平均化訓練の始まり

平均化訓練が「平均化訓練」という名前を得たのは2013年9月1日ということになっている。

それ以前の出来事について僕はあまり知らないが、当時を知る人から話を聞くと、最初はクローズドな勉強会から出発したということだ。
それは武術を嗜む人達の勉強会であり、先生がゲストとして招かれた際に、その話の中でたまたま体操指導が始まってしまったと聞いた。
その時の様子を聞くと初期の講座のスタイルが何故あのかたちになったのか、推理することもできるような気がする。
武術の稽古も多少なりしていた僕にとって、それからしばらく続く初期の講座のスタイルはとても馴染み深いものでもあった。

9月1日が初めての公開講座だったと知るのもずいぶん時間が経ってからからだ。
平均化訓練という名前もその日に生まれたものだという話も後から聞いた。
それから何度か公開講座が開催され、その途中で楷行草の3つの型が紹介された。
また公開講座と同時進行で11月から年末まで、もう少し踏み込んだ内容の講座も開催されることになった。

2021年の今から振り返ってみても、はっきり言って講座の中で行われていることに大きな変化はない。
楷書体、行書体、草書体の3つの型が実習としてあり、みんなで平均化体操をする。
この2013年には既にすべては出揃っていたように思う。

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