シレーヌの心音がやばい話。

去年一昨年と楽しく拝見していた、ゆかりっく Advent Calendar、今年はお酒に酔った勢いもあって登録してしまいました!
自分の考えていることを文字に起こすのは、なかなかに難しいものですね笑
改めて、皆さん本当にすごいです!!

昨日の記事は、ねやがーさん。の「#ゆかり王国駅弁同好会~駅弁で振り返るAFTツアー~」でした。駅弁の写真と共に綴られたツアー振り返り、どれもこれもすごく美味しそう!と思いながら読ませていただきました〜!
今後、もっと駅弁に手を出していきたいです。確かに駅弁って、気軽にご当地物が食べられてお得ですね。
今年のツアーでは、本当に色んな都道府県や会場に行ったなあと、少し懐かしい気分にもなりました。もう師走なんですよね……。


ということで、改めまして。
12月10日を担当いたします、壱音と申します。ゆかりんの前ではいつだって思春期おじさんな、どこにでもいる王国民です。

私は今回、『シレーヌの心音が大好きだ』というテーマで、ひとつ書かせていただこうと思います。

敬体で書くのが苦手なので、常体ですがご容赦くださいませ。




シレーヌの心音について

唐突だが、私は、Strawberry candleに収録されている、シレーヌの心音という曲が好きだ。大好きだ。
数多くある田村ゆかりさんの曲から、お勧めを挙げてと言われたら、ベスト3のうちのひとつとして紹介するくらい、お気に入りの1曲である。


でも、最初から大好きだったというよりも、ライブでこの曲を聞いたことをきっかけに、強く惹かれ始めた、というのが正直なところである。

元々バラードというか、ゆっくりめな曲も好きではあるのだけれど、どちらかというと、THEゆかりん!みたいな曲の方にハマることが多い。

例えば、Strawberry candleに収録されている曲でいったら「Darling Darling」、「逢うたびキミを好きになる」のような曲。
このアルバム以外だと、チェルシーガール、はにむん、恋タイのような、どこからどうみても可愛い、そんな曲がお気に入りになりがちだった。

ーーだってゆかりん可愛いんだもん仕方ない!

だから、シレーヌの心音を最初にCDで聞いたときも、なんだか綺麗な曲だなあ、ゆかりんの声が映えるメロディで良き良き、くらいの印象だった。

それにそもそもシレーヌって言葉の意味も分からなくて
「シレーヌ??どういう意味?もしかして何かのお菓子??」
「ふぅん、セイレーンと同じなのね」
「……で、セイレーンって?黒○エレン?スイートプ○キュア??(違う)」
という感想だった気がする。

そんな私に訪れた転機、それが田村ゆかり LOVE LIVE 2019 *Twilight Chandelier*ツアーだった。


このツアーでシレーヌの心音をはじめて聞いた時、なんだこれは、とその素晴らしさに思わず固まってしまったのを、よく覚えている。

勿論、同じ公演で見た、チクチクの制服も記憶が飛ぶくらいに可愛かった。あれは反則だと思う。何故あの素晴らしき光景を永久に記憶しておけないのか、自分のポンコツな脳を呪いたい程に、凄まじく可愛かった。
でも、その可愛さとは違うベクトルで心に焼きついたのが、このシレーヌの心音なのだ。
田村ゆかりさんの曲には、CD版よりもライブ版(生歌)の方が、より魅力度が増す曲が複数あって、これもそのひとつだと強く思っている。

勿論CD版だって素晴らしい。
最高だ。
その最高を、ライブで更新して来るのだから、うちの姫まじパネェ!である。

シレーヌの心音は、TCツアーを通して歌われた曲だったから、数ヶ月かけてこの曲にドはまりしていった訳だが、そこにきて改めて、シレーヌとは何ぞや?と気になり始めた。

Google先生に聞いてみたところ、

・シレーヌはセイレーンのフランス名
・セイレーンは、ギリシア神話に登場する、上半身が女性、下半身が鳥(もしくは魚)の怪物。
・美しい歌声で人を惑わし、海に引きずり込む。
・セイレーンが歌での誘惑に失敗した場合(誘惑しようとした人間が生き残った場合)は、逆に彼女自身が死ぬ運命にある。

というようなことが書かれていた。(違っていたら申し訳ない!)

とにかく、へええ、という感じである。
TCツアーでは、幕間映像で星座にちなんだギリシャ神話のお話もあったから、そこもぴったりだったんだなあと、ツアー後に改めて感じ入った。

それを踏まえて歌詞を見ると、何だか余計に分からなくなって、ぐるぐるしたまま、結局現在に至っている。

ーー『溺れてる』し『沈んでく』から、きっと、好きになってしまった人間を誘惑し、命を奪ってしまったシレーヌの切ない歌なのだろう。
でも逆に、『溺れてる』のはシレーヌの方じゃないのか、命失ったのもシレーヌの方じゃないのか、とも考えてしまって。人間を愛していたが故に、自らが死ぬと知っていたけど、誘惑しきれなかったんじゃないのか。『抱き締めて』という願いだけを込めて、ひとり海の底へ沈んでいったのだとしたら、それはそれで切ないなと思う。

そして、今まで書いてきたこととは全く切り離して、『溺れる程に愛するあなたに沈んで、ふたり愛を誓う』恋人達の曲と捉えてみても、しっとりとした雰囲気が漂うことに変わりはなくて、違う意味で切なくなる。

つまるところ、とにかくシレーヌの心音は、“やばい”のだと思う。

その“やばい”を増幅させているのが、演奏であったり、ステージの演出であったり、何より、田村ゆかりさんの表現力だったりするのだろう。

凄まじい歌唱力と表現力に思う存分浸ることができたAiry-Fairy Twintailツアー

今年開催されたAiry-Fairy Twintailは、5ヶ月にも及ぶライブツアーだった。あっという間だったから気付かなかったけれど、5ヶ月もの間、ほぼ毎週のように会うだなんて、これはもう遠距離恋愛してる恋人達よりも高い頻度なのでは?

やったね!!

もちろん全通してる訳でもないし、似たような王国民のおじさんがいるのも知っているけれど、それはそれ、これはこれ。

そんな今年のツアーは、コロナ禍の開催ということもあり、応援は拍手と両手のペンライトのみだった。だから、通常のライブ以上に、ゆかりんの声に、歌に、表情に、思う存分浸ることができたと思う。

そしてやっぱり、シレーヌの心音は、やばかった。
ライブの一連の流れ含めて、素晴らしすぎた。

声だけじゃなくて、表情、視線、指先、動きのひとつひとつが、美しくて引き込まれそうだった。息を飲むとは、こういうことなのかと知った。
田村ゆかりさんという方は、演者さんなんだなと、改めて感じた。

ひとつひとつの言葉が澄んでいて、時折見せる微笑みが色っぽくて。声が少し裏返る箇所も堪らない。ああ、このまま引きずり込まれるのも良いかもしれない、なんて何度も思った。

どれだけ聞いても好きだし、聞きたい欲が日毎に増していったのが、私にとってのシレーヌの心音という1曲。


ゆかりん、素敵な曲を、本当にありがとう。

またいつか、ライブで聞きたいです。


全然まとまらなかったけれど、シレーヌの心音がやばくて、とにかく好きで好きで仕方ない!というお話でした。
令和の今は、やばいじゃなくて、エモいって言うんだろうけど、やばいの方が肌に合うので多用!笑
ありがとうございました〜。

明日の記事は、べーやんさん!楽しみです!




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