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自分のことについて(思想)

自分のことを書かないと、なんでこんなことを書くの?となるので簡単にまとめます。私は宗教二世とまではいかないけれど、母の影響でいろいろな考え方を刷り込まれてきました。

母について

母がとにかく自分では決められない、何かすがるものが欲しい信じる方向を誰かに示してほしいというタイプの人間でとにかく、いろいろな新興宗教的なものに手を出していました。私が小学生だった当時、私がクラスメイトからいじめられていたので、その場にいるだけで、家庭が円満になる教義の集会場みたいなところに連れていかれたり、前世や守護霊が見える人のところに連れていかれたりしていました。もちろんサイババも、船井幸雄も、波動も全部履修し、風水もパワーストーンもと、ありとあらゆるものを母は履修しています。(笑)

そう、彼女自身の言葉で経験で、私に大丈夫だからねと伝えてくれることは少なかったんだけど、「ママが何か良い(救いの)手を考えるから、大丈夫」だったのかな、今考えると。でも母のことは、尊敬しています。私とは考えが合わないだけだから。

そんな母ですから、若いころからやっているメインの仕事に加えて、いろいろなネットワークビジネスを渡り歩いていました。浄水器、サプリメント(いろんな会社をいっぱい)、アロマ、ノニジュース、補正下着などなどなどなどなど。お友達、お友達のそのお友達しか周りにいないのでビジネスとしてはぜんぜん拡がらないんですが、本人はそれに気づいているのかいないのか基本的にがんばるぞー!と始めるんですが数年もしくは数か月でやめてしまってました。浄水器とサプリメントが並行してた時期もある。浄水器が一番長かったかな~。いつも付き合ってくれる母の兄弟と、お友達には本当に感謝しかありません。私が同じ立場だったら速攻縁切るもん。そんな母なので子供たちの歯磨き粉に界面活性剤が!とかフッ素は良くない!とかワクチンなんて打ってるの!経皮毒性が、好転反応がなんてごっついテンプレなこと言ってくるけど今の私は何を言っても聞かないので、最近の仕事のことはほとんど話してきません。だって本当にいいものならちゃんと市販されてるし、ダメな物質だったら禁止されるでしょ…?っていうのが長年の私の持論です。

私自身について

風くんの信仰がサイババであったことを知って、
私が自分自身に「ひー、また変なところに知らぬ間に行きそうだった」と危惧を覚えました。なぜそのように思ったのかというと、私は、一時期スピリチュアルなほうに傾倒していた時期があったから。
プライベートでいろいろなことがあり、メンタルをやられて、かなり弱っていた時期です。自己肯定感がもともと低い私は、こんな私なんだからダメなんだととにかく心理学的に悪手を取りまくり、「〇〇すれば好きになってもらえる」みたいな精神でひたすらに自尊心を削っていた時代でした。
自分の現状を把握するために、心理学を勉強してると「自分の心の声に従えばすべてよくなる」みたいな耳障りの良い言葉がたくさん目に入ります。
今はそんなことあるわけないじゃん!って思えるんだけど。
当時は弱ってますからね、へえええ、そんなことしてもいいの?
これならできそう!!ってなるんですよ。ええ。
あまりお金はなかったので、心理の資格の講師になるのに100万円みたいなのにはハマりませんでしたが、母から幼少期に刷り込まれた、そこに座っていれば救われるみたいな他力本願な思想が下地にあったので、ちょっと疑いは持つものの、ちょっとかじってみようか、だって「ついてる」って言えばいいっていうのと同じだよね。ってけっこうすんなり自分の中に入ってきちゃう。
冷静に考えると、これってちょっと違う気がする…って思い直すので、そこで軌道修正するんだけど。
その後は良いメンターさんに出会ったのでメンタルは本当に良くなりました。

最後に

私の風くんを取り巻く一連の問題についての考えは私と母の関係性の問題を色濃く映しているから、
みんなには当てはまらない。
「親の言うことは聞かなくちゃいけない、だって私はダメな子だから」ってもう自己肯定感低すぎ発言なんだけど、この状態で絶対的な存在である親から与えられたものはたとえ自分の中の本当の気持ちとは違っていても、ママの言うことを聞けば私は良い子になるから、ママも私のことを好きになってくれるかもしれない!と思ってしまうのです。(書いてて自分の中の幼児が出てきちゃいそうになる(笑))
それを知っているからこそ、親である私の自己肯定感の低さやまたは自己満足で子供のことを否定したり、思想を押し付けたりしたくないなと常々思っていて、上手くできていないかもしれないけれど、自分の子供にはしない!と決めています。だから子供たちにライブに行く?って聞いてもいかなーいと言われてるうちは親子席を申し込むことはないし、私1人で参戦です。私は友達を作るのがめちゃくちゃ苦手なのと、自分はまってるものをお友達にこれめっちゃいいよ!!ライブ行こ!!って純粋に言えないの。相手が嫌だなって思ったらいやだな、とか本当にそうだったら言ったりしたこと後悔するから。

サイババに知らず知らずに風くんのことを知りたい!と親がハマるのはまあいいとして、子供に強要して子供が大きくなったときにこんなつもりじゃなかった!っていうことになってしまうような宗教二世を作り出さないでほしいなあと思います。
ライブの親子席に、本当に子供たちも好きで行ってるならいいけど、子供の頃の私みたいに何も知らさせれずライブに行って毎日のように曲を聞かされることによって、その子のアイデンティティの確立に何か影響を及ぼしてしまう可能性はあるよね。
自分が当事者だったから私はそっちも怖いなと思う。


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