになる。

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