見出し画像

フィンランド演奏旅①

フライト直前まで新プロジェクトの打ち合わせや制作仕事でバタついてしまい。
フィンランドで演奏する曲目も直前まで変更があったりで、譜面作成に前日夜中3:00までかかってしまった。
眠気に襲われながら成田空港からのフライトでヘルシンキヴァンター空港へ。

北欧へ行く実感がないまま到着。

ヘルシンキヴァンター空港


僕の乗った便は多くの乗客がトランジットで使っていた。
今回のミッション(演奏)は、ほとんど英語でやり取りしないといけなく。自分の語学力の足りなさと準備不足の不安も重なり、到着口までがとても長く感じた。

無事ゲートを潜り抜け、せっかくなので電車でヘルシンキ中心街を目指す。
電車乗り場へ向かう中、先ず建物の規模とデザイン性に驚いた。

ヘルシンキ中心街へ

氷河期以降に出来たとされる岩肌が両サイドに見える。同時に割と平な緑が広がる。
全く読めない文字が並ぶ車内の電光掲示板。
ゆったりした幅広な電車のシート。
立ち並ぶ家はよくテレビで観るあの雰囲気。


リングレールライン

日本の溶けそうな暑さとの対比のおかげで、外の少し冷たい空気に触れただけで夢心地になった。ヘルシンキ駅を出ると朝7:00通勤で人が行き交う。
15°にも満たないぐらいの気温なのに皆んな薄着だ。

そうか、冬は一面雪景色の国なのか。

街の地図を頭に入れたいので歩いてスーツケースを転がす。石畳みの道がホッとさせてくれた。大変歩きにくかったけれど。。

アーリーチェックインを済ませ早々に散策へ出掛ける。
今回のミッションを仕掛けるボス、ミュージシャン仲間であり大切な友人であるTuukkaに会いに行く。

再会ショット

彼との出会いはもう随分前だ。

とてもスペシャルな人で詳しく書きたい所なので、彼との出会いなどは別の記事にアップしようと思う。

挨拶を交わしヘルシンキを少し散策。

どこを歩いてもこの感じ

実際見るのと写真やYouTubeで見るのは全然違う。テンションが上がって色々撮ったがどの写真も似ていた。

リアルクリスマスツリー

公演も緑も多く、ヨガウェアでトレーニングするマダムや大型犬もたくさん見られた。

早速サーモンスープやサラダなどをいただきまして。ガブっとビールを飲みたい気分に。
ヘルシンキは港までもすぐなのでプラっと。

港の方では市場が広がる

大きな船が入ってくるこの港からはエストニアに行くフェリーが出ていたり。きっと他の国にも行くはず。天気も良く、陽があたって気持ちいい。

しばらく歩いて行くといくつか楽器屋も発見。ヘルシンキ、と言うより北欧はメタルが盛んなのもあってかギターショップが多かった。(シンセと言うかポーダブルキーボードがあったくらい)


港に程近い楽器屋さん

店内はJazzが流れる。何か面白いモノはないか探してみたけど、主にこちらもギターやベース、ドラムメイン。

色々話を聞くと1週間前には大型フェスがあったそうで「惜しいっ」と思ったが、彼にLIVEの情報を色々教えてもらった。僕のような一見の外国人にも本当に丁寧に接してくれた。


親切な店員さん

親切にしてもらったので、何か買って帰りたいと思い、少数置いていたレコードを漁ってみるとLittleFeatのアルバムを見つけてGet!!

ホテルへ戻って少し休憩して、フィンランドでは大変人気のあるセカンドハンド(リサイクルショップ)にも立ち寄ったりした。レディースアイテムが多く、きっとテンションの上がる日本人多いんじゃないかなあ。


フリーで開催されるLIVEが多い

トラムと言う路面電車に乗り少し離れた所で開催されていたJazzLiveに行ってみた。


夜20:00でも外は明るい

ナイトライブなのに明るいのはすごく新鮮で、地元の音楽大学生やフィンランドで著名なumo jazz orchestraのメンバーが出演するLIVEだった。




こんな具合で初日は疲れもありつつ、北欧らしい美しい街並みに気分が高揚し歩き回った。

明日からはいよいよ古都ポルヴォーへ。僕以外の演奏者はどんな人なんだろう?

とにかく、この翌日から続く素晴らしく、とても濃い旅になるとは、まだ全然想像もしてなかった。

神戸在住 音楽家 ichiです。普段はサーカスフォーカスと言う音楽グループの1人です。ライブ空間ごと持ち回る音楽サーカスショーを繰り広げていくために目指して日々奮闘中!