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しあわせ節約マインドのすすめ

「はたらいているのだから、お金を自由に使わせてほしい!!」

大声で宣言していたわけではないけれど、夫からお金の話をされるたびに、心の片隅で、私はアンチ節約を叫んでいました。

そんな私が今は、Twitterで「節約」をつぶやいています。

私の両親が聞いたら、きっと驚くでしょう。
私の姉が聞いたら、きっと信じないでしょう。

なぜ、節約との向き合い方がこんなにも変化したのか。理由は、私の「節約しない理由」が「節約する理由」に変わったからです。

この記事には、「節約=好きなものが自由に買えない」というイメージを大きく変えられるヒントが書いてあります。節約に対してハードルを感じている方にこそ、読んでいただけたらうれしいです。


1.切りつめられたくなかった2つの理由

「切りつめる」という言葉のイメージがなんとなく怖い……

そんな意味不明な理由はおいておき、私の節約が苦手だと感じていた理由は2つあります。

1)好きなものを我慢する生活はストレスが溜まる

2)節約で外食の機会が減った分、家事負担が増える

「生活レベルを下げることは簡単ではない」とよく耳にします。我が家は共働きだったので、ある程度は、ぜひ自由に使わせてほしいというのが私の言い分でした。


2.収入が0になった現実

「自分は、はたらいている!」をかかげていましたが、そんな私はいとも簡単に無職になってしまいました。夫の転勤が決まった際に、迷ったあげく家族でついて行くことを選択したのです。

収入が減ってしまった今、とりあえず支出を減らすしかない。このような状況になっても、最初はしぶしぶ節約と向き合っていました。

しかし実際に向き合ってみると、節約に対する私の考えは大きく変わっていくことになるのです。


3.節約しない理由が、節約する理由に変わる

1)本当に好きなものを手に入れるための節約

節約に向き合う中で、やはり本当に好きなものを我慢する節約は、つらいだけで長続きしないと思いました。けれど、本当に必要なものを手に入れるため、「なんとなく欲しいから買う」癖をやめることなら、自分にもできると気がついたのです。

私の癖ですが、2つの商品が並んでいたら、なんとなくパッケージがおしゃれといった理由で、高額な方を選ぶことが多々ありました。

また、仕事や家事のストレス発散として買い物に出かけた際には、「買うこと」自体が目的になっていました。その結果、なんとなく素敵な商品を見つけては、幾度となく購入していたのです。

このような買い方を続けていた私は、家に帰ってから商品を前に「本当に必要だったっけ……」と後悔の波に流されることもしばしば……

消耗品ならまだ良いかもしれません。けれど、衣類など残るものの場合、その後も「本当は要らなかったもの」に囲まれて生活することになるのです。ストレス発散の為の買い物は、結果的にストレスを溜めることになっていました。

本当に欲しいものを手に入れる為に、日々の「なんとなく欲しいから買う」を我慢する。これなら、節約苦手な人にもハードルは低くなると思います。一方で満足度は上がるのではないでしょうか。

買い物で迷う女の子


2)自炊も準備次第で負担は軽くなる

週末、家族で出かけて帰りが遅くなったとき、一から食事を準備するのは辛いものです。これまでは「とりあえず、どこかで食べて帰ろう~」と言い、適当なお店を探していました。しかし、適当に入ったお店で、毎回数千円を支払うのは痛い出費でもあります。

外出時の夕飯問題については、事前に家族のお気に入り冷凍食品を購入し、常備しておくことで、自炊のハードルがかなり下がることに気づきました。しかも、家族が大好きな名店の冷凍食品なので(笑)満足度も下がりません。もちろん、「つくりおき」もいいと思います。

ここでも、本当に行きたいお店ならば、機会を見つけて、ぜひ行っていただきたいと思います。

このように、気付くと私の2つの節約しない理由は、節約を後押しする理由に変わっていたのです。

料理をする女の子

4.結論

お金の出入り口には、入ってくる収入と、出ていく支出があります。その中で、収入は簡単に変動してしまうことを、身をもって感じました。けれど支出は違います。節約の習慣さえ身につけてしまえば、支出は継続して抑えることができます。

そして節約とは「切りつめる」ことではなく、自分が本当に必要なものを「選択する」ことだと気付きました。その結果、私の節約に対するハードルは低くなったのです。私はこの考え方こそが「しあわせ節約マインド」だと考えます。節約が苦手な方も「しあわせ節約マインド」を持つことで、考え方が変わるのではないでしょうか。


5.まとめ

節約が苦手だった私が、仕事を失い、お金と向き合うことになった話をさせていただきました。節約という意味は「何でも切りつめること」ではなく、「むだを切り詰めること」です。切りつめないでほしいと叫んでいた私も「むだ」であれば喜んで手放せます。


本当に必要なものを手に入れるために、なんとなく欲しいものを買わない。この考え方を持っているだけでも、今後、何にお金を使うかの選択が変わってくると思います。そして、気付けばあなたの周りには、本当に好きなものだけで囲まれた気持ちの良いくらしがあるはずです。


もう11月。しだいに寒くなってきましたが、「しあわせ節約マインド」で心もお財布も、あたためていきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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