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らべあろ企画『日本の世界遺産東日本編』13箇所ご紹介 その2

いよいよ始まる『らべあろ企画 日本の世界遺産東日本編』
ロハちゃんの後を受けまして、続きのご紹介です。些か長い記事ですが、よろしくお付き合いください🥰

7.ル・コルビュジエの建築作品(東京都)
★2016年 世界文化遺産登録
国立西洋美術館  1957年開業。
松方コレクションと読んで、つい松方弘樹の顔が😅全く違いますね。川崎重工業初代社長の松方幸次郎氏のこと。

★国立西洋美術館は日本を含む7か国が共同推薦する7か国の「ル・コルビュジエの建築作品」の一つとして、2016年7月の世界遺産委員会にて世界文化遺産への登録が決定しました。日本国内では20件目の世界遺産であり、他国にまたがっての登録は国立西洋美術館が初めてとなります。

8.小笠原諸島(東京都)

 ★2011年 世界自然遺産登録

小笠原では、海によって隔たれた小さな島において独自の進化を遂げた多くの固有の生き物やそれらが織りなす生態系を見ることができます。 小さな海洋島における生物の進化を示す典型的な見本として、世界的な価値を持つことが認められ、世界自然遺産に登録されることになりました

小笠原諸島は、日本の本土から南に約1,000kmも離れた太平洋上にあります。交通手段は東京・竹芝桟橋 ⇔ 父島を結ぶ定期船(6日に1便、片道24時間)しかありません。それだけにここだけの固有種が繁殖しているのでしょうね、美しい海にイルカウォッチング…アクセスは中々不便ですが行く価値は十分あると思います。但しガイドさんと一緒でないと足を踏み入れてはいけない場所もあるそうなので、ルールをちゃんと守って手付かずの自然を満喫しましょう。

9.富士山 信仰の対象と芸術の源泉(山梨県・静岡県)
★2013年 世界文化遺産登録

【信仰の対象】
古(いにしえ)より日本人は、噴火を繰り返す富士山を神が宿る山として畏れ、噴火を鎮めるために富士山の麓に浅間神社を建立しました。噴火活動が沈静化する平安時代後期になると富士山は、日本古来の山岳信仰と密教等が習合した「修験道」の道場となりました。室町時代後半には、修験者とともに一般庶民も登拝するようになり、戦国時代に現れた長谷川角行(はせがわかくぎょう)が新たな富士山信仰を教義としてまとめたとされています。
角行の教えは弟子へと引き継がれ、江戸時代中期には「富士講」(ふじこう)として関東を中心に大流行し、多くの人々が富士登山や富士五湖等の霊地への巡礼を行うようになりました。
明治になると女性の山頂登山も解禁となり、また鉄道や道路網の発達により多くの登山者が山頂を目指すようになりました。

【芸術の源泉】
富士山は、その美しい姿から、様々な創作活動の題材となってきました。8世紀に編纂された日本最古の歌集である『万葉集』(まんようしゅう)にも、富士山が詠まれた作品があり、そのひとつでは、富士山を国の鎮めの神であり、宝であると詠んでいます。この時期立ちのぼっていた噴煙は、燃える恋の象徴として数多くの文学作品に描かれました。『竹取物語』『古今和歌集』『伊勢物語』などの古典作品をはじめ、松尾芭蕉や与謝蕪村の俳句、夏目漱石や太宰治の作品にも取り上げられています。
富士山を描いた最も有名な絵画としては、江戸時代に制作された浮世絵が挙げられます。浮世絵では、葛飾北斎が『冨嶽三十六景』で、歌川広重が『不二三十六景』『東海道五拾参次』で様々な場所から見た富士山を描き、ゴッホやモネなど、印象派の画家にも影響を与えました。近代日本画では、『群青富士』で知られる横山大観などが数多くの富士山の作品を残しています。

山梨県HPより

 富士山に登ったことはないけど、河口湖にある与勇輝ミューズ館に行った際に旅館で富士山を眺めながら朝風呂に入ったのを思い出します😊また行きたいな🎵

10.白川郷・五箇山の合掌造り(岐阜県・富山県)
★1995年  世界文化遺産登録

寿永二年(一一八三年)、源平の戦いで平維盛・ 教盛は源義仲と、北陸・倶利伽羅峠で相まみえた。
戦いに敗れた平家の落ち武者たちは、過酷な追撃から白山麓・ 白川郷に落ち延びたと伝えられます。その後、外部との接触を拒み、全てを自給自足で暮らしたといいます。
平家の落人伝説は、日本各地に百五十以上も ありますが、白川郷は奈良朝時代の風習である大家族制度が近来までとられていたことで 有名です。明治時代の終わり頃まで五十数人の大家族でありました。
合掌造り民家の特徴をあげますと、まず棟木を支えるために人の 字型に組み合わせた丸太を合掌といい、屋根は厚さ三尺余りの茅葺きで、釘・カスガイ・針 金等の金属類はいっさい用いず、柱・梁・桁などの骨組みはシャチ栓や引き独鈷が用いられています。
 一階の部分は大工さんが建てますが、合掌組みといわれる屋根組みは、村の人々の手でつくられています。
この合掌組みは、サスブミという梁にあけられた穴に、先をとがらせてほぼ正三角形に組み立てられた合掌を差し込み、村の人の手で順番に引き起こされます。
又合掌の屋根は、すべてネソという粘り気のある木(マンサクの若木)と、アラナワで締めてあります。
壁は全て板壁で一丈余りの大雪の害をさけており、二階の床は竹で編んだスノコを用い、囲炉裏の煙が屋根裏まで上がって、柱や棟木を鉄のように 堅くし、そのまま屋根の茅に吸い込まれ、腐りと虫とを防いでおります。このため、大きな茅屋根は二十年から三十年は葺き替えの必要がないといわれています。
雪深い里であるため、急勾配をもった屋根、保 温のための屋根の厚さ、囲炉裏で燃やす煙を散らす火天(ヒアマ)、縄でくくった柱、黒光りする梁・ 柱・板間、すべてが白川びとの生活の知恵から生まれたものであります。 

  茅葺きの葺き替えには、相当な負担があるようですが、日本の原風景とも言える合掌造りの集落は、守り続けてほしいですね。

11.紀伊山地の霊場と参詣道(三重県・奈良県・和歌山県)
★2004年  世界文化遺産登録

熊野古道を含む、『紀伊山地の霊場と参詣道』が世界遺産登録された理由は、主に下記の4つに分けることができます。
・日本独自の宗教の発展・交流・融合が見られる

日本の宗教に関する建物が今でも多く見られる
全国に影響を与えた芸術・建築様式が見られる
日本独特の宗教文化・歴史を感じ取れる

おもしろわかる 世界遺産ユニバーシティより

関西住みながら、未だ熊野古道には行ったことがありません。定年後にゆっくり行ってみたいな…友だちと🤭

12.古都奈良の文化財(奈良県)
★1998年 世界文化遺産登録

 奈良には何度か行ってます…興福寺の阿修羅像が好きで🥰新しく宝物殿できたのですがそこはまだ😅正倉院も…胸を張って何度か行ってます!というレベルではないですね😅

13.法隆寺地域の仏教的建造物(奈良県)
★1993年 世界文化遺産登録

 法隆寺といえば…
正岡子規の柿食えば…の句に聖徳太子に五重塔と夢殿…行ったことがあるかは記憶に😅

法隆寺地域とは、奈良県生駒郡斑鳩町を指し、法隆寺および法起寺の建造物のことです。この地域の仏教建築物は、聖徳太子と深い関連があります。中国の六朝時代の建築の影響が強いことでも知られ、法隆寺の西院伽藍は、世界最古の木造建築物といわれています。明治時代初期、仏教寺院や仏像などを廃毀し仏教に対して弾圧を加えた「廃仏毀釈」によって、法隆寺をはじめとするこれらの寺院も打撃を受けました。しかし第二次世界大戦後、文化財保護法により国宝ならびに重要文化財に指定され、世界遺産への登録に至ったのです。

世界遺産の知識より

 以上、ロハちゃんのと併せて東日本編の13箇所のご紹介をいたしました。
ちょっと長めにはなりましたが、ご参考になれば幸いです😊

 では、金曜日のスタートまで今しばらくお待ちください🥰


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