中京記念　確定前全頭見解

はじめに

皆さんこんにちは。いちごです。

今週は重賞3連発ということでなかなか記事を書くのが疲れてきています。

とはいえやるからにはいつも本気で向き合っているつもりなので、今回の中京記念の記事も全力で書いていきます‼️

やはり今年のポイントは何といっても阪神開催でしょう。

いつもの中京記念とはペースも展開も決めても変わってくるのでそのあたりには要注意して考えていきたいところです。

昨年の中京記念は3歳馬の台頭が目立っていたと思いますが、例年の中京記念ではそこまで3歳馬が強いというイメージはありませんでした。

今年もギルデットミラーやプリンスリターンなど注目の3歳馬が何頭が出走しているので、しっかり能力の比較を行っていきたいところ。

個人的好走馬ポイント

①　ハンデ戦ならではの斤量の増減

②　前走の成績だけでなく、内容や距離には注目

③　ペースメーカーをつかむ

④　阪神開催での決め手はどこにあるかをはっきりさせたい

この辺りに注目してみていきましょう。

全頭見解

①　エントシャイデン
ベスト舞台の1600に戻ってくるという点はかなり好材料だと思います。
前走の安土城ステークスはやや遅いペースで逃げたグランドロワをインから差し切るという川須さんの好騎乗が光るものでした。個人的にこの馬はハイペース戦になると追走で手一杯になってしまい、その結果直線では力尽きるという競馬が目立つので、スローペースでイン5番手当たりに付けていることが理想的ではあります。
あまりに後方からだと今の阪神では届かないはずなので枠を見てどのくらいの位置取りになるのかがポイントになりそうです。

②　ギルデットミラー
かなりハンデに恵まれてしまいましたね。51キロはかなり優遇されていると思いますが、個人的に気になるポイントは福永さんから北村友一さんのテン乗りになってしまったことです。この馬自身かなり乗り難しいところがあると思っていて、折り合いに不安があります。
そこで北村友一さんのテン乗りとなれば斤量が恵まれた影響もあって古馬といい勝負ができるくらいでしか見込めないのかなと思います。
G1のNHKマイルでも厳しいポジションから伸びてきましたし、鞍上がどれだけうまく乗ってくれるか次第で楽勝から凡走まであるんじゃないかと思います。
意外と軸にはしにくいのかも。

③　ケイアイノーテック
近走は目立った走りができていませんが、そこまで大崩れしているわけでもありませんし、腐ってもG1馬。ここにきて鞍上が岩田望来さんというのは以外ではありますが、若手騎手の中では斎藤新さんに続いて追える騎手だと思っているので、この乗り替わりはそこまでマイナスにとらえなくていいと思います。
ハイペースでの追走もそこまで苦手ではないと思うので、前崩れの展開になってくれるのであれば、今の阪神でも差し切る脚はあると思います。

④　スイーズドリームス
2走前のパフォーマンス（前残り展開の中一気の末脚でさしこんで2着）がかなり優秀で、阪神もそこまで悪くない馬なので結構面白い馬かなと思います。
浜中さんの継続騎乗で今回は斤量も3キロ減であれば追走に気を使いすぎることもないと思いますし、穴をあける可能性はありそう。
大崩れのない馬なので穴軸としては安定しそうですし、メンバーを見てもそこまで見劣りしないと思います。

⑤　ストーミーシー
タフな馬場になればかなり善戦しますし、阪神では過去に必ず上がりを使ってくれるので差し展開になればチャンスはありそうですね。
差しに徹するタイプなので位置取りによっては勝負にならなくもないですが、位置取りが後ろすぎると全く勝負にならない可能性もあります。いい馬なんですけど結構いろんな面で注文がつく馬なので枠が出るまで分からないですね。

