一生のお願い

今日は朝から娘が咳をするようになり、熱を測ったら37.4°。

参った。幼稚園は休むとして、問題は病院に受診出来るかどうか。

案の定、どこの病院に電話しても、かかりつけ医でないと…と言われてしまう。
普段あまり病院にかからない身としては、大問題だ。

実は少し前にかかりつけ医ではないが、診てくれた病院があった。
そこの先生は、なんでもはきはき?というか、なんでも相手の事を考えず、ズバズバ言ってくる。
少し苦手なタイプの先生だ。

最後まで電話をかけるのを渋っていたが、とうとう診てくれる病院がみつからず、結局電話をかける。診察をしてくれたが、やっぱりズバズバ言われ、なんだかなーっとモヤモヤした気持ちで帰ってくる。

もう少し、病院を選びやすい世の中になってくれるとなーっと改めて思った。

夕飯も食べ終わり、そろそろ寝ようかと話していたら、昨日従姉妹の誕生日だった事を思い出す。
子供達もお祝いを言いたいと言い出したので、電話をかけてみる。
すると、どうやらゲーム中だったらしく、盛り上がっている声を聞いた息子、やりたくなってしまい、私に
「ねぇーゲーム一緒にやっていい?一生のお願い!!」と何度も繰り返す。
「いいけど、ゲームに一生のお願い使っちゃうの?一生のお願いって生きている間に1回しか使えないんだよ?」と説明すると
「じゃー使わない、ゲーム1回しか出来ないのに使いたくない」と今にも泣きそうな顔をして言うのだ。
なんだか可哀想な気持ちになり、
「一生のお願い使わなくていいから、やりなよ。でも寝る時間過ぎているから、そんなにたくさんは出来ないよ」というと
ぱぁーっと明るい顔になり、満面の笑みをうかべた。
布団に入ると息子が
「ママは一生のお願い使ったことある?」と聞かれ、思わず
「何回も使った!ちゃーちゃんにね!」
「??、だって一緒のお願いは1回しか使えないんでしょ?」
「そうだよ。でもママはずるい子だったからちゃーちゃんだけにはたくさん使ったんだ」と言うと
「じゃーぼくもママにはたくさん一生のお願いつーかお」と笑って眠りについた。

子供の頃はすぐ一生のお願いを使った。今思えば、どうでもいい事になんだけど。

でもあの一生のお願いっていいもんだなーっとふと思ってしまった。
そしてなぜか、息子が一生のお願いを使おうとしてくれた事が嬉しかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?