夜明けまで強がらなくてもいい #3
前回のお話はこちら⬆
飛鳥 : あれか…
○○ : 結構な数のゾンビもいますね…
飛鳥 : 正面突破でもいい?
○○ : 覚悟は決めてるので大丈夫です
飛鳥 : なら私がコンテナを確保する間の時間稼いでくれる?
○○ : それなら男の僕が持った方が…
飛鳥 : あのコンテナは車輪を装着出来るんだけどやり方が少し難しいから言ってるの
○○ : そうなんですね。なら僕が時間を稼ぎます
飛鳥 : ありがと
そう言ってポケットから何かを取り出す飛鳥
○○ : それは?
飛鳥 : 手榴弾
○○ : え、爆弾?!
飛鳥 : これでかなりの数はやれるから…
○○ : ゾンビって復活するんじゃ…
飛鳥 : 殺す方法はあるよ。それはまた今度教えるけど
○○ : 今教えてくれても…
飛鳥 : もうすぐ日が暮れる。夜になればゾンビが活性化するからそれまでに帰りたいの。説明してる時間は無い
○○ : ですよね…
飛鳥 : でも頭を狙って撃ちなさい。脳を撃ち抜ければ復活するまでにかなりの時間がかかるから
○○ : わかった
飛鳥 : じゃあこの爆弾が爆発したら突撃するから
そう言ってゾンビの集団がいるところに手榴弾を投げ込む飛鳥
少しするとドーンと言う音とともに手榴弾が爆発した
飛鳥 : 今!
○○ : おう!
こうして2人は一斉に飛び出して最短でコンテナに近づき飛鳥はコンテナの確保をし始めた
一方の○○は
''パンパン''
1発1発丁寧に頭を狙って撃ち続け近づいてくるゾンビの頭を正確に撃ち抜いていた
ただ…
○○ : 数が多いな…
銃声が聞こえてきたからか次から次へとゾンビが集まってきて近づいてくる
○○ : これじゃあキリがないな…
飛鳥 : 一旦加勢する
○○ : いや、飛鳥さんはそのままコンテナの確保を続けてください。俺がどこか遠くまで引き連れます
飛鳥 : でも…
○○ : 多分2人で撃ち続けても足止めできる程度ですし弾が無くなったらそこでゲームオーバーです。
そうならないためにも僕がどこか遠くへ連れて行きます
飛鳥 : ならさっきの隠れてた場所に集合で
黙って頷いたあと○○は
○○ : ほらこっちだ!こっちに来い!
''パン''
銃を撃ちゾンビのヘイトをこっちに集めながら飛鳥が居る場所から距離をとるために走った
そうすると集まってきていたゾンビ達が一斉に○○を追いかけてきた
○○ : 何とかヘイトを集めることに成功したからあとは飛鳥さんから距離をとるだけ…
そう思いながら走って走って走り続けたが
○○ : 全然まけない…
ゾンビは走ってこないためスピード面だけで見れば人間の方が上だが
○○ : はぁはぁ…それに体力もそろそろキツイ
次から次へと出てくるゾンビから逃げ続けているため体力の限界が近づいていた
ゾンビ : ア゙ァァァァ!
○○ : クソ…
''ズドドドドド''
これ以上は無理だと判断した○○は銃をマシンガンモードに切り替えここで足止めをしつつ体力を回復することにしたのだが
''カチッカチッ''
○○ : 弾切れか…
マシンガンモードにしたのはいいものの弾の消費が激しく想定よりも早く弾切れをしてしまった
○○ : クソ…
仕方なく走り続けた○○だが…
○○ : 挟まれた…
一本道に入った時に向こう側からも数自体は少ないもののゾンビが来ていたので立ち止まっていると…
ゾンビ : ア゙ァァァァ!
○○ : さくら、和ごめん。俺ここまでみたいだ…
ゾンビに追いつかれてしまったため意を決した○○…
〜To be continued〜
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