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田の神さぁ

 4月になると、あちこちの集落では、『田の神さぁ』と言われ親しまれている小さなまつりがある。

なんともこれはユーモラス。田の神様(たのかんさあ)のお引っ越し。この祭りは子孫繁栄と五穀豊穣を祈るものです。
「たのかんさあ」は1年間宿を務めた家で別れの宴を受けて化粧され、ヤマブキ・菜の花・山桜・ツツジなどで飾られたかごに乗せられて新しい宿へと引っ越してゆきます。そこが1年間田の神様をお守りする新宅。囃しながら運ぶのがヘグロ(煤(すす))を塗った若者たち。道中、里帰りとして「たのかんさあ」は蓮華(れんげ)の田圃に祀られます。若者らはしゃもじ、すりこぎを手に、鉦と法螺(ほら)と歌のお囃子に合わせて踊ります。新しい宿は盛大な料理を並べて「たのかんさあ」を迎え、1年間奉仕するのです。

 俳句ポストの兼題『山笑う』で真っ先に浮かんだのが故郷の春の光景でした。

   田の神の花籠も揺れ山笑う

発表のこともすっかり忘れていたところに知らせてくださる方がいて、佳作入選を知りました。
他の記事のコメントにもおめでとうのコメントをくださる方もいてほんとに嬉しかった…先月の発表ではカスリもしなかったのでなおさら🤭

 俳句を通して知り合えた皆様からのコメントと故郷の光景での入選が嬉しくて、恥ずかしながら記事に上げた次第です。
ありがとうございました🙇

トップ画は、まさにこんな感じというのを見つけて無料ダウンロード可とあったので貼りました。

こちらも本日より始まっております😊
ご一緒に夏を楽しみませんか?


 


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