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自己鍛錬

とにかく練習しないと話にならないと思ったが、指針になるのは自分の中に生まれた体操の感覚だけだった。
それもまだあやふやで小さなもので、講座で体操したはいいけどしばらくするとわからなくなってしまう。
あれこれやって次の講座に行ってみるとぜんぜん別の感触になっていたりして、ひと月の研究や練習がさっぱり霧散してしまう。
最初のうちはそんなことを繰り返していた。

とにかくたくさん体操をすることだけしか平均化訓練について知る方法はないと思っていたし、初期の頃は実際その通りだったと思う。
楷書体などがしっかりと紹介されることはなかったし、ひとりでの練習が軌道に乗り始めるまではずいぶんと時間がかかった。

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