ただただ、昇華したくて書いたもの

私がまだ十代だったころ、
3年くらい先輩と、コミケなどのイベントに同人誌を買いに行っていた。
そして先輩たちと分担して本を買うことも良くあった。
当時はお金に対してものすごく緩い感覚しかもっていなかったので、
その日に精算するのを忘れてしまっていたときもあったと思う。

なんせ何十年前の記憶なので、
めっちゃあやふや。

先輩たちが卒業して、数年が経過して
ある日1通のFAXが自宅に届いた。

〇〇円精算していないので、
いついつまでに返してください。
返してくれなかったら親に言います

というもの。
いきなりこんなものが届いたので、
慌てた私は、親に怒られるのもいやだったので、
かき集められるだけのお金を振り込んだ。
これしかありません、と。
「借りたかもしれない、でも借りた記憶もあんまりない」
だったの。
先輩たちが卒業してからイベントには一緒に行ってなかったし、
2年くらい経過してたと思うから、ぜんぜん記憶になくて。
その場で精算していなかった可能性も当然あるから、
大変だ、私は犯罪を犯している!!
と思いこんだ。

今考えるとね。
本当に私が借りていたんだとしたら、
金額が足りなかったら何か言ってくる可能性もあったんだけど。

こいつからお金をたかろうって思った可能性もあるよね。
貸してる金額はわからないけれど
多めに書いといて、かえってきたらラッキーじゃない?
って考えたかもしれない。

そうだったらめちゃくちゃ悲しいから、
本当のことは、死ぬまで知りたくないです。

でもまだ不足していて、当時のメモとかあって
証拠を示してくれたら、
お金払いますので、連絡ください。


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