⑥　ソーグリッタリング
安定感のある馬ですし、今回も相手也には走ってくれると思います。
ステイゴールド産駒は古馬になってから一気に飛躍する子も多いですし、牝系も底力に富んだ血統ですので、ここにきて本格化というのもあり得ると思います。
再び川田さんに手戻りするようですが、過剰人気には警戒したいところですね。多分感覚的には4番人気くらいが妥当なところだと思います。

⑦　ディメンシオン
前走1200を使ったことで先行力やダッシュ力が戻ってくればここでもやれそうですね。斤量は変わらず恵まれていますし、前走はラブカンプーの大逃げについていってしまったので凡走もやむなし。器用に走れるだけにキレ負けすることが多かったので、とにかく1200の経験で行き足がついてくれれば阪神牝馬ステークスくらいは走れてもよさそう。
そんなに人気しなさそうなのも今回は妙味がありそうですね。

⑧　トロワゼトワル
おそらく今回ペースを握るのはこの馬だと思います。前走のヴィクトリアマイルではひょっとしたら逃げ切りもあるのではと思わせるほど粘っていましたし、ほとんど11台秒フラットの逃げを打てるほどスタミナ面にも強みがあるのはいい点です。
今の阪神だったら行ききってしまえば逃げ粘りも可能だと思いますので、枠次第では。

⑨　ハッピーアワー
ほぼ間違いなく出遅れるので、圧倒的に差し有利の展開にならないと厳しそうですね。中京記念以外にも登録しているようなので、ここを回避してくる可能性も高いので見解も控えめに。

⑩　ブラックムーン
この馬も最後方からの追い込み一気の馬なので展開の助けがかなり必要だと思います。前走は向こう正面で思いっきり詰まってましたし、スムーズならもう少しやれたかなと思いますが、このメンバーに入ってとなるとやはり厳しいかもしれません。

⑪　プリンスリターン
そもそも出走できるのかが問題ですが、正直ギルデットミラーよりもこの馬のほうが斤量の恩恵は受けそうな気がします。
前付けして押し切る競馬ができますし、G1では力足らずでもこのメンバーくらいだったらもっとやれると思います。前走は3角で大きく不利を受けてしまいましたし、スムーズに立ち回れれば能力はあるので。

⑬　ベステンダンク
ここ2戦は流れにも恵まれましたが、相手関係から見てもかなり善戦しています。スムーズに流れに乗れれば前での粘りはかなりいいものがありますし、前走58キロの斤量でも十分走れましたから、今回の57キロも特に問題ないと思います。
松山さんが騎乗してくれるという点は心強いものの、この馬とのタッグでそこまで成績が出ていないという点は事実としてあります。

⑭　ペプチドバンブー
もともとダートで走っていた馬であるということもあり、かなりの道悪巧者ですね。乾いた馬場の高速馬場ではなかなか決め手を欠くところはありますが、道悪になったときの走りはかなり上手。そこまで癖のある馬でもないですし、当日の馬場次第では激走まであってもいいかなと思います。
前走はある程度ためる競馬がしたかったのだと思いますが、押し出されてしまいやむを得ず先行策に出てしまいました。控えて脚をためればそれなりにいい脚を使うので、馬場込みで条件が向いて来れば面白いかも。

⑮　ミッキーブリランテ
ここ2走は実力通りの好走だと思います。そもそもサウンドキアラと0.1差の僅差で競馬ができるだけの力はある馬ですし、二桁着順連発の３～4走前の最悪の状態は脱したと考えていいでしょう。
リズムさえ戻ってくればもう一枚上のランクで上位争いできるだけの地力を持った馬なのでここでも状態次第では好勝負でしょう。ただ今回騎乗が福永さんということで、個人的にはずっとコンビを組んできて成績も残していた坂井瑠星くんあたりで勝負に来てほしかったが、福永さんならマイナスにとらえる必要もなさそう。

⑯　メイケイダイハード
前走の負けはダート戦なのでということで大目に見たとしても、近走は追っても全く反応しませんし、相当劣化が始まってしまっているんじゃないかと思います。今回のメンバー・舞台ともにそこまで評価しなおせるポイントもなく、ここで好走されたらさすがにお手上げとしか言えないくらいだと思います。

⑰　ラセット
前走は直線で外に持ち出すことなく、インでチャンスを待っていたことで末脚を発揮し2着まで来たので、馬の能力もさることながら秋山さんの好騎乗といっていいと思います。
昇級2戦目にして早くもめどが立ったという点はここでも評価できますし、展開待ちにはなってしまうものの、末脚の爆発力は他を圧倒するくらいのものを持ち合わせています。
ばっちり展開がかみ合えば激走もあると思いますが、こればっかりは枠の並びを見てみないとわかりませんね。

⑱　リバティハイツ
基本的に1400を使った後は急にポジションが取れるようになる馬ですので、前走の負けは大目に見ても、ここはある程度行為の競馬ができる可能性は高いと思います。多分1400の速い追走を経験したことでマイルの追走も楽になるということだと思いますし、今の阪神だったらある程度好位での競馬をしていないと厳しい。
前走はイン前が超有利な中で外を回すしかありませんでしたし、凡走もやむなし。もともと粘りはある馬ですし、近走も結果こそ伴わないものの大崩れはなく、安定して走ってはくれています。

⑲　レッドアネモス
デビュー時を見ていれば絶対マイルのほうが合うとは思っていましたが、久しぶりのマイル戦でどこまで競馬になるかがポイントですね。
馬場は乾いていたほうがいいと思いますし、しぶってくると一気に持ち味が発揮できなくなります。そのあたりがこの馬のポイントだと思います。
今までもそこまで軽い相手とばかりやってきたわけではないので。

⑳　レッドレグナント
ダート戦を数回経験したことで、一時期影を潜めていた先行力が戻ってきました。中京のような差しの効く競馬場よりは押し切りができる競馬場のほうが向いていますし、今年は中京ではなく阪神開催になってくれたのはこの馬にとってはありがたいところです。
この馬も斤量は恵まれていますし、1400の速い流れを経験したことで大逃げでもしてくれるなら買いの要素はあると思います。

㉑　ロードクエスト
57キロはイマイチ評価しにくいのですが、ここ2走はかなりハイレベルの戦いで善戦できていますし、2走前のマイラーズCに関しては展開も合わなかったですし、イン前が止まらない馬場で外から回してしまいました。上位着順のインディチャンプやヴァンドギャルドとの力差を考えればかなり善戦しているといえます。
崩れていたリズムも戻ってきていますし、松若風馬さん継続騎乗は心強いところ。ここは人気なくても一発あると思います。

簡易評価

ここで現状の簡易評価を。

A+　ギルデットミラー

A　　ミッキーブリランテ・トロワゼトワル

B+　ケイアイノーテック・プリンスリターン

B　　ソーグリッタリング・ロードクエスト

穴で一考　スイーズドリームス・ベステンダンク

いまのところこんな感じで考えています。

やはりギルデットミラーの斤量はかなり恵まれています。ケイアイノーテックを斤量比較の軸としたとき、G1馬が57キロであるならば重賞好走のギルデットミラーが51キロはかなり恵まれたと思います。

逆にソーグリッタリングなんかは重賞好走経験もないにも関わらず57キロはやや見込まれてしまった感じがします。

あと個人的に注目したい馬はトロワゼトワルですね。前走の逃げっぷりはかなり次につながるものがありましたし、今回も先手が取れればほかの馬はついてこれないと思います。

穴で一考は相手也に良く走り、上昇傾向のあるスイーズドリームスと、番手の競馬がスムーズに取れれば善戦できるベステンダンクの2頭。

おわりに

さすがに今週は仕事もしながら重賞記事3本書くのはけっこう大変でした。

でも競馬は日々の積み重ねだと思っているので、こういうコツコツと出馬表や前走のレースを見返すことで勝ち馬券に近づくと思います。

わたしのささやかな努力が誰かの勝ち馬券につながってくれることを心から祈っています。

いちごでした